【読書】大河正明「社会を変えるスポーツイノベーション」を読んだじゃ

Jリーグ、Bリーグ、SVリーグを読み解くには重要の書籍を読んだじゃ。

日本のプロスポーツにおけるキーパーソンの1人やちゃ。三菱東京UFJ銀行の銀行員やったがやけど、2010年からJリーグ入りしてから、プロスポーツに携わってきている方ながよ。2010年から5年間、Jリーグに携わってきて、2015年からはBリーグ、そして2022年からはバレーボール界へ行ってよぉ、今はSVリーグのチェアマンになっとるがいちゃ。

主な功績としてはこんな感じやちゃ。

  • Jリーグクラブライセンス制度を導入
  • J3リーグ創設
  • 2代目Bリーグチェアマン
  • びわこ成蹊スポーツ大学学長
  • SVリーグチェアマン

簡単に言えばこんな感じやちゃ。

そういう実績がありながら、表立って出るような感じの人物でもない感じながで、川淵三郎さんや村井満さんのような知名度があるわけやないけど、残してきた実績は本当に大きい人物で、今のJリーグ、Bリーグなどあるのは、彼によるところは大きいがやね。

コンテンツはこんな感じやちゃ。

CONTENTS

はじめに

CHAPTER 1 人事・組織ガバナンス
「ガバナンス」こそがスポーツ界発展のための最重要課題
1 スポーツ界の課題
2 FIBA による制裁
3 JBA ガバナンスの再構築
4 スポーツ団体の不祥事とガバナンスコード
5 スポーツ団体の機能分割・集約

CHAPTER 2 リーグ・クラブ経営戦略
明確なビジョン,定量的目標で組織を動かす
1 スポーツの産業化
2 リーグ経営戦略
3 クラブ経営戦略

CHAPTER 3 マーケティングI ソフト・ハード一体経営
日本のスタジアム・アリーナはまだまだ二流
1 プロスポーツビジネスのあれこれ
2 スタジアム・アリーナ改革
3 夢のアリーナ

CHAPTER 4 マーケティングII デジタルマーケティングとメディアカンパニー
デジタルマーケティングへの取り組みの遅れは致命傷
1 デジタルマーケティング
2 メディアカンパニー
3 アジア戦略

CHAPTER 5 財務・ファイナンス
クラブライセンス制度導入に伴う健全経営の促進
1 クラブライセンス制度の導入
2 ライセンス制度導入後のJ リーグ
3 財務上の課題と解決策

CHAPTER 6 スポーツ界発展のために
人が第一,戦略は二の次
1 経営の軸
2 ガバナンス
3 人材育成
4 スポーツ経営『あいうえお』

CHAPTER1に触れていることは、日本のバスケ改革に関することやのう。ガバナンスがぐちゃぐちゃになっとって、リーグが2つに分裂していたり、バスケ界隈の中の「ムラ化」していたことで、代表が低迷するどころか、国際機関から制裁を受けるまでになっていたところからよぉ、一気にひっくり返した話が出てきとるのう。それにJリーグにも言える話やけど、当時のバスケ界の運営はブラック企業化していることにも触れていたがやけど、そこにも手をつけていたことが記されているちゃ。

結構印象に残っている言葉は「リーグ機構は独占組織だから襟を正さなければならない」というところやちゃ。

これ、Bリーグ創設前のバスケ界の状況から改革する上で、強く感じてらっしゃったところやろう。自らの経験から通じるところながで、すごく重みのある言葉に思えたじゃ。

あと、大河正明さんを語る上で外せないのが「クラブライセンス制度」の導入やちゃね。

これは、Jリーグ、Bリーグ、SVリーグにも共通して言えることやけど、そのスポーツを高めていくためには、やはりライセンス制度による規律が必要であることが書かれてあるちゃ。特に大きなことは銀行員だった経験から、財政基準が多く触れられとんがよ。

導入される前のJリーグやと、大分トリニータが9億円の債務超過を出したりして、資金ショートに陥りそうになっていたりよぉ、他には東京ヴェルディ、FC岐阜、アビスパ福岡など結構危なかった時期やったがやね。一番大きいのは大分の件やけど、世界的な動きとしてはドイツが取り入れているクラブライセンス制度が成功していることから、FIFAやAFCが各国のサッカー協会にクラブライセンス制度の導入を要求していたこともあり、それが大きなきっかけとなって、財務基準を定められるようになったがよ。

ライセンス制度によって、厳しく基準が定められたことによって、各クラブがかなり引き締まった印象が強いちゃね。実際に財務基準によって、クラブが破産しかねないレベルでの財政危機はJリーグでは発生しとらんし、コロナ禍も乗り越えているがで、財務基準がいかに大きいのか感じたもんやちゃ。

そして、財務基準を設けることによって、各クラブが緊張感を持つようになったのと同時に、スポンサー収益や入場料収益など「稼ぐ」ことに強く意識を持つようになったことも触れているちゃ。

財務基準によって身の丈を超える選手補強とかできなくなった代わりに、各クラブは「いかに収益をあげてチームに投資していこうか」という方向になったのが分かるちゃ。「スポーツの産業化」というのを大きなテーマとして書かれている書籍やけど、成長させるためには財務基準という「規律」がいかに大切なのかを感じさせられたじゃ。

そんで、CHAPTER3のとこに触れられているがやけど、スポーツ庁が掲げる「スタジアム・アリーナ改革」について、結構細かく書かれているちゃね。

スタジアムやアリーナについては、JリーグもBリーグも、国体で使用されていたものをそのまま使っていることが多くて、プロスポーツとして使用するには観戦がしづらいとか、ホスピタリティが不満とか、アクセスが悪いとかの問題はちょこちょこあるがよ。それがネックでスポーツの産業化の障壁になっとるのが書かれていて、そこを解決させるためによぉ、スポーツ庁が「スタジアム・アリーナ改革」を掲げているちゃ。

大河正明さんは「お金のプロ」であることから、スタジアムやアリーナの改革について、スポーツ産業が更に発展していく可能性を数字で表しとるがやね。Jリーグやとパナソニックスタジアム、Bリーグやと沖縄アリーナが主に触れられているがやけど、やはり「観客目線に立って改革する」ことの大切さが記されていたじゃ。

スタジアム・アリーナ関連については、新しい箱が欲しいチームを応援される方々は、一度目を通していくといいとオラは思うちゃ。

そんでやはりデジタルマーケティングについて触れとるのう。Jリーグ、Bリーグが積極的に導入されてきているがやけど、まずはSNSによる情報発信によって若い層にも触れやすいようにしとるのは大きいちゃ。スマホチケットに関しては、Bリーグが率先して導入して、後にJリーグにも波及しとるがやね。あとは、デジタルマーケティングによって、顧客のデータベースを作ったりして、観戦環境の改善とかに務めてきているのが分かるちゃ。

なんかいろいろ長く書いてみたがやけど、大河正明さんの書籍を見ていると「財政規律をしっかりして、マーケティングをしっかりしたら、スポーツ産業が成長していく」というのがよく分かるちゃ。

将来、スポーツに携わりたいと思っている方々には、必読の書やとオラは思うちゃ。


社会を変えるスポーツイノベーション 2 つのプロリーグ経営と100 のクラブに足を運んでつかんだ,これからのスポーツビジネスの真髄 [ 大河 正明 ]
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この記事を書いた人

とれぱん先生のアバター とれぱん先生 ブログ管理人

富山県の入善町に在住やちゃ。
2019年までプレーしていたハンガリー代表GKガボール・キラーイを応援しとったがいちゃ。今は地元のJリーグチーム、カターレ富山を中心に、いろんなスポーツを見とんがよ。バレーボール(KUROBEアクアフェアリーズ)、ハンドボール(アランマーレ富山)なども応援しとって、最近はクリケットもチェックしとるちゃ。料理、ギター、イラスト、温泉・サウナめぐりなども好きやちゃ。やわやわと頼んますちゃー

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