推しの子のファンもアンチも木村響子さんも、全ては「推しの子」制作陣の手のひらで転がされとるがですねえ…

5月24日によぉ、TVアニメ「推しの子」の第7話が放送されとったがいちゃ。

目次

絶賛炎上中やちゃね

リアリティショー編が現在放送されとるちゃね。リアリティショー編については、第5話から展開されとってよぉ、主人公の星野アクアを始めに10代の若い子が出演しとるがいちゃね。「推しの子」では、リアリティショーで起きていることを忠実に取り込みながらよぉ、よくストーリーを作って来とるちゃね。

今回の中心人物はよぉ、元天才子役の黒川あかねについてやちゃ。真面目で努力家の黒川あかねやけど、リアリティショーでなかなか目立てなくてよぉ、そんで事務所からもプレッシャーをかけられとったがいちゃ。そんでもって、追い打ちをかけられるようにネットでは誹謗中傷を受けていたがいちゃね。

そこで第6話では、追い詰められた黒川あかねは、自殺を試みようとしたところで、主人公の星野アクアに間一髪で止められたところで、次回に続く…という感じやったがやね。

ただ、その後に「推しの子」が炎上したわけやちゃ。

あわせて読みたい
推しの子のリアリティショー編が今更騒がれとるちゃねえ… 今春から始まったアニメ「推しの子」の最新話がえらい炎上しとるがいちゃね。 https://youtu.be/PgBvV9ofjmA 【原作から読んどるちゃ】 オラは漫画家の横槍メンゴさんの...

内容としては、前回のブログ記事で書いたようによぉ、2020年5月にリアリティショーの「テラスハウス」に出演しとったプロレスラーの木村花さんが自殺されたがやけど、それをモチーフとして作られたという噂が上がっててよぉ、そんで母親の木村響子さんが「心から軽蔑する」と非難しとったがいちゃね。

まー、こればっかしは、無根拠で作品を既存している木村響子さんが迂闊やったとオラは思うがいど、被害者遺族であるということから、木村響子さんの発言に乗っかって、推しの子を非難する発言が目立っていたのう。

同時に木村響子さんに対して、誹謗中傷する人も結構おったこともあって、Twitterユーザー同士でやり合うような状況になっとったのう。まあ、酷い状況やちゃ。

自殺未遂から復活、そして覚醒する黒川あかね

そんな炎上しまくっている「推しの子」やったがいど、5月24日に7話が放送されたがいちゃ。

そんで7話に入っていくわけやけどよぉ、主人公のアクアに自殺を止められた黒川あかねがよぉ、どのように生きていくのか…というのがテーマになってくるちゃね。

冒頭では、子役時代に黒川あかねのライバルであった「重曹ちゃん」こと有馬かなの解説が入るがやけどよぉ、まず「リアリティショーは世界で50人以上の自殺者を出している」と発言しとったがいちゃ。アクアは「番組は監督責任を取るべき」とも説明しとって、やはりリアリティショーの問題を指摘しとるちゃね。

そこでいう「大人がガキを守らなくてどうするんだよ」というアクアの発言はしびれるちゃね。

そんで、黒川あかねがどうしていくのか…と聞いたがやけど、あかねは「続ける」と判断したがいちゃ。

そっからはアクアがいろいろ裏工作をしていって、共演者たちは黒川あかねに協力していっていくがいちゃ。映像制作の技術があるアクアや、共演者の鷲見ゆきやMEMちょが中心に動画を作っていって「本物のリアリティショー」を作っていくという流れながいちゃね。

いやあ…ステキな友情やちゃね…。

そんで、鷲見ゆきとMEMちょの提案で、黒川あかねは「アクアの好みの女性」を演じることにしたがいちゃ。

推しのアイドル「星野アイ」の子供として生まれ変わったアクアにとっては、やはり永遠の憧れであり母親である「星野アイ」に一途ながいちゃね。それを抽象的に説明しているところで、MEMちょが「B小町の星野アイ?」というように聞いたもんやから、黒川あかねは星野アイを演じようとするがいちゃ。

アクアは「誰にも再現できるはずがない」と期待していなかったがいど…。

そんでこれながいちゃね…。

https://twitter.com/_AkaneKurokawa/status/1661430306044547073?s=20

そして、黒川あかねは完璧に星野アイを完全に演じきったわけやちゃ。

いやあ、これは本当に鳥肌がたったじゃ…。声優の石見舞菜香さんの演技も完璧でよぉ、思わず声が出るくらい驚いたのう。原作はもちろん知っていたし、どういう展開になっていくのかもわかっていながらもよぉ、それでも驚かされれるもんやから、本当に圧倒されたじゃ。

これは現実を食っとるやろう…

当初よぉ、オラとしては放送日は気持ちを切り替えて、推しの子の7話を純粋に楽しもうと思っていたがいちゃね。外野の雑音がうるさくて、正直かなりイライラしているのはあったがいど、やはりアニメというのは見て楽しむものやからのう。そこは切り替えてかんなんまいと思ったもんやちゃ。

ただよぉ、そんな心構えも必要ないほどの神回やったじゃ。

推しの子に対するTwitterでの発言とか見ていると「同じような事件があるから配慮しろ」とか「リアリティショーを賛美するな」とか見たもんやけどよぉ、実際作中ではしっかりと「誹謗中傷はダメ」とか「リアリティショーの制作は無責任」とか「大人がガキを守ってあげないとどうするんだよ」ときっぱりと批判的に表現しとるちゃね。

そんでもって、自殺未遂まで起こした黒川あかねが、いかに救われていくのか…というように描いていったわけやけど、共演者たちによって励まされて復活した黒川あかねがよぉ、最後には「星野アイを完コピ」という覚醒で終わっていくわけやちゃ。

いやあ、これはすごいちゃねえ。

こういうことを言うと非常に悪いかもしれんがやけどよぉ、ここ最近の推しの子への批判とか炎上やったり、そんでもって実際の被害者遺族まで出てくるような事態もよぉ、すべてこの7話を引き立てるためにあったのかなーと思えるほど、完璧に現実社会を食ってしまっていると感じたじゃ。

「推しの子」は現代アートの領域やちゃ

最後にいうがやけどよぉ、推しの子は「現代アート」ながいちゃね。

あわせて読みたい
「娘の友達」は現代アートになりうる漫画やちゃ どうも。最近「現代アートソムリエ」という肩書をもらうことになった、入善町在住のとれぱん先生やちゃ。これからは「現代アートソムリエ」こととれぱん先生としてよろ...

現代アートの条件としては、3つあると以前書いたがいちゃ。

・現代の状況に対する反応であること
・批評性を持っていること
・一定以上のクオリティがあること

これ、全部「推しの子」に当てはまってしまっとるがやね。

リアリティショー編によってよぉ、実際に誹謗中傷によって自殺してしまった人の母親まで反応する事態になってしまっとる時点で、まず「現代の状況に対する反応である」ことを言い表しとるちゃ。

それに2番目の「批評性」も言うまででもないちゃ。

3番目に関しては、やはり赤坂アカ先生の原作に、横槍メンゴ先生の作画と、その道ではプロ中のプロがやってのけているちゃ。それにアニメ制作においていもクオリティは言うまでもなく、声優も石見舞菜香さんの演技を始めに圧倒的やちゃ。それにYOASOBIによるオープニングテーマも、女王蜂のエンディングテーマも素晴らしいちゃ。

それによぉ、あらゆるところに突っ込まれようが、全て跳ね除けるくらい、理詰めも完璧にできとるちゃね。

ここまでやってのける「推しの子」は、まさに驚異の作品やちゃね。

そんでもって、彼らの素晴らしいところに関しては、世間の反応に対しては、相手にしていないところにもあるのう。被害者遺族があーだこーだ言ったところで、彼らは彼らで完璧な仕事をすりゃいいわけやしよぉ、むしろ反応しないことによって「世間を弄んでいる」感もあっていいちゃ。

やはり「推しの子」はよぉ、手のひらで世間を転がしているがいちゃ。末恐ろしいちゃ。

Monacoinを投げる
モナゲ(tipmona)ってなに?
そもそもMonacoinってなに?



よかったらシェアしてくりゃっせま
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

コメント

コメントする

目次