【JFL】Jリーグ入会要件の入場者数が変更になったじゃ

2024年2月28日

Jリーグからリリースがあったじゃ。

【Ｊリーグ入会要件の改定について】

Ｊリーグ入会要件における、入場者数に関する基準について改定を行いましたのでお知らせいたします。

詳細はこちら⏬https://t.co/GeWJRDzSqQ
— Ｊリーグ（日本プロサッカーリーグ） (@J_League) February 27, 2024

加入要件が変わったじゃ

加入条件がこんな感じになったがよ。

	条件
2022年	・JFL4位以内（百年構想クラブで4位以内）・平均入場者数2,000人以上
2023年	・JFL2位以内・平均入場者数2,000人以上到達に向けての努力が認められること
2024年〜	・JFL2位以内・平均入場者数2,000人以上・年間入場料収入が1000万円以上

2023年でJリーグクラブが60チームに到達したということでよぉ、2023年には観客動員は緩和されて、成績要件での昇格のみに絞られた感じになっていたがやけど、今年は復活しとるちゃね。

それに付け加えて「年間入場料収入が1000万円以上」が加わっとるのう。

カネ払って来て貰わんなんちゃ

つまりこういうのはダメになるわけやちゃ。

現在は「横河武蔵野SC」に戻った、かつての「東京武蔵野シティFC」がよぉ、J3参入直前に迫った2019年に平均入場者数2000人を超えるために、残りの試合で集客を呼びかけていることがあったがいちゃ。チラシ1枚で4人まで無料と書いてあったがやけど、ほぼ「タダ券バラマキ」に近い状態やちゃね。

FC大阪をみんなで応援してJリーグに昇格させよう！
11月20日(日)、花園でのホーム最終戦、3732人以上の観客が入れば、Jリーグ昇格です。それ未満なら不昇格。僕も行きます。
3732(み・ん・な・で・み・に)行こう！うまいこと言えた！
府民無料招待はこちらから。↓ https://t.co/wrr6Gu1E3O
— 吉村洋文（大阪府知事） (@hiroyoshimura) November 18, 2022

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あと、2022年のFC大阪も入場者数が最後の条件になって、最終節のMIOびわこ滋賀（現レイラック滋賀）戦で無料招待をしとって、吉村洋文大阪府知事をはじめに多くのゲストが登場してまで呼びかけとったのう。

このように夏休みの宿題をギリギリになって仕上げるような感じで、最後の最後になって無料招待するのは、割と多くのクラブが経験していることやけど、これは無しになってしまったがやね。

入場料収入も含まれるとなると…かなり厳しい条件になっとると言えるちゃ。

どうやったら1000万達成できらーか？

そこで現実的に平均観客数2000人と入場料収入が1000万を超えるにはどうすりゃいいか考えてみるちゃ。

目標の平均入場者数	2,000人
目標金額	10,000,000円
ホーム戦	15試合
総入場者数	（平均入場者×ホーム戦）30,000人
1試合あたりの目標収益	（目標金額/ホーム戦）約670,000円
客単価	（目標金額/総入場者数）約334円/1人
一般的なJFLのチケット単価	1,000円（大人）
1試合ごとの有料入場者数	670人（大人だけ）

こう考えると、大体の目安が分かってくるもんやちゃね。

実際はシーズンチケット、小人のチケット価格も含まれるがで、結構ズレは出てくるがやけど、1試合あたりではチケット1000円で入場するお客さんは670人おると、目標金額の1000万円には届くちゃね。あとの1,330人はタダ券でも目標は達成されると考えられるちゃ。

J3は平均で3,000人の集客があって、13クラブが平均2,000人を超えていることを考慮したら、まずこれぐらいは達成していただきたいのは正直なところやろう。

JFLクラブにとってはハードルが高いちゃね…

そこで昨シーズンのJFLの入場者数を見てみるちゃ。

正直言ってしまえば、現時点で平均2,000人を超えているクラブはないちゃね。

1位のクリアソン新宿も国立で行われた試合で1万人を突破しているがやけど、他の試合では230人しか集められていない試合もあるがで、ホーム全通するくらいの熱いファン・サポーター層を獲得しているとは言い難い状況やちゃ。逆にヴィアティン三重、レイラック滋賀、高知ユナイテッドSCはその辺りはそこそこおるみたいやけど、実際にJ3に参戦するとなったら、なかなか大きい目標でもあるのは変わりないちゃ。

いざとなったら国立競技場を使用して、地域住民の所得も多い都内をホームとしている、クリアソン新宿にとっては有利な条件であり、地方クラブは結構大変かもしれんのう…。

既存J3クラブも試されるちゃね

このルール変更になったことでよぉ、恩恵があると考えられるのちゃ、既存のJ3クラブではないかと言えるやろう。

現時点で平均観客数が達成されとるのちゃ、カマタマーレ讃岐から上の13チームやちゃね。JFLからJ3に参入するためには、観客動員のルールが厳しく定められている一方で、逆にJ3のクラブが平均2000人に届かなかった場合、Jリーグ退会させられるわけではないことを考慮したら、ある意味「入ったもの勝ち」という感じではあるやろう。この中には2014年にJ3が創設させられたときに参入したクラブもあるがやけど、平均2,000人を突破したことがないクラブがあるだけに、これからJリーグを目指していくクラブにとっては、どうしても理不尽に感じるところはあるのかもしれんちゃ。

ただよぉ、長い目で見たら、今後集客力のあって、野心のあるクラブがやってきたときによぉ、振り落とされるのちゃ、やっぱし集客に苦しんでいて、収益も少ないクラブやろう。そう考えたら、やっぱしウカウカできないと感じさせられるちゃ。