【有害図書】鳥取県民は読めない「アリエナイ医学事典」を読んだじゃ

図書館にこんな本があったがいちゃ。

目次

鳥取県に有害図書指定されたがいちゃ

この本はよぉ、ちょっこし前に話題になっとった本ながいちゃね。

「アリエナイ医学事典」「アリエナイ工作事典」「裏グッズカタログ2022」の3冊がよぉ、鳥取県の有害図書指定されてしまったがいちゃね。有害図書になってしまったことでよぉ、Amazonでの販売も中止になってしまってよぉ、地方で決められたことながに全国に悪影響をもたらしとるということで、結構問題になっとったがいちゃ。

どうやら

「性的感情を刺激するもの」「粗暴性又は残虐性を誘発し、又は助長するおそれのあるもの」「薬物の使用を著しく誘発し、又は助長するおそれのあるもの」の3つに当てはまるということで、指摘しとったがいちゃ。

これに対して出版社の三才ブックスは反論しとったがいちゃ。

まあ、オラも鳥取県のやっとることは無茶苦茶やと思うちゃね。「有害図書」に決めるというプロセスが不透明すぎるがやし、出版社・作者側の反論に耳を傾けることなく「有害図書」と決めてしまうのは、民主的でないと思うちゃ。

それによぉ、鳥取県の条例ながに、Amazonでの販売ができなくなっとるというのが、地方自治の範疇から逸脱していないかと思うのう。しかも「事前の連絡もない」というのが、出版社の経済活動を何やと思っとるがでしょうか?

ということで読んでみるちゃ

実際に読んでみたがいちゃ。

主なトピックとしては「闇の医学史」「裏基礎医学」「世界の奇病・難病」などに分かれていてよぉ、事実に基づいていろいろ書いてあるがいちゃ。人体実験とか麻薬とかエロネタとか臓器売買とか、まあいかがわしいネタがたくさん書かれとるがでよぉ、かなり刺激ながいど、同時に知的欲求が湧いてくる本ながいちゃ。

割とよく言われている「ブルーベリーが目にいい」という話とかも、論文で否定されている話は書いてあったりするがいど、韓国で兵役を逃れるためにわざと病気にさせたとか、骨格標本は本物の人間の死体から作られていたという話とか、いい感じやちゃ。

で、問題とされたのが、この5項目ながやね。

  • 電極アナル挿入から精子ダダ漏れ薬まで…強制射精の世界
  • 秘密の奥にある第2の処女膜”子宮口の処女”を奪うとは?
  • 最強兵器はかつて医療機器だった!?チェーンソーの殺傷力
  • 学科が良くても性病なら不合格…東大入試のチ〇コ検査
  • 会いたくて会いたくて震える人のための…恋煩いの治療法

まあ、どれもタイトルからして凄い感じやちゃね。いかにも頭の固そうな県のお偉いさんとかが怒りそうなネタともいえるやろう。ただよぉ、ちゃんと読んでみんなんちゃ。

強制射精の世界

字面からしてすごいがやけどよぉ、実際に下半身不随になってしまった人とかの精子を搾り取るためには、強制的に射精させるというのがあるみたいやちゃね。バイブレーターをつけて刺激させることで、強制的に出してしまおうという感じやけど、まさに「それはどんなエロマンガの世界ながですか?」と思ってしまうちゃね…。

あとよぉ、牛とか馬とか豚とかの精子を絞り出すがにやっとる方法で、肛門に電極を入れて下半身に電流を流す方法を人間にもやっていたことが書かれとるちゃ。あとは注射を使ったりするとかのう?

しっかしよぉ、軽いノリで「精子をゲットだぜ!」と書いてあるがで、こんな軽いノリで書いてしまっとるとこに、オラは笑いが出てしまったもんやちゃね。これは本当に刺激的なもんやちゃ。

ただよぉ、鳥取県の回答に書いてある「青少年の性的感情を刺激する」というのは、さすがに言いがかりにやろう。まさか鳥取の青少年が、みんな大きい電極をケツの穴にぶっ刺してよぉ、電流を流してしまわないかと思いこんどるがやろうか?

これが本当ならよぉ、鳥取県の青少年は変態ばっかしやとなりかねんちゃ。

子宮口の処女を奪うとは?

今度はこれやちゃね。これもすごい字面やちゃ。

エロマンガにある描写を取り上げながらよぉ、実際にはどうなのか…という話ながいど、実際のところは、子宮は固すぎて開かないしよぉ、ましては男性器が入るわけない…という話ながいちゃ。ファンタジーやちゃね。ファンタジー。

で、実際によぉ、子宮口を開いていたことが、昭和ではやっていたことを本で紹介されているわけやけど、それはよぉ、中絶するときにやっていたみたいやちゃね。これは実際にあった事実を書いているわけやちゃ。

ただ、子宮口に男性器が入る…みたいなネタはないちゃね。

これに関してよぉ、鳥取県がまた「青少年の性的感情を刺激する」など書いててよぉ、有害指定の理由にしとんがやね…。

しっかしよぉ、作者はあくまでも「危険な行為」としてきっちり書いとらっしゃるがいちゃ。それも医学の本からの引用やしよぉ、当然写真に関しても引用しているだけに過ぎんがいちゃ。あくまでも事実がベースになっていることは踏まえておかんなんところやろう。

これが本当に鳥取の青少年を刺激するがなら、鳥取県の青少年はいっつも子宮口を妄想しているようなとんでもない変態としか思えんちゃ。

チェーンソーの殺傷力

今度はチェーンソーの殺傷力に関する話やちゃね。

まず、チェーンソーは元々医療器具として開発されていたという事実を書いているちゃね。ドイツの企業が開発して、それがアメリカに出回っていることが書いてあるちゃ。「人体をチェーンソーで切る」とかおっかない話やけど、実際にこういう話はあったもんながいちゃ。

鳥取県からは「青少年の粗暴性または残虐性を誘発する」と書いてあるがやね。

ただよぉ、この本ではあくまでも「自己責任で検索する」というように書いてあるしよぉ、チェーンソーの使用に関しても、キックバックによる自爆事故が起きているだけに、しっかり注意することが書かれているちゃね。際どい記事ではあるがいど、最低限の配慮はできている内容やないかと思うちゃ。

これが本当に鳥取県の青少年の粗暴性を誘発するとしたら、鳥取県は「リアルチェンソーマン」の世界になってしまうことには違いないやろう。

東大受験のチ〇コ検査

次はこれやちゃ。これも字面からしてすごいちゃね。

これは戦前の日本でよぉ、東京大学の合格者を健康診断したらよぉ、3分の1の人が性病にかかっていたという話があって、それから東大の入試にはチ○コを検査していたという、ほとんど都市伝説やないかと思えるくらいのことが会ったという話やちゃね。

しかも、戦時中の日本では、徴兵の際に性病のチェックをしていてよぉ、その頃の写真もきっちり掲載してあるがやね。この辺り、しっかり資料を揃えているところを見ると、本当に驚かされるもんやちゃ。

これについて鳥取県は「チ○コ、キンタマ、租チン検査の表現が使われ、検査の写真が掲載されている。青少年の健全な成長を阻害する恐れがある」と書いてあるちゃね。

あくまでも内容に関しては「性病は予防しましょう」というところはきっちり書かれているわけやしよぉ、さすがに「健全な成長を阻害する」というのは言いがかりになってしまうかと思うちゃ。そもそもこの記事は「性病が蔓延していた事実」を書いているわけやしのう。さすがに「チ○コ」「キンタマ」「租チン検査」の言葉で頭に血が登っただけやなかとオラは思うちゃ。

「チ○コ」「キンタマ」「租チン検査」で、青少年の健全な成長を阻害する…という話になったら、鳥取どころかすでに日本全国が性病天国になってしまっとるはずやから、さすがに鳥取県が頭に血が上りすぎやないかと思うちゃ。

恋煩いの治療法

最後はこれやちゃ。「恋煩いの薬」についてやちゃ。

今までは「卑猥」「性的感情を刺激する」「残虐性を誘発する」とか書いてあったがやけど、今度に関しては「恋煩い」を精神病として認識してよぉ、「恋煩いをなくす薬」の話になっとんがいちゃ。

「強迫性障害」になると見ていてよぉ、どうやら躁うつ病になる話ながいど、その治療法について書かれているがやけど、主に書いとることが「薬を使うと良い」とか、それでも効かないなら「電気ショックを与えると良い」みたいな話になっとんがやね。これはなかなか強烈な内容やないかと思うちゃ。

これについては、鳥取県は「青少年の薬物の使用を著しく誘発する」と書いてあるちゃね。

…これはちょっこしわかるかもしれんちゃ。青少年という精神的に不安定な時期ちゃ、薬の誘惑に弱い時期とも言えるがで、こういうのは「パキシル錠」ならまだしも、効かないなら「マジックマッシュルーム」まで書いてしまうのちゃ、結構強烈やなーと思ってしまったじゃ。

ただよぉ、全部読んでみて思うのは、別に「麻薬の濫用を推奨する内容ではない」ということやちゃね。この辺りは、オラも精神安定剤みたいのを服用している立場であるがで思うことやけど、この手の規制ちゃ、日々変わっていくところではあるし、医療目的なら緩和されとるところはあるちゃね。

薬物乱用に関しては、教育者が啓蒙していくことが大切やと思うがやけど、こういう本を有害指定にすることで、自分達の仕事をサボろうとか思っとんがでしょうか?

この本以前に、いろいろ薬に関する本は触れられる機会があるわけやけど、それを踏まえて考えたら、鳥取県が心配する前によぉ、鳥取県はすでに麻薬が蔓延している地域になってしまっとるはずやちゃ。

極端な解釈しとんやないけ?

いろいろ読んでみて思ったがいど、確かに「アリエナイ医学事典」そのものちゃ、かなり刺激的な内容やしよぉ、若い子が見たら結構衝撃を受けてしまうかもしれんちゃ。

ただよぉ、この本は事実がベースにあってよぉ、あくまでも紹介しているのであって、別に推奨しているわけではないがいちゃね。それに指摘している主張と、記事の内容が噛み合っていないようなところが随所に見られるわけやけど、鳥取県はよぉ、この「有害図書」を指定することが目的になっとって、ほぼ言いがかりに近いことを書きなぐっているんやないかと思ったのう。

とはいえよぉ、この本は最初から最後まで見ていて、かなりエキサイティングな内容やったしよぉ、ものすごく勉強になったものもたくさんあったのは確かやちゃね。

まあ、鳥取建民にはこの本は読むことができんがやけどよー、他県の方々が鳥取県民の分まで楽しんでいただきたいところやちゃね。

鳥取県の人は、読みたければ引っ越しを検討するべきやちゃ。

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