【ルヴァン杯POラウンド1stレグ】北海道コンサドーレ札幌 – カターレ富山[レビュー] / 引き分けで折り返しやちゃ

ルヴァンカップで快進撃を続けるカターレ富山は、アウェイの札幌ドームで北海道コンサドーレ札幌と対戦やちゃ。札幌とは10年ぶりの対戦で、札幌ドームでは15年ぶりの試合やちゃね。

目次

フォーメーション

カターレのスタメンやけど、前回のルヴァンカップ3回戦と似たようなメンバーになっとるちゃね。ただ、田川知樹、西矢慎平、瀬良俊太、椎名伸志、河井陽介、吉平翼などはベンチ外になっとるし、大幅にターンオーバーしてきとるのう。

札幌は前回のルヴァンカップ3回戦の長野戦のメンバーとほとんど変わってないちゃ。ただ、原康介や家泉伶依など、直近の試合に出場しているメンバーもちょこちょこおるだけに、完全にターンオーバーしたわけでもないがやね。

試合を振り返るちゃ

ひたすら背後を狙うちゃ

立ち上がりが良かったのはカターレやちゃね。

カターレは札幌の3バックに対してのプレスは、CFの碓井聖生と、両サイドの伊藤拓巳、松岡大智の3人でプレスをかけていくちゃね。その3人に対してプレスをかけていってよぉ、ビルドアップを潰していくちゃ。これが効いていたのか、札幌は立ち上がりからパスミスを散発していて、カターレはいい感じにゲームを進めていたのう。

そして攻撃は、最終ラインで細かくつないでいって、相手の陣形が崩れたタイミングを見計らって、シンプルな縦パスを3バックの背面や横をめがけて蹴っていってよぉ、3人の抜け出しから打開を図っていったがいちゃね。

相手のミスを突き碓井が先制点やちゃ

8分にゴールが生まれるちゃね。

カターレが最終ラインでボールを回しててよぉ、3バックを敷いている札幌がラインを上げてハイプレスへ行っていたがやけど、札幌のボランチの中村桐耶がなぜか残っていたがやね。そこを見逃さなかったカターレが、川上優樹のロングフィードを入れてよぉ、末木が抜け出したがよ。そして、末木の折り返しを碓井聖生が決めたがやね。

カターレのゴール…というよりは、札幌の守備にツッコミどころがあるがやけど、それでも逃さずにゴールを決めたのは大きかったのう。札幌の守備に大きな問題を抱えているシーンがこのシーンで感じさせられたもんやちゃ。

防戦一方の展開になるちゃ

ただ、札幌もこのまま終わるチームやなくて、ビルドアップの形を変えてきたがやね。

3人でハイプレスをかけるカターレを嫌がって、ビルドアップの形を変えてきとるのう。この状態でカターレが3人でプレスへ行ったら、簡単に剥がされてしまうがで、立ち上がりのようなハイプレスはかけられなくなって、徐々に札幌に押し込まれる展開になったのう。

ただ、カターレが敷いている[4-4-2]の守備網は崩されることはなくて、前半終了間際にパスミスから失ったところを、長谷川竜也にロングシュートを狙われて、バー直撃になった以外は、これといったピンチはなく、前半を1-0でカターレがリードして折り返したじゃ。

菅大輝起用で更に圧力をかける札幌

前半は崩されるシーンは少なかったがやけど、札幌はハーフタイムに日本代表経験者の菅大輝を起用してくるちゃ。

原康介を右サイドへ移して、菅大輝を左に起用してきたがやけど、これは結構きつかったのう。

まず、菅大輝の個の強さが際立っていて、右サイドから攻め込まれる展開が目立っていたのう。そして、左も原康介が度々侵入を試みてくるがで、両サイドが後手後手に回る展開になって、耐える展開になっていたじゃ。それにCBにポジションを移行した中村桐耶は、最終ラインからの攻撃参加でハーフスペースから侵入を試みるがで、カターレの最終ラインの負荷が高くなってきたのう。

ただ、札幌が人数をかけて攻撃するということは、上手くボールを奪えればビッグチャンスを作れそうな展開でよぉ、実際に後半の立ち上がりから、2度ほど碓井聖生が抜け出しそうな展開になっていて、カターレにとってはカウンターから追加点を奪えそうな展開でもあったがよ。

脇本を起用して5バックにするちゃ

そしてよぉ、防戦一方になっていたカターレはよぉ、脇本晃成を起用していくちゃ。

ハーフタイムから札幌が日本代表経験がある菅大輝を起用してきた辺りから、4バックで守るのがだいぶダヤなってきとったがでよぉ、カターレは守備のテコ入れをしたがやね。後半ほとんどボールに触れていなかった伊藤拓巳を下げてよぉ、カバーリングに優れるワッキーを起用していって、3バックの中央に入れるがよ。実質「スイーパー」になるちゃね。

5バックにするとどうしても重心が下がり気味になって、カウンターに行きにくくなってしまうがやけど、札幌が5トップ気味に攻撃してきとるがやから、カターレとしては5人で攻めてくる相手に対して、対面で5人を並べて対応していく形にしとるがやね。こういう攻撃時に5トップを形成してくるようなチームに対しては、常套手段と言えるやろう。

不運のオウンゴールも引き分けで終了やちゃ

交代後のカターレは、最終ラインにスペースができることはなく、だいぶ固い守備になっていたがで、脇本起用後は耐える展開であることには変わりないがやけど、守備自体はだいぶ安定しとったのう。

反面、先制ゴールを決めた碓井聖生のアクシデントによって、交代を余儀なくされたがやね。そこでマテウスを起用したがやけど、カターレはマテウスのところにボールを入れても、なかなかボールは収まることができず、ほとんど攻撃ができない状況になっていたじゃ。5バックにしてしまった分、1トップが孤立しやすい状況になってしまったがで、全体的に下がり目になってしまったやろう。

そしたら、82分に左サイドのハーフスペースに侵入した長谷川竜也が、クロスを上げてきたがやけど、これは今瀬淳也がクリアしきれずに、ゴールが決まってしまったじゃ。これで札幌が同点やちゃね。

そんでカターレは坪川潤之と布施谷翔を起用して、再度攻撃にかかろうとしたがやけど、長い時間守備に奔走していただけに、なかなか良いボールが供給されることがなかったじゃ。試合は1-1で終了やちゃね。

雑感

ホーム県総に繋げる貴重な引き分けやちゃ

結果としてはアウェイで引き分けは上々の結果やろう。

これまでのルヴァンカップの試合展開と異なり、だいぶ耐える展開が長くて、札幌の波状攻撃が続いたがやけど、最後の10分まで集中した守備で失点しなかったのは本当に大きいしよぉ、カターレの整備された守備が上位カテゴリーにも通用するのが証明されたと言えるちゃ。

本当は前がかりになった札幌に対して、カウンターから2点目を奪えれば完璧やったがやけど、そこまでの攻撃に精度がなかったのは、ちょっこし悔やまれる部分ではあるちゃ。そんでもハードスケジュールで札幌遠征により、かなり厳しい中で戦った中では、ミッションを果たしたと言えるちゃ。

次はホームで札幌を迎えるちゃ。今季無敗のホームだけに、勝利を収めてプライムラウンドへ進出したいちゃね。

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