W杯決勝はレビューを書くちゃ。
フォーメーション
W杯連覇を狙うフランスは[4-3-3]でよぉ、だいたいの主力メンバーが入っとるがいど、中盤が準決勝で欠場したラビオが入っとるがやね。戦前は多くの選手が体調不良を言われていたがいど、その辺りはどうなるやろうか？
36年ぶりの優勝を狙うアルゼンチンやけど、ちょっこしいじってきとるがやね。リオネル・スカローニ監督は、従来の[4-4-2]から、システムを[4-3-3]に変えてきとってよぉ、本来は右に入っとったアンヘル・ディ・マリアが、左に入ったがやね。
動きが重いフランスをアルゼンチンが圧倒
この試合を見ていて思ったのはよぉ、フランスの立ち上がりがあまりにも重かったがやね。
戦前で報道で出ていたようにコンディション不良があまりにも酷いのか知らんがやけど、まったくもって運動量がなくてよぉ、前半からプレー強度でアルゼンチンが上回る状況やったがやね。
この日のアルゼンチンのスタメンちゃ、左サイドにディマリアを起用しとるがやね。スカローニ監督の采配はこれが正解でよぉ、徹底的に左サイドから攻めとったがやね。対面におったウスマン・デンベレは全く何もすることができなくてよぉ、背後のジュール・クンデは守備に奔走しとったがで、フランスとしては非常に良くない展開やったのう。
そうしとるうちによぉ、24分に左サイドのディマリアが突破してきたところをよぉ、ウスマン・デンベレが後ろから引っ掛けたがで、アルゼンチンにPKが与えられたがやね。これをメッシが決めて先制やちゃ。
アルゼンチンのペースのまま進んでいってよぉ、今度は36分にカウンターからメッシ→マックアリステルと繋いで、最後はディマリアが裏に抜け出してゴールを決めて、アルゼンチンが追加点やちゃ。これでアルゼンチンの試合になっとってよぉ、フランスはシュートを打てないままやったがやね。
前半のうちから選手入れ替えやちゃ
このままやとフランスは良いところがないままになりそうなところをよぉ、デシャン監督は前半のうちに2枚変えてきたがやね。
ジルーを下げるのはどうかと思ったがいど、ジルーに良いところがなかったデンベレを下げてよぉ、ランダル・コロムアニとマルクス・テュラムを起用してきたがやね。そんでエースのキリアン・エムバペをトップに入れる布陣になったがいちゃ。
そんでハーフタイムを挟むちゃ。2-0でアルゼンチンリードやちゃね。
後半になってもアルゼンチンは盤石やちゃ
後半になってもアルゼンチンのペースには変わりなかったがやね。この時間帯のフランスは本当に良くなくてよぉ、最大の得点源であるエムバペも焦れて下がってボールを受けざるを得なくなって、えらいカオスな状況になっとったがやね。
対するアルゼンチンはマック・アリステルとエンソ・フェルナンデスの出来が良くて、フランスに全くシュートを許さない展開になっとったのう。アルゼンチンはディマリアを下げて、マルコス・アクーニャを入れていって、プレー強度を保っていこうとするがいちゃ。
本大会素晴らしいプレーを見せてきているアクーニャやけど、準決勝は出場停止やったがやね。そういうこともあってか、だいぶコンディションは良さそうでよぉ、強靭なフィジカルが結構効いていたがやね。この地味に効いてくる交代がフランスにのしかかってきているところでよぉ、デシャン監督は動き出すがやね。
中盤省略大作戦やちゃ
71分になってよぉ、フランスは2回目の交代をするがいちゃ。2枚替えながよ。
なんとよぉ、今大会素晴らしい出来やったグリーズマンを下げとるがやね…。この采配はオラもびっくりしたのう。下げるならラビオかと思っていたがいど、まさか中盤のつなぎ役であったグリーズマンを下げてくるとは思い切ったことをしてくるがやね。そんでウイングのキングスレイ・コマンを起用していくがいちゃ。そんで左SBはテオ・フェルナンデスを下げて、エドゥアルド・カマヴィンガを起用していくがやね。
エムバペ大爆発で同点やちゃ
これでもよぉ、アルゼンチンが上手くゲームをコントロールしとる展開やったがいど、フランスはもうシンプルに縦にボールを送っていって、フィジカルで勝負していくのを徹底しとったがやね。
なんかヤケクソみたいなやり方やと思っていたがいど、それが上手くハマっていくがやね。80分にコロムアニが裏に抜け出したところを、アルゼンチンのDFオタメンディが止めてしまって、PKを与えられるがよ。そしたらエムバペがきっちり決めて1点差に迫るがよ。
この1分後によぉ、メッシからボールを奪ったコマンからカウンターで、ラビオを経由してエムバペに入るとよぉ、テュラムとのワンツーから抜け出したエムバペが見事なボレーシュートを決めて同点に追いつくがやね。
アルゼンチンとしては痛恨やちゃね。メッシが奪われたところで、なんか集中が切れたような瞬間が出てしまってよぉ、そこからフランスが決めきってしまったわけやちゃ。しっかし、この試合、ほとんどボールを触れんかったエムバペがよぉ、この一瞬で見事な集中力を発揮するとは本当に恐ろしいちゃね…。
追いつかれたアルゼンチンは右SBのモリーナを下げて、モンティエルを起用するちゃ。この後の10分間はオープンな展開が続いてよぉ、フランスもアルゼンチンも決定機を作るがいど、アルゼンチンGKエミリアーノ・マルティネス、フランスGKウーゴ・ロリスが好セーブを見せてよぉ、これで延長戦へ行ったがよ。
交代枠を余らせていたアルゼンチンが息を吹き返すちゃ
延長になってからよぉ、両チームは交代策を取っていくがいちゃね。フランスは脳震盪のラビオを下げて、ユスフ・フォファナを起用するがよ。そしてアルゼンチンは疲れが見えてきたフリアン・アルバレスとロドリゴ・デ・パウルを下げて、ラウタロ・マルティネスとレアンドロ・パレデスを起用していくがやね。
これでアルゼンチンがだいぶ吹き替えしたがやね。この試合素晴らしかったデ・パウルに代わって出場したパレデスに、ラウタロ・マルティネスによって、アルゼンチンは攻撃陣に再びギアが上がってきたがよ。延長後半になって、モンティエルのパスから、ラウタロ→メッシ→マックアリステルと繋いで、ラウタロがシュートを放つがよ。それはロリスが防いだがいど、こぼれ球をメッシが詰めて、アルゼンチンが勝ち越したがいちゃ。
このままアルゼンチンがよぉ、徹底的な時間稼ぎで試合終了をまとうとしとったがいど、試合終了間際によぉ、エムバペのシュートをモンティエルが手でブロックしてしまって、フランスにPKを与えられたがやね。これをエムバペが決めて、フランスが再び同点に追いつくがよ。これでエムバペはハットトリックやちゃね。
これで試合は3-3で終了して、PK戦に突入するがよ。
PKを制したアルゼンチンがW杯優勝やちゃ
PKはよぉ、最初はエムバペとメッシが決めたがいど、フランスがコマンとチュアメニが失敗したがよ。アルゼンチンはディバラ、パレデス、モンティエルがきっちり決めて、アルゼンチンがW杯優勝を決めたがいちゃ。
まさにメッシvsエムバペの決勝戦であったがいど、一瞬で状況が変わってしまうサッカーの醍醐味を感じさせられる試合やったじゃ。最初はアルゼンチンがそのまま行ってしまいそうな雰囲気やったがいど、一瞬で2点を奪ったフランスは見事やったし、延長になって息を吹き返すアルゼンチンに、土壇場でハンドでPKになったりとか、えらい半端ない試合やったもんやちゃ。
最高の試合を演じてくれた両チームには、本当に感謝やちゃね。ありがとうやちゃ。
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