【サッカースタジアム】スタジアム状況のデータを読み解くちゃ【陸上競技場】

Xで国内スタジアム状況に関するポストをしてきとるがいど、ブログでその解説をしとくちゃ。

目次

国内のスタジアム状況についてやちゃ

これは文部科学省が出している情報やちゃね。

2002年のW杯で開催した日本のスタジアムが、その後どうなっているのか…というデータながよ。2002年W杯は、様々な形態のスタジアムで開催されたがやけど、埼スタやカシマを始めとしたサッカースタジアム、日産スタジアムやビッグスワンなどの陸上競技場、そして特殊なケースやけど札幌ドームとあるちゃね。

平成28年やから8年前のデータやけど、その当時と同じくらいのスポーツイベントは行われているがで、おそらく今もさほど変わっていないと考えられるやろう。

本来なら最新のデータから語るべきやけど、一応こちらから読み解いてみるちゃ。

大雑把に分けて4種類あるちゃ

このデータからわかるのは、大きく分けて4つに分けることができるちゃ。

サッカースタジアム埼玉スタジアム2002
カシマスタジアム
ノエビアスタジアム神戸
陸上競技場(Jクラブのホーム)日産スタジアム
デンカビッグスワン
大分銀行ドーム(現レゾナックドーム)
※ヤンマースタジアム長居
陸上競技場(Jクラブの準ホーム)ひとめぼれスタジアム宮城
エコパスタジアム
※ヤンマースタジアム長居
多目的ドーム札幌ドーム

まずは多くのサッカーファンが大好きな「サッカースタジアム」やちゃね。

分かりやすいところでは、客席とピッチが近くて、サッカーファンにとっては最も望ましいとするスタジアムやのう。ピッチが近いということで、迫力や臨場感が数段違って感じるし、サポーター目線からすると、ゴール後に選手のパフォーマンスをすぐ近くで見れるし、場所によってはハイタッチできることもあるがで、観戦体験が数段にアップするのは間違いないところやろう。

それにピッチ外も芝生に覆われていることから、選手目線ではライン際の攻防が安全というのもあるし、あとはピッチからドレッシングルームまでの距離も近いところが特徴的やちゃ。選手目線でも観客目線でもベストのスタジアムと言えるやろう。

そして陸上競技場やちゃ。

多くが国体に合わせて建てられたものやちゃね。サッカーも陸上競技もできるスタジアムということで、地方ではよくあるスタジアムと言えるやろう。国体が終わった後にJリーグクラブが使用している…という例が多いところやのう。

ただ、陸上競技場もJリーグがホームとして使うところと、そうではないところが分けられるちゃ。

あとは、特殊な例である札幌ドームやちゃね。2年前までNPBの日本ハムファイターズがホームにしていたとこで、試合数が多い野球に使われていたところやちゃ。ここは特殊すぎるので今回は割愛するちゃ。

サッカースタジアムは60日前後やちゃ

まずはサッカースタジアムやけど、やはり使用用途はサッカーが中心になるのう。埼玉スタジアムやカシマスタジアムはサッカーでの使用に限定されていて、他の競技ではほとんど使うことはないのが現状やちゃね。

ただ、ノエビアスタジアム神戸のように神戸製鋼コベルコスティーラーズも使用しとるがで、サッカー以外のスポーツも対応するところはあるちゃ。むしろ、サッカー専用になっているスタジアムは少数であって、全国的にはサッカーもラグビーも行われるスタジアムのほうが多いやろう。北九州のミクニワールドスタジアム北九州は、ラグビー関連でかなり使用されている様子ながで、ラグビーと一緒に使う例は結構あるのう。

そんでもよぉ、埼スタ、カシマ、ノエスタなどを見た感じやと、やはり「年間50〜60試合前後」というのが、今の使用状況とも言えるやろう。

Xでは一部のアカウントから「サッカースタジアムはJクラブ専用」などと言って、公益性はないと発言しとる人がよくおるがやけど、今回のデータから見ると、埼玉スタジアムもカシマスタジアムもホームスタジアムとして使用しているJリーグクラブだけではなく、高校サッカーや代表戦などで使用されているのは明らかやちゃね。

芝生の管理を理由に「Jリーグしか使われていない」とか言っとるもんは、よくXでおったりするがやけど、カシマスタジアムのデータにプロが20日程度で、他が40日程度になっとるのを見ると、むしろ「アマチュアのほうがよく使っている」というのが事実であることがわかるちゃ。

まあ、埼スタの「国際/選手権/プロ」というところも、浦和レッズだけやなくて、日本代表が使っとるし、高校サッカーでは毎年使用しとることを考えたら、本当に嘘もいいところやちゃ。

よって「サッカースタジアムはJリーグ専用というのは悪質なデマ」であることが明らかやちゃ。

これより小規模なスタジアムやとまた様子は変わるやろうけど、そこはまた調べてみんなんとこやちゃね。

Jクラブが使うと陸上競技の稼働日数に大差ない?

そんでよぉ、よく「陸上競技場は多目的に使えるからいい」などと主張するもんがおるがやけど、実際はどうやろうかと思って、日数をピックアップしてみたじゃ。

日数的にはよぉ、実はJクラブのホームとしてあまり使われていない「ひとめぼれスタジアム宮城」と「エコパスタジアム」が110日以上使用されていて、むしろ「Jリーグクラブがいない方が稼働日数が多い」というのがわかるちゃ。

そんでよぉ、Jリーグのチームがホームで使用しとるスタジアムになると、アルビレックス新潟がホームに使用している「デンカビッグスワン」が全体で81日ながで、結局Jリーグのチームがホームで使用しとると、スタジアムの稼働に数が激減するのが明確にわかるちゃ。

これにはいろんな理由は考えられるがやけど、Jリーグの公式戦も、陸上競技の記録会も、どちらも週末に行われるがで、どうしてもバッティングしてしまう点が大きいやろう。観客を集めなければならないプロのサッカークラブも、参加者は普段は会社務めや学業をしとるもんが多い陸上競技にしても、結局はみなさん週末を使いたいことには変わりないちゃ。

こういう状況になってしまったら、結局はサッカーも陸上競技も、使いたい日が被ってしまうがで、いくら多目的に使用できるスタジアムだと言っても、施設のそのものの稼働日数が特段に上がるわけではなく、結局はサッカースタジアムと大差がないとも言える状況ながよ。

Jクラブがいないと陸上の稼働日数が多いが…

そんでもう一つ気になるのが、Jリーグクラブがあまり使用していない「ひとめぼれスタジアム宮城」と「エコパスタジアム」についてやけど、こちらは年間100日以上も陸上競技で使用されとるちゃね。

サッカーで使いたいもんがおらん分、陸上のニーズが大きいのがわかるちゃね。

ただよぉ、一つ気になるところは、「ひとめぼれスタジアム宮城」も「エコパスタジアム」も、稼働日数がJリーグのクラブが使用しているスタジアムに比べて、赤字額がかなり多くなってしまっとるちゃね。使用日数こそは多いがやけど、公共サービスの観点からアマチュアには安く提供しているところを考慮したら、年間5億円以上の赤字はやはり出てしまうと言えるやろう。

Jリーグのクラブが使用しとる陸上競技場になると、ビッグスワンが2億円程度になっとるように、だいぶ赤字が抑えられるようになっとんがやね。

このデータから見るように、国体仕様の大型の陸上競技場というものは、やはり大きな維持費はかかってしまうもんやけど、Jリーグのクラブが使用することによって、スタジアムの収支をまだマシな状態にしているのがわかるちゃ。

ただ、7万人以上の収容人数を誇る日産スタジアムは、横浜Fマリノスがホームスタジアムで使用していてもよぉ、結局は年間5億円以上の赤字は出てしまうがで、巨大すぎるスタジアムは大きな負荷になることがわかるちゃね。

客席が少ない陸上競技場と客席を用意したサッカー場を作るべき

まとめるとこんな感じやちゃ。

  • サッカースタジアムの使用日数は年間50〜60日程度
  • 陸上競技場はサッカーをやらなければ稼働日数が増える
  • Jリーグがホームで使えば、サッカースタジアムも陸上競技場も稼働日数に大差ない
  • 国体仕様の陸上競技場の赤字は、Jクラブが使うことで軽減している
  • 稼働日数が多ければ、赤字が減らせられるとは限らない。因果関係はない。

こういう状況下を考慮したら、サッカーも陸上競技も同じ場所でプレーすると、やはり双方がバッティングすることが多くなってしまうちゃ。それ故にサッカースタジアムと陸上競技場はそれぞれ用意してよぉ、サッカー関係者も陸上関係者もきっぱり距離をおける状況にするのがベターやちゃね。

サッカー場に関しては、やはりJリーグの集客状況を考慮して、1万人以上収容するものがいいやろう。陸上競技場は逆によぉ、陸上関係者のニーズに合わせて、コンパクトなサイズで、客席は少なめにしとくのが良いやろう。

サッカースタジアムは「見るスポーツ」であり、陸上競技場は「やるスポーツ」とくっきりテーマ付して、それぞれ用意しておいた方が、多くの人を満足させられると考えられるちゃね。

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