金沢県立図書館へ行ったらよぉ、おもっしい本を見つけたがいちゃ。
鳥取県に有害図書指定された本やちゃ
この本はよぉ、昨年に鳥取県から有害図書指定された本ながいちゃ。
有害図書になった本といっちゃ、こないだ「アリエナイ医学事典」のレビューを書いたがやけど、おもしかったがでよぉ、三才ブックスで同じく有害図書指定されとった本を探していたらよぉ、石川県立図書館に「アリエナイ工作事典」があるのを知って、金沢へ行く用事と合わせて、借りることにしたがいちゃ。
ということで読んでみるちゃ
Chapter.0「暗黒玩具の製作」
ダイソー裏工作講座
いきなり凄いのが来たじゃ…。ダイソーで買えるものを使ってよぉ、いろいろ作れるという話やちゃね。自分の工作レベルを知る上では、丁度いいとか言っとるにか。なんか凄いちゃね。じゃあ、何を作れるがやろうか???
- ハイパワースリングショット
- 真空爆音発生装置
- ハンドメイド用蓄光パウダー
- ハイパワー青色パルス装置
- 電球実験キットの限界を突破する!
- 実験用スタンドをDIY
- ダイソーの注射器と針を合体
- 使い捨てライターの分解と活用方法
さり気なく凄いことしとるちゃ…!
まず「ハイパワースリングショット」やけど、あまりにもハイパワーすぎるがで、殺傷能力があるレベルになってしまっとるちゃね。ピーラーと自転車補修用の虫ゴムを組み合わせたら、えらいおっかない武器になるのが凄いのう。
それにダイソーにある注射器と針を組み合わせるところとか、実際にやり方を書いてしまっているところが、なかなかキテいる本やと思ったじゃ。
ページを開いていったらよぉ、なんか凄いのがいろいろ出てきたがやね。
- 自転車用空気入れで作る「実践向け超強力水鉄砲」
- キュウリも両断できる「傾向型超高圧ウォータージェットガン」
- 激安酒を蒸留して「消毒用アルコール」を作る
これもよぉ、しっかり写真を掲載してよぉ、物理の計算式もきっちり記載した上で、ちゃんと作れるように紹介しとるがいちゃ。ネタとして読んで見るつもりでおったがやけど、実際のところは、かなり実践向けであってよぉ、技術があれば本当に作れそうなもんやったと思うちゃ。
鳥取県で有害図書になったがやと
しっかしよぉ、こないだ紹介した「アリエナイ医学事典」同様によぉ、これも鳥取県が有害図書指定にしたがいちゃ。
そんでよぉ、この「アリエナイ工作事典」で問題視されたのが、これながいちゃ。
- 狂気の吹き矢製作
- DVDレーザー銃をDIY
うむ。これまたステキなものが問題視されとるちゃね。これも触れていくちゃ。
狂気の吹き矢製作
これは半端ないちゃね。100均素材の突っ張り棒をベースとした銃としとってよぉ、空き缶を細工したものと、アルミ缶と3Dプリンターを駆使して作った矢の部分を作っていくがやけど、これが本当に武器になるくらい、強力なものになってしまっとんがやね。
手軽に手に入るものでよぉ、人や動物をも殺せてしまうほどの武器を作れるということながでよぉ、鳥取県は「青少年の残虐性を誘発する」ということを理由に、有害図書に指定してしまったわけやちゃ。
これに対して三才ブックス側は「運動方程式を身につけるための絶好な題材」ということで、科学・工学に興味を持ってもらいたいという意図で収録したと書いてあったじゃ。同時によぉ、鳥取県の「青少年の粗暴性・残虐性を誘発する」という指摘ちゃ、そういう編集側の思いとは、相反するものであると主張されとるのう。
「誘発する」ということで、本を制限していく行為ちゃ、表現の自由と言うか、なんか教育そのものを理解していないのかなーと感じてしまうのう。こういう本があっても、実際にやらかさないようにするのが教育であって、本を有害図書に指定していくのちゃ、教育者が責任放棄しとるように見えるちゃ。
それに鳥取県立図書館に「吹き矢と科学」という本があるらしいがやけど、これを貸出可能にしとるがに「アリエナイ工作事典」を有害指定にしていくのちゃ、酷いダブルスタンダードやちゃね。
DVDレーザー銃をDIY
DVDプレーヤーから取り出したレーザーポインターを使ってよぉ、超強力なレーザー銃を作る過程をよぉ、写真付きで紹介されとるちゃね。マッチが燃えてよぉ、フロッピーディスクも貫通するくらいのもんながいちゃ。これは凄いちゃね。
これに対して鳥取県はよぉ、電流の流れによっては非常に危険なものであることを指摘してよぉ、青少年の暴力性を誘発するもんやと指摘しとられるがやね。
鳥取県の主張に対しては、三才ブックスは「部品を揃えて自作するためには一定の専門知識が必要」であることを主張しとるのう。それに電子工作の興味を持っていただくために掲載しとるもんであって、別に暴力を助長させる意図なんてないと主張されとるちゃ。
それに「こんな面倒なことやるくらいなら100均のカッターの方が早い」と主張されとるのう。
これは三才ブックスの編集部が正しいじゃ。レーザー獣を作るがにしても、よほどの専門知識がないとやれんもんやし、これを中高生レベルの科学を学んできている人がやろうとする方が、非現実的やろう。
いかにも鳥取県が「禁止するために無理やり理由を作った」のが見え見えやちゃ。
Y.NAKAJIMAみたいなもんやないけ?
これは…まさにあれやないがですかね…?
こういうのを見ていて思い出すのは、有名YouTuberの「Y Nakajima」さんの動画やちゃね。
機関車トーマスを魔改造して、キャタピラつけて戦車にしたり、人型トーマスロボットにしたり、火炎放射機関車トーマスにしたり、レーザー獣で襲撃するトーマスにしたりと、まあ凄い工作をばっかししとられる方やけど、それと「アリエナイ工作事典」は通じるものがあるちゃね。
こういうのを見ていると、オラなんかは「おもしろい」とか思うし、同時に「科学や工学をまた学びたい」とか思うもんやし、実際にこういう工作をしてみたいなーと思ったりして、少年の気持ちに戻ったようにワクワクするもんかと思うちゃ。それをよぉ、出る杭を打つような感じで、有害扱いにしていくのちゃ、まあひどい話やちゃね。
「アリエナイ工作事典」を禁止にした時点で、鳥取県は全国的に遅れた県になったのは確定したやろう。これからの鳥取県は科学・工学分野でずーっと出遅れていくのは間違いないし、どんどん衰退していくのは間違いないちゃ。
モナゲ(tipmona)ってなに?
そもそもMonacoinってなに?
コメント