「邪神ちゃんドロップキック」の富良野編を見てみたじゃ

北海道の富良野市がふるさと納税で制作費を集めて、夏に放送されたアニメ「邪神ちゃんドロップキック」の第3期の富良野編の内容を巡ってよぉ、決算審査特別委員会が「富良野市のイメージを落とす」ということで、不認定にしたことが波紋を呼んどるちゃね。

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「臓器売買の提案」が問題視されたらしいちゃ

「邪神ちゃんドロップキック」といっちゃ、女子大生が魔界から召喚した悪魔「邪神ちゃん」を召喚したがやけど、その邪神ちゃんが女子大生を殺したら魔界に帰れることを知っとるがで、女子大生にドロップキックをしようとするがいど、ことごとく返り討ちに遭うというギャグコメディながいちゃね。

まーオラもよく知った作品やないがやけど、結構ブラックなネタが多くて、かわいい絵柄の割には、かなり過激でめちゃくちゃやっとるイメージはあるちゃね。

…ということでよぉ、第3期では、北海道富良野市がふるさと納税で制作費を募って、富良野編が放送されたがやね。

ただよぉ、その内容には、邪神ちゃんに借金があるがで、臓器売買を提案するという描写があるとしてよぉ、それが社会通念上、許されない行為として、富良野市のイメージを落とすものではないか…ということでよぉ、富良野市議会で問題視されてよぉ、15日に2021年度の一般会計決算を不認定としたらしいがやと。

いやあ、こういう「臓器売買を促す」描写で、政治問題にしてしまう富良野市議会そのものが、市をあげてのギャグをやっとるとしか思えんのう。議会でマジな顔して「臓器売買は許しませんちゃ!!!」なんて言っとったがかのう?

抗議した市議は佐藤秀靖さんやったっかのう?

オラにはそれ想像するだけで、市議の人が「現実とフィクションの区別をつかないヤバい人」にしか見えてこないのが正直な感想やちゃ。

無料配信をしとるちゃね!

これを受けてよぉ、「邪神ちゃんドロップキック」の公式アカウントは、1週間限定の無料配信とアンケートを実施しとるちゃね。

いやあ、この迅速な対応は素晴らしいちゃね。それも「限定で無料配信するがで視聴者に委ねます」というスタンスで、北海道新聞のリリースから当日のうちに公開に踏み切っているところは、オラは正直すごいなーと思ったもんやちゃ。

市議会のやってしまっとることちゃ、はっきし言って「特定の市議会議員の主観でしかない」ことで、独断で勝手に予算を決めてしまっとる行為であって、表現の自由とかも全く理解もできていないやべー人間かと思ったがやけど、制作サイドは極めて民主的な考えを持ってらっしゃるかと感じられたじゃ。

つまりよぉ、この制作サイドのアクションちゃ、「富良野市は民主主義が機能しているのか?」ということを突きつけているも同然かとオラは思ったじゃ。

イメージを落とすのは邪神ちゃんだけやにか

実際よぉ、オラも見てみたがやね。

作品の内容に関したら、ちょっこし知っている程度でしかなかったがやけど、噂通りの「ブラック」な作品やちゃね。可愛らしい絵柄ながに、悪徳な闇金融に手を出して莫大な借金を抱えとるとか、金利が京まで行ってしまうとか、本当にクロいがやねえ。

しかも、全国を点々としているのちゃ、借金取りから逃れるためやしのう。すごい話やちゃ。

実際によぉ、問題とされとる「臓器売買」に関しちゃ、もう一人の主人公の花園ゆりねちゃんが提案したもんながやね。この臓器売買に関しては、最初の方から出てきて、途中のコマでも出てくるくらいながで、結構印象に残るものにはなっているかと思うちゃ。ほんじゃから、抗議しとる富良野市議にも、視聴した後は「臓器売買…臓器売買…」というような感じで、そこばっかり引っかかっとる状態になっとるかなーと思ったじゃ。

でもよぉ、これはあくまでも邪神ちゃん周りの設定の話であってよぉ、別に「富良野は臓器売買が盛ん」など言っとるわけではないのは確かやちゃ。

むしろよぉ、富良野編の作中に関しては、7割型は富良野の観光PRがきっちりされとって、こりゃ「邪神ちゃんドロップキック」のファンは、富良野へ足を運びたくなるやろうなーと思わされたじゃ。

「邪神ちゃんドロップキック」は、約3年前の報道によると、累計100万部発行しているがやから、富良野編を放送したことによって、結構な経済効果や認知度向上に貢献しとるんやないかなーと感じさせられるちゃ。

こういうのはオラの住んどる入善町でやってくれたら、本当に嬉しいもんやちゃ。

アキバ冥途戦争は臓器を担保に掛け格闘しとるちゃね

臓器ネタで思い出すものといっちゃ、チェンソーマンの主人公のデンジがそれで食いつないでいた話があげられるところやけど、オラとしたら「アキバ冥途戦争」の第3話が印象的やちゃね。

このアニメは、メイド喫茶で働く女の子を描いた「お仕事アニメ」やけどよぉ、この世界でのアキバでは、メイド同士が暴力団顔負けの血みどろの抗争を繰り広げられとる、バイオレンスな作品ながいちゃね。

その3話ではよぉ、「あきばふわふわすいーとくらぶ」という地下格闘技の掛け格闘が舞台ながいど、ギャンブル依存の店長が、内臓を担保にしてギャンブルするという描写があるがいちゃ。

これは凄まじいちゃねえ。この作品は1999年の秋葉原が舞台でよぉ、その頃の秋葉原はメイドの抗争で荒廃しとって、とんでもない世界として描かれとるし、それも「アキバでは臓器も売買されていた」と、どストレートに秋葉原はそういうものやと描かれとんがやねえ。

こりゃ、富良野よりもすごいことになっとるかと思うちゃ。

富良野は「現実とフィクションの区別がつかない町」ながけ?

しっかしよぉ、今放送されている「アキバ冥途戦争」を視聴しとってもよぉ、普通は「秋葉原では臓器売買が堂々と行われている」と信じ込む人なんて、まずおらんがやないかなーと思うしよぉ、ましてやアキバのイメージが下がるとも全く思わんやろう。

それに比べたら、「邪神ちゃんドロップキック」は、既存のキャラがいつものやり取りをしとるだけに過ぎず、別に「富良野では臓器売買されている」など言われているわけでもないアニメながやね。

イメージが下がると思い込んどって、それを市議会で取り上げてしまうのちゃ、それこそがむしろ「現実とフィクションの区別がつかない町・富良野」のイメージがついてしまうがで、市議会こそがイメージを落としているのかと、オラは感じるところながやね。

というかよぉ、2012年から連載されとって、10年もやっとる漫画ながに「ブラックなネタもある」というのを認知もせずに、ふるさと納税でアニメ制作しようと思っていた議員さんこそ、いろいろ落ち度があるかと思われるがいちゃね。ふるさと納税を始める前によぉ、そういう作品であることを把握しとらん市議会こそが、自らが責任があると認識するのが大切であって、「邪神ちゃんドロップキック」に向けるのは、オラは卑劣かなーと思うちゃ。

最後になるがやけど、佐藤秀靖さんという市議会議員が「社会通念上許されない表現で、富良野市のイメージを損なうのではないか」とか言っとったがやけど、オラとしては「いい年して現実とフィクションの違いが分からん大人」のほうがヤバいと思うしよぉ、それに「前もって調べない」というのもヤバいしよぉ、何よりも「市民から選ばれた代表でありながら、自らの主観だけで決めつける非民主的な言動」が更にヤバいかと思ったじゃ。

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