推しの子のリアリティショー編が今更騒がれとるちゃねえ…

今春から始まったアニメ「推しの子」の最新話がえらい炎上しとるがいちゃね。

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原作から読んどるちゃ

オラは漫画家の横槍メンゴさんのファンということもあってよぉ、連載開始のときから「推しの子」を読んでいるちゃ。今春のアニメではオラは「僕の心のヤバい奴」と「地獄楽」とともに毎週楽しみにしとるちゃ。

あらすじとしては、主人公の青年が前世の記憶を持ったまま、推していたアイドル「星野アイ」の子供「星野アクア」として生まれ変わった「転生モノ」であって、双子の妹「星野ルビー」とともに、芸能界を生き抜いていくストリーながいちゃね。

初っ端からえらい衝撃的な展開の連続でよぉ、1巻からえらい話題やったがいちゃね。それもよぉ、その1巻の内容をよぉ、アニメ版では初回を90分の特別版として放送されとったがいちゃね。しかも全国の映画館で上映しとったくらいで、まあえらい大規模なことしとったがいちゃ。

内容としては、芸能界の華やかな部分と、シビアな部分を描いていくという内容になっとるがで、横槍メンゴ先生のかわいい絵柄から想像もつかないほど、物々しいものになっとんがいちゃね。

これが好きでよぉ、オラも単行本の1巻から買い集めているちゃ。

リアリティショー編が炎上しとるちゃね…

まあ、今春の大目玉のアニメだけによぉ、毎週話題になっとるわけやけど、今週はなんかえらい妙なところになってきとるちゃね。

第6話でリアリティショー編がやっとるがやけど、そこでよぉ、出演している「黒川あかね」という女性キャラがよぉ、ネットの誹謗中傷を受けて、自殺を図ろうとした描写があったがやね。そこでよぉ、間一髪に主人公の星野アクアが救出したわけやけど、この話を実際にあった話のオマージュであるという風説が流れてしまってて、炎上してしまっとるがいちゃ。

実際にあった事件というのちゃ、2020年にテラスハウスに出演していたプロレスラーの木村花さんが、ネットの誹謗中傷を受けて自殺してしまった事件やったがやけど、その木村花さんのお母さんである、木村響子さんが信じ込んでしまって「心から軽蔑します」とツイートしてしまっとったがいちゃ。

何を今更騒いどるがやら?

オラから正直に言わせていただくがいど「何を今更騒いでいるがよ」としか思えんかったのう。

「推しの子」の連載が始まったのは2020年4月で、事件が起きたのは2020年5月ながいちゃね。そんでリアリティショーのタイミングとしては、2020年10月頃やからタイミング的に「木村花さんを連想する」というのは、まあ自然な流れではあるかなーと思うちゃ。

ただよぉ、原作をリアルタイムで読んでいた立場からしちゃ、何人かの読者は、木村花さんを連想された方はおられるがいど、ヤングジャンプで連載されたタイミングでも、単行本が発売されたタイミングでも、特に炎上騒ぎになるようなことはなかったがいちゃね。

要するによぉ、今回の炎上騒ぎは「アニメ」で発生したと言えることやろう。

原作のファンからしたら、アニメでやっとる内容は、原作に沿った作品やから、炎上するがなら、ヤングジャンプで掲載されたタイミングで起こるべきことかと思うちゃ。ただよぉ、ヤングジャンプや単行本で読んでいる読者は、多少なりとも木村花さんを連想された方はおったとしても、決めつけるような発言をするようなもんはおらんかったと考えられるやろう。

そう考えたら「推しの子はアニメ化したことによって馬鹿に見つかるようになった」と考えられるかと思うちゃ。

実際の事件に似たような作品になっていることが原因やなくて、漫画やアニメなどの創作に対するリテラシーが低い人達が騒いだことが原因であると、原作のファンから見たら、そう見えるわけやちゃ。

作品に責任を求める以前に、騒ぐことに責任を持ってほしいと思うちゃ。

証拠不十分やないけ?

いろいろ言われているところやけど、実際問題、本当に実際の事件をモチーフとしとるかどうかちゃ、はっきりと断定できんちゃね。

こういう作品というものちゃ、結構前から構想を練っているもんで、実際に原作の赤坂アカ先生が話を作っていて、作画の横槍メンゴ先生がいつ原稿を出しているのかちゃ、オラどもからは正確なことはわかっていないことは頭に入れておかんなんやろう。これは作品に関わる方々でしか知り得ないことではあるちゃ。

…ということでよぉ、証拠不十分な状況であることは踏まえておかんなんちゃね。

誹謗中傷の連鎖は見たくないちゃ

ということで、こういうツイートを木村響子さんへの引用で書いたがいちゃ。

おそらくよぉ、自分の娘さんが亡くなっている状況下で「オマージュした作品が出ている」というように知らされたら、冷静にはおられんやろうとは考えられるちゃ。

ただよぉ、証拠不十分な状況下で「推しの子は木村花さんをモチーフにしたに違いない」と断定するのちゃ、作品に関わる方々への無根拠の風説を流すことに加担することになるがやから、非常にまずいと思ったがいちゃ。確かな裏付けになるという根拠を示しているわけでもないがに、作者を決めつけるようなことちゃ、ただ作品や作者を傷つけている行為にしかなっていないと思ったがいちゃ。

誹謗中傷の定義としては「社会的評価を低下させるような根拠のない悪口やデマを流すこと」とあるわけで、木村響子さんの発言は、この定義から考えたら、誹謗中傷になりうると思ったがよ。

誰よりも誹謗中傷と戦っているはずの木村響子さんが、誹謗中傷に加担する側になってしまうのは、オラは見たくないがいちゃ。まさに「ミイラ取りがミイラになる」に近い状況になってしまっていないかと感じたがいちゃね。

オラとしては、こういう誹謗中傷の連鎖は見たくないものながいちゃ。

モチーフにしたからといって何が悪いがか?

あとよぉ、仮にモチーフにしたからといって、何が悪いのか…というところはあるちゃね。

法的な観点から考えても、まず「実際に遭った事件をモチーフとした作品を描いてはいけない」ということはないしよぉ、そもそも法的に間違えているわけでもない方々を、過剰に責める行為ちゃ、ただの私刑としか見えないもんで、法治国家の人間がやるようなことに全く見えんがいちゃね。

こういう創作というもんちゃ、見たいもんが見りゃいいし、見たくないもんは選ばなければいいものながやから、ファンというものは、単純に好きな作品を持ち上げて、好きでない作品は無視して、自分の好きなものを探していればいいんやないかと思うちゃ。

おそらく騒ぎ出すような輩ちゃ、どっか間違えた正義感をこじらせてしまっとるのかと思われれるがやけど、創作というものは「楽しむもの」であるのが大前提であって、そこに「正義」かどうかなんて。別に優先的に語るようなことでもないと思うちゃ。

ただよぉ、木村花さんのことにモチーフにしたように言いふらしてよぉ、当事者に届くような発言をしてしまったもんは、それ相応の責任を取るべきではないかとオラは思うちゃ。

傷つく人に届くように言いふらす輩は、はっきり言って最低やちゃね。

不十分な根拠で断定する人がおるから人が自殺するちゃ

いい加減長くなってしまったがで、最後に言いたいことがあるちゃ。

やはり「決定的な証拠があるわけでないのに断定してはいけない」ということやちゃね。

オラの推しの子に関するツイートでよぉ、根拠がガバガバながに「木村花さんをモチーフにしたに違いない」と断定口調でツイートしとる人がおったがいど、正直やばい人達としか思えんかったがやね。

こういうのちゃ、木村花さんを自殺に追いやった、誹謗中傷のツイートをした人達と同じことをやってしまっとるも同然やからのう。

まー人間というのちゃ、どうしても「信じたいものを信じてしまう」ところがあるもんやし、それがガバガバな根拠であっても、断定的に信じ込んでしまう人は一定数おるがやけど、こういうのちゃ、無意識なうちに誹謗中傷に加担してしまうがで、オラは注意しないといけないなあと思うちゃ。

最後にこう締めておくちゃね。

無根拠で信じ込んでしまう君たちみたいのがおるから、人は自殺するがですよ

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