【考察】野球が五輪競技にならない理由についてやちゃ

パリ五輪に出場しとる日本の球技が全てメダルなしで終了したタイミングで、Numberからこういう記事が出ていたじゃ。

プロ野球解説者の島村俊治さんが「今回のパリオリンピックでは、野球競技が外されました。私はIOCの役員に怒りを覚えます。フランスのパリでやる五輪で、なぜ野球をやめてしまったのか?」と仰ってたがやね。

なんか記事によると、90年代に吉田義男さんがフランス代表の監督になっていて、野球の指導をしとった過去はあったがやけど、パリ五輪では除外されることになってしまったがいちゃ。こういう過去があるにも関わらず、やめてしまったのが納得行かない様子やったのう。

ただ、冷静になって「なぜ野球が外れたのか?」を部分的にピックアップするちゃ。

目次

そもそも団体競技は五輪に不向きやちゃ

最も簡単な理由から触れたら「団体競技は個人競技に比べて不利」というところはあるのう。

その大きな理由は、五輪参加選手の上限が10,500人になっとるとこやちゃ。

https://twitter.com/Olympics/status/1776548211366264840

全世界で10.500人の中に収めないといけんがやけど、まずその条件から考えていったら、1チーム辺り10人以上が当たり前である団体競技よりも、個人競技の方が五輪競技になりやすいがよ。

例えば柔道やったら、男女それぞれ7階級ずつあって、男女合わせて14人が日本の代表選手団として出場するがやけど、これが団体競技になってくると、1チームで14人を大きく越えてしまうのはザラながで、五輪は個人競技の方が種目になりやすいちゃ。個人競技ならば、参加人数は最小限に抑えられるし、数多くの競技を追加できるようになるがで、団体競技はあまり好まれない傾向にあるのう。

野球の場合は、東京五輪で1チームあたり24人もおるがで、他の競技の代表選手団と比べても、かなり大きな人数を割くことになってしまうがで、IOCとしては入れづらいのやろうと考えられるちゃ。

最も分かりやすいのはラグビーやけど、ラグビーW杯でお馴染みのラグビーユニオンなら、ピッチ上で15人は最低必要で、控えも合わせると大人数になるがやけど、7人制ラグビーやと少人数でコンパクトに収まるがなら、五輪競技として採用されるがいちゃ。

ちなみに他の団体競技はこんな感じやちゃ。

バレーボール 12人
バスケットボール 12人
ラグビー(7人制) 12人
ハンドボール 15人
フィールドホッケー 17人
サッカー 18人

サッカーが若干多い感じやけど、W杯では26人が上限になっとることを考慮に入れたら、五輪の団体競技はかなり人数を絞られているのが分かるちゃ。東京五輪では24人も招集していた野球は、人数を大きく割いてしまっとるがで、この辺りを改善しないと、なかなか厳しいといえるやろう。

五輪参加選手の上限がある以上、多くの選手を必要とする野球を五輪種目に採用されることになったら、他の個人種目とかなくなってしまうことは、ファンならば留意すべきことではないかなーとオラは思うちゃ。

ICOルールと相性が悪いちゃ

次に考えられることは「IOCルールと相性が悪い」というところやろう。

オリンピック憲章 1996年版 第5章 オリンピック競技大会|45-46|JOC – 日本オリンピック委員会https://www.joc.or.jp/olympism/principles/charter/chapter5/45_46.html

IOCルールには、国籍が取得していることが絶対条件になっとるしよぉ、国籍を変更する場合も「取得後3年出場できない」という、出場資格に厳格なルールが定められとんがよ。

ちなみにワールド・ベースボール・クラシック(以下WBC)の出場資格はこうなっとるちゃ。

https://hgkiy5.com/wbc-eligibility/

IOCルールでは、国籍を取得していることが絶対条件になっとるがやけど、WBCやと「永住資格の取得」とか「出生している」とか「親のどちらかがその国で生まれている」とかも参加資格になっとるがで、五輪に比べたら、だいぶ出場条件がゆるくなっとるちゃね。

これは、多くの国に参加してくれることを考慮したら、ある程度、ルールをゆるくしておかないと、WBCのような大会はあまり成立しづらいことが考えられるやろう。国籍を絶対条件にしておいて、ハイレベルな戦いを保証できる国といっちゃ、アメリカ、日本、ドミニカ共和国、メキシコ、韓国くらいやろうから、WBCでは出場資格をゆるくしておいて、より多くの国に参加してもらうようにしとんがやね。

ほんじゃから、2023年のWBCで、日本代表として活躍していたラーズ・ヌートバーは、現状では五輪には出場できんがいちゃ。日本国籍を取得して3年経過する必要があるちゃね。当然、ヌートバーと同じ境遇の選手は、五輪は無理…ということになるしのう。

ちなみにラグビー、クリケットのW杯も国籍の有無は絶対条件になっていなくて、WBC同様にゆるくなっとるちゃ。

ただよぉ、IOCは競技における環境には、一切忖度をしてくれないし、特に団体競技やと種目にするにしても、個人競技よりも非常に厳しく見られる傾向にあるだけに、最低限「IOCルールに従った上で世界大会が成立する」というのは求められるところやちゃ。

開催国の熱意があればいいがやけど

参加人数の制限とか、IOCが定める参加選手条件などを考慮したら、1チームあたりの人数が多くて、IOCルールでは参加国も限定的になってしまう野球は厳しい立場になるのは必然と言えるちゃ。

ただ、東京五輪に、2026年のロス五輪には競技種目になっとるように、開催国の熱意次第では採用される余地はあるのは確かやちゃね。日本にしても、アメリカにしても、国内に多くの球場があるがやし、新たに作らなくてもプレーできる環境ならば、ある程度はハードルが低くなるしのう。(東京五輪の空手がそうやけど)

今回のパリ五輪で採用されなかったのちゃ、IOCが前向きでもないのは同様に、開催国も特段野球に対して熱意を持っているわけではないから選ばれんと考えられるやろう。開催地も莫大な金を使って五輪開催すると考慮したら、なるべく現在ある施設を活用していきたいもんやし、新たに野球場を作ったところで、五輪閉幕後に使い道がない…と考えたら、熱意のないところでの開催は厳しいと考えるべきやちゃね。

復活するにはどうしたらいいがか?

こういうことから考えたらよぉ、まず島村俊治さんが「野球を五輪に採用しないIOCに怒りを覚える」なんて言っとられる場合ではないことが明確やろう。ほんじゃからよぉ、お殿様のように構えとるようじゃダメで、野球界が五輪に合わせていくことを考えるべきながいちゃね。

そこで野球が五輪に復活するにはどうしたらいいのか考えてみるちゃ。

  • 熱意がある開催地に期待する
  • 少人数で試合が成立する新しいフォーマットを作る
  • IOCルールに対応するために、世界的に野球を広めていく

こんな感じやないかなとオラは思うちゃ。

よかったらシェアしてくりゃっせま
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

とれぱん先生のアバター とれぱん先生 ブログ管理人

富山県の入善町に在住やちゃ。
2019年までプレーしていたハンガリー代表GKガボール・キラーイを応援しとったがいちゃ。今は地元のJリーグチーム、カターレ富山を中心に、いろんなスポーツを見とんがよ。バレーボール(KUROBEアクアフェアリーズ)、ハンドボール(アランマーレ富山)なども応援しとって、最近はクリケットもチェックしとるちゃ。料理、ギター、イラスト、温泉・サウナめぐりなども好きやちゃ。やわやわと頼んますちゃー

コメント

コメントする

目次