Jリーグとプロ野球のチーム数の比較の図が出ていたがやね。
以前にも書いたのう
時々「Jリーグはチーム数が多い」とか言われるもんやけど、これに関しては以前にブログで記事書いたがいちゃ。
結構長文になってしまったがやけど、要約したら、こんな感じやちゃ。
- 身近で見られる
- 地域内で繋がりを作ることができる
- 地元を応援するという名目で地元企業から多くの支援を受けることができる
- 多くの選手が出場することができる
- 古橋亨梧のような選手が生まれる可能性がある
- 海外はもっと多い
まあ、こんな感じやちゃ。詳しくは読んでいただければいいやろう。
プロ野球と比較するちゃ
ということで、今回の記事については「競技性」に限ったものにするちゃ。
Jリーグとプロ野球の比較表やちゃ。
Jリーグ | NPB | |
チーム数 | 60(J1、J2、J3各20チーム) | 14(1軍は12チーム、2軍は14チーム) |
ベンチ入り | 18人(スタメン11人、ベンチ7人) | 25人(先発9〜10人、ベンチ15〜16人) ※1軍登録は29人まで |
試合出場人数 | 11〜16人(交代最大5人) ※脳震盪による交代等、例外あり | 9〜25人 |
選手契約数 | 25〜40人(年俸上限無しのA契約は25人) ※平均は30人程度 | 上限70人(支配下登録選手) ※育成選手は無制限(諸条件有り) |
年間試合数 | 40試合(リーグ戦、天皇杯、リーグカップ等) ※カップ戦、ACL等で年間60試合に増加あり | 143試合(リーグ戦125試合、交流戦18試合) ※クライマックスシリーズにより増加あり |
外国人枠 | 出場枠:J1は5人、J2・J3は4人まで ※選手登録は無制限 ※Jリーグ提携枠は外国籍選手に含まれない | 出場登録は投手・野手合わせて4人まで 同時登録人数に条件があり ※外国人枠から外れる規定あり ※支配下登録は無制限 |
こんな感じになるのう。両方を比較してみるちゃ。
1試合での出場選手数
大きく違うのは、やっぱし1試合での出場できる選手の数が大きく異なることが挙げられるやろう。野球の場合は、試合に登録できるロースターは25人までと決められとるがやけど、交代人数に制限があるわけやないがで、最大25人まで起用できるがよ。
これに対して、サッカーはスタメンが11人で、ベンチが7人と決められとるちゃね。試合中での交代は最大5人と決められとるちゃ。これはJリーグ、天皇杯、ルヴァンカップも同じながよ。つまりよぉ、サッカーの試合での選手数は、最大16人起用できることがわかるやろう。
公式戦試合数
それによぉ、やっぱし試合数が大きく異なるちゃね。野球は1チーム辺り年間140試合開催するちゃね。ペナントレースから日本シリーズまでを考慮すると、3月下旬から11月上旬までプレーするがで、週5〜6試合くらいのペースで行われるのう。
これに対して、Jリーグはリーグ戦が38試合で、天皇杯とルヴァンカップが最低1試合で、最低40試合行われるのう。90分間走り続けるスポーツの性質上、やはり選手の消耗度が激しくて、やはり週1試合が基本で、多くても週2試合が上限になるちゃね。
野球では先発投手が週1程度の投球で、登板数が多めの投手でも中4日はまず取らないといけないと考慮したら、サッカー選手の消耗度と野球の投手の消耗度は近いものがあると考えられるちゃね。
契約選手数
これに伴って、選手の登録数に触れるちゃ。
野球に関しては、1軍に登録できる支配下登録の人数が70人と決められとるちゃね。1試合で起用される選手の人数が多くてよぉ、試合数が140試合と考えたらよぉ、1チーム辺りに契約する選手数も多くなってくるもんやちゃ。それにスポーツの性質上、各ポジションでの専門性が高いことを考慮に入れると、やっぱし選手の数はかなり多くなってくるもんやちゃね。
大谷翔平のように二刀流の選手が多けりゃ、登録人数は減らせるやろうけど、選手個人の負荷を考慮すると、誰しも二刀流に…というのは難しいやろう。
ちなみに二刀流が3,4人はいないと成り立たないクリケットは、W杯出場選手が1チーム15人と少なめやちゃ。
対するサッカーやと、どこのチームも契約している選手の数は30人前後でよぉ、野球の1軍登録選手と同じくらいの人数ながいちゃ。1試合で起用できる人数が16人が上限であり、なおかつ試合数が野球の3分の1くらいやと考えたら、どうしても1チームに抱える選手の数は限られてくるもんやちゃ。
サッカーチームで70人も選手登録しとったら、おそらく3軍まで作らないといけなくなるやろうし、リザーブチームを運営していても、お客さんを集められるわけでもないし、ロクに試合に出場できない選手が増えて飼い殺しの状態になりかねんがで、妥当な数字と言えるちゃね。
選手のことを考えたらチーム数を増やすのは妥当やちゃ
このことから、ちょこっとまた一覧表を作ってみるちゃ。
Jリーグ | プロ野球 | |
登録選手数 | 1858人(2023年) ※1チーム辺り平均30.9人。 | 支配下登録 773人(2024年2月現在) ※1チーム辺り64.4人 |
1節あたりの出場選手数 | 最小660人(11人×60チーム) ※交代枠使い切れば、最大960人出場可能 | 最小114人(9人×6チーム、10人×6チーム) ※登録選手をフルに使えば、300人まで出場可能 |
1試合辺りの外国人出場可能数 | 最大260人(5人×20チーム+4人×40チーム) | 最大48人(4人×12チーム) |
こんな感じでみると、両スポーツの性質や方向性の違いがくっきりと出てくるちゃね。
野球に関しては、1試合で起用できる人数が多いことや、投手でも先発、中継ぎ、抑えと分業制になっとって、バッターも打順ごとで役割も異なっていて、その他、代打、代走、守備固めなど、それぞれの役割に1人の選手が起用されていくという性質だけに、やはり1チームごとにプレーする選手ちゃ、かなり多いスポーツと言えるやろう。
それもほぼ毎日試合が行われとることを考慮したら、野球チームは1チームごとの規模が大きくなるのは当然と考えられるちゃ。
これが最大16人しか試合に出せないサッカーは、全く性質の違うスポーツやちゃね。
よくJリーグに対して「チーム数が多すぎる」とか言うもんがおるがやけど、実際にプロ野球のように12チームに減らしてみたらよぉ、プロサッカー選手になれる人数は400人もいかなくなってしまうちゃ。それも週1〜2試合しか行われないことを考慮したら、プロ野球のように多くの選手を保有する必要さえもないのが明確やちゃね。
プロになれる選手を少なくしてったらよぉ、J2やJ3から駆け上がっていって、日本代表にまで上り詰める選手がいる現状を考慮したらよぉ、プロサッカー選手としてプレーする受け皿を用意しておかんかったら、芽が出るはずの才能が出なくなってしまうことは考えられるやろう。
プロ選手として契約できる枠が少なかったらよぉ、後にスコットランドで得点王になる古橋亨梧のような逸材は、ひょっとしてプロ選手にさえなっていなかったことも考えられるちゃね。
チーム数が少なくなってしまったら、やはり試合に出せる選手の数が限られてしまうことを考慮に入れたらよぉ、やはり「チーム数を増やす」というのは妥当であると考えられるちゃね。
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