元横綱の曙太郎さんがお亡くなりになったがいちゃ…。
史上初の外国出身横綱やちゃね
曙はいろいろ思い出があるちゃね…。
うちの婆ちゃんとよく相撲を見ていたがやけど、当時は若貴ブーム真っ只中やったがいちゃ。相撲ブームで湧き上がる中で、横綱を張っていた一人で、若貴の最大のライバルとされていたのが曙やったがいちゃね。
オラが生まれた頃にはお亡くなりになっとった爺ちゃんが、若貴の父親の先代の貴ノ花のファンやったこともあってか、婆ちゃんは若貴を応援しとって、大相撲ではヒールっぽい立ち位置になっていたのう。
ちなみに父ちゃんは曙好きやったがよ
ただ、オラとしては、曙は好きでよぉ、203cm、200kg超えの体格から放たれる突き押しが凄まじくてよぉ、本当に驚いたもんやちゃ。寺尾が超回転の突っ張りをしまくっとるがに、曙は凄まじいリーチで、2,3発の突き押しだけで、相手力士を土俵に追いやってしまうがでよぉ、いつもいつもすごいなあと思って見ていたもんやちゃ。
レッスルマニアに出たがやね
2001年に曙は相撲を引退してよぉ、その後は格闘技にも出ていたりして、いろいろ苦労しとったがやけど、2005年にアメリカのWWEのレッスルマニアで相撲マッチをしたがやね。
世界最大のプロレスの祭典であるレッスルマニアによぉ、曙がビッグショーと相撲マッチをするとか、びっくりしたもんやちゃ。あのときのWWEは、今やハリウッドの大物スターの一人である、デイブ・バウティスタことバティスタに、後にWWEの象徴になるジョン・シナがブレークしたときだったがやけど、その時のWWEに曙が出てくるとは、本当に驚かされたもんやったのう。
「史上初の外国出身横綱」ということもあって、曙は国際的な知名度も高かったがやけど、WWEに登場するとは、本当に曙の国際的知名度の高さを感じさせられたもんやちゃ。
糸魚川で生の曙を見たのが思い出やちゃ
そんな曙やけど、オラにとっては印象深いのはよぉ、プロレス転向後にZERO1のチャリティーイベントで、糸魚川に曙が来ていたときの出来事やちゃね。
生で見る曙は想像以上にデカかったがやね…。
身長はもちろんでかいがやけど、体型からしてすごくオーラがあってよぉ、何回か相撲の地方巡業を観に行っているオラでも、正直圧倒されたじゃ。ゼロワンのレスラーも、やはり常人離れした体格しとってすごいがやけど、曙を見たときは、さすがに「こんなのと戦うがんけ…」とびっくりしたもんやったのう。まさに「そこにいるだけで様になる」というのが分かったじゃ。
その曙に圧倒されたのか、この日のチャリティーイベントに招待されていた、養護施設におられるお婆ちゃんが曙に向かって手を合わせて拝んでいたのが印象的やったじゃ。その姿を見て、実況していたオッキー沖田さんが「おばあちゃんが拝んでいます!」と言ってたのが思い出深いちゃ。
そりゃあもう…曙が人間離れした体格しとるしのう…。
お婆ちゃんにとっては、曙が神様に見えたのかもしれんちゃ。分かるちゃ…。
大会が終了した後はよぉ、招待された養護施設の方々が、曙と一緒に写真を撮られていたがやけど、拝んでいたお婆ちゃんが曙のお隣で写真を撮られていたがいちゃ。このお婆ちゃんは、今頃どうなさっているのか分からんがやけど、良い思い出になったに違いないちゃ。
偉大なる横綱。偉大なるプロレスラー曙。
闘病生活本当にお疲れ様ながです。
天国でゆっくり休んでくりゃっせま。
いろんな思い出があるがやけど、曙にたくさん元気を頂いたじゃ。
本当にありがとうやちゃ。
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