開幕まで全部終われるかな…と思いつつ、J3のチームをチェックするシリーズやちゃ。今回は元カターレの代健司選手がキャプテンを務めとらっしゃるテゲバジャーロ宮崎やちゃ。
一桁順位で終了やちゃね
北から順番にやろうと思ったがいど、やっぱし書きやすそうなところから書いていくことにするちゃね。昨シーズンは9位で終了したテゲバジャーロ宮崎やちゃ。
宮崎関連は、何度かブログで書いているからのう。割と「書きやすい」チームながいちゃ。
2021年は最終節まで優勝争いをしとって3位で終了した宮崎やったがいど、ヘッドコーチの倉石圭二をはじめに、昨シーズンは強力２トップの梅田魁人と藤岡浩介によぉ、中盤の軸である前田椋介、そんで今はカターレに加入した大畑隆也など主力がごっそり引き抜かれたこともあって、なかなか難しいシーズンやったのう。
ただよぉ、中盤戦から盛り返して、結局は一桁順位で終了したがいちゃ。主力が大量に放出しとって、下位に予想する人がだいぶ多かったがやけど、持ち前の組織力でシーズンを乗り切った感じやちゃね。工藤壮人さんが水頭症でお亡くなりになる不幸もあった中で、いわきや松本にも勝利するなど、後半戦は上位陣を引っ掻き回す存在として際立っていたがよ。カターレは宮崎に連勝はしたがやけど、内容的には宮崎の方が上回っとる印象が強くてよぉ、改めてテゲバジャーロ宮崎はいいチームやと思ったもんやちゃ。
「名伯楽」松田浩監督が就任やちゃ
シーズン終了後に宮崎は髙﨑康嗣監督の退任を発表したがやけどよぉ、その次に招聘したのが、前ガンバ大阪監督の松田浩さんながいちゃね。
これは驚く人選やろう。かつて神戸、福岡、栃木などで実績を築いとったがやけど、しばらくナショナルトレセンとか、長崎の育成部門とかに行っとって、現場から離れとる時期があったがよ。それが2021年に長崎の監督交代により、再び監督業につくとよぉ、昨シーズン途中に降格圏に低迷していたガンバ大阪の監督に就任して、チームを立て直してJ1残留に導いたがいちゃ。
そんな松田浩監督がガンバの監督を退任して、次はどこへ行くのか注目されとったがやけど、なんとテゲバジャーロ宮崎やったがやね。これにはかなり驚いた方も多いやろう。オラも正直びっくりしたじゃ。
今年も入れ替わりが激しいちゃね…
さて、テゲバジャーロ宮崎のオフについてやけどよぉ、今冬も入れ替わりが激しいがやね…。
加入
GK 青木心（順天堂大）
DF 井原伸太郎（鹿児島）
DF 北村椋太（福島）
DF 眞鍋旭輝（山口）※期限付き
DF 西岡大志（愛媛）
MF 東出壮太（熊本）
MF 新城暖基（宮崎U-18）
MF 金川羅彌（日章学園高）
FW 南野遥海（G大阪）※期限付き
FW 山崎亮平（長崎）
FW 杉浦力斗（金沢）
FW 石津大介（岐阜）
FW 松本幹太（山形）※期限付き
FW 青戸翔（讃岐）
FW 永田一真（福岡大）
退団
DF 綿引康（相模原）
DF 奥田雄大（徳島）※讃岐へ完全移籍
DF 新保海鈴（山口）※岩手へ期限付き移籍
DF 神野亮太（ヴェロスクロノス都農）
DF 瀧澤修平
MF 徳永裕大（藤枝）
MF 岡田優希（町田）※北九州へ完全移籍
MF 千布一輝（鹿児島）
MF 西田恵（金沢）※奈良へ完全移籍
MF 小野寺達也（引退）
MF 三村真（福山シティ）
FW 薗田卓馬（ジェイリース）
今冬も入れ替わりがかなり激しいちゃね。今回は中盤の軸である徳永、千布がいなくなってよぉ、エースストライカーとして活躍した岡田が北九州へ行ってしまっとるちゃ。質の高いポゼッションを形成していた中盤の軸がぶっこ抜かれとるがで、これはモデルチェンジに迫られそうな感じには見えるのう。
そんで加入した中盤の選手はどうなっとるかと言ったら、結構若い選手ばっかしながやね。ユース上がりと高卒とガンバからの期限付きで加入した若手の3人やちゃね。徳永や千布の後でプレーするのちゃ、結構大変かと思うがいど、逆に見たらチャンスともいえるやろう。
予想フォーメーション
監督が松田浩さんやから、まず[4-4-2]は手堅いやろうと思われるがやけど、いかんせんメンバーが本当に予想ができないチームやちゃね…。特に中盤は主力が下澤以外は引き抜かれてしまっとるがで、こればっかしは自信がないがよ。
守備陣に関しては、鹿児島から戻ってきた井原が入れば、割とおなじみのメンバーがそろう感じになるちゃね。大熊健太は本来は左SBが本職やけど、昨シーズンの終盤にはCHで起用されていたがで、こっちにしてみたじゃ。宮崎は守備の統率もいいチームやし、ゾーンディフェンスを代名詞としとる松田浩監督が加わったら、より安定感のある守備が成熟してくるやろうと考えられるちゃ。
問題は中盤から前のポジションやけど、中盤は下澤は鉄板としとくけど、あとは本当に予想できないのが正直なとこやのう。ベテランの山崎に熊本におった東出にしてみたがやけど、松田浩監督のことやから若い選手が台頭していくことは十分に考えられるところやろう。
前線に関しては、大型FWの橋本とガンバから期限付きで加わった南野を有力として考えてよぉ、スーパーサブ的な立ち位置で残りのFWが出てくるのかなーと考えてみるのう。FWの登録の選手が結構多いチームながで、一定数の選手はサイドハーフとしても考えられるやろう。
このチームの今年の注目選手はよぉ、オラは南野遥海に期待したいところやちゃね。J初年度は梅田と藤岡で、昨シーズンは岡田と、ストライカーがきっちり活躍できているのが、このチームの強みであったがいど、次ブレークしていくとしたら、松田浩監督についていった南野がどれほどやれるかが、焦点を当てて行ってみたいところやのう。
元々組織的な土台はしっかりしとって、おそらく守備面では大崩れしなさそうなチームやし、このチームの場合は、やはりアタッカーの活躍次第で上位に進出していくかどうかになっていくかなーと思うちゃ。
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