「Jリーグはチーム数多すぎる」という意見はダラやちゃね

Twitterとかで「Jリーグクラブは多すぎる」という声があるちゃね。

目次

ネットでよく見る「Jリーグはチーム数が多すぎる」

これはよく見るちゃね。チーム数が多すぎると言われて、かれこれ20年以上は経っているんやないかと思うがで、なんか耳がタコになるくらい聞いているなあと思うちゃ。こんな理由があるみたいやちゃね。

  • チーム名を覚えられない
  • Jリーグの選手の給料が安い
  • いい選手が分散する

まあこんな感じやちゃね…。ツッコミどころが満載やなーと思うのが正直なところやちゃ。

まず「チーム数を覚えられない」ということやけど、チーム数なんて別に覚える必要がないからのう。自分の応援しとるチームぐらい知っていればいいんやないかと思うくらいやし、別にJリーグを楽しむためには、全チームを把握する必要すらないやろう。

そもそも12球団で運営しとるプロ野球に関しても、ファンの多くがすべてのチーム名までは覚えていても、選手まで全部詳しく知っているかと言ったら、よほど好きな人くらいしかおらんがやないかのう?本当にライトな人やったら、野球もサッカーも自分に興味のないチームくらいやったら「名前聞いたことある」くらいで、大して知らないというのはザラやないかと思うちゃー

こういうダラみたいな意見にツッコミを入れたところで、チーム数が多い長所でも触れておくちゃ。

身近なところで生観戦を楽しめるちゃ

まずは観客・サポーター目線から書くちゃね。

単純に「全国各地で生でのスポーツ体験ができる」というところやろう。

これに関しては、別にプロでも限らず、地域リーグやったり、都道府県リーグでも、一応スポーツ観戦自体は楽しめるというところはあるがいど、「みんなで人が集まって楽しむ」という観点から見たら、やはり全国各地でこういったスポーツイベントがあるとよぉ、地域のコミュニティを活性化することができていいものやちゃ。

身近にチームがあることでよぉ、選手に対して地元の人が身近に接していかれるのもいいところやちゃね。これはオラがカターレができてよく感じるところやけど、ファンサービスとか練習場の見学とかでよぉ、肌感覚で選手達と触れ合える中で、選手達に声援をかけられるのちゃ、やはり格別な体験かと思うちゃ。

https://twitter.com/J_League_sharen/status/1498583829736353800?s=20

カターレのやっとる「Be Suppoerters」がよぉ、特別養護老人ホームにおられる方々が、地元のチームを応援するプロジェクトながいど、長生きされた方々が「地元のクラブを応援することで元気になれる」というのをやっとったがいちゃ。これが結構評判がよくてよぉ、今ではヴィッセル神戸、レノファ山口、川崎フロンターレも参加しとられるちゃね。

これも全国各地にいろんなチームがあるからこそ、可能ではないかとオラは思うがいちゃ。

人と人、企業と企業が地元で繋がりやすくなるちゃ

カターレの左伴繁雄社長が「場内は真剣勝負、場外はお祭り」みたいにおっしゃっていたがやけど、サッカーを通じてお祭りを作っていけるのはいいものやし、サッカーを共通点として、ファンも集まってくるしよぉ、サッカーを通じて同じ地域の中で友達を作っていったりできるのう。それにスポンサーの枠で考えたら、企業同士が同じクラブを応援することで、新たなコネクションを作っていける点も良さとして挙げられるんやないかと思うちゃ。

https://twitter.com/shatyoo/status/1659890438776705024?s=20

これが「Jリーグはチーム数が多いから減らそう」という発想になったらよぉ、サッカーで繋がった人と人とか、企業と企業の繋がりは否定されていくものやし、すごく中央集権的なものになっていくんやないかと思うちゃ。

全国の多くの企業に協賛してもらえるちゃ

それにサッカーファンやったら、別に他の地域のサッカーを応援していくもんやけど、スポンサーぐらいになったら、チーム数を減らしたところでよぉ、他の地域のチームのスポンサーになっていくようなことちゃ、あんまし考えられるようなもんやないからのう。

スポンサーからしたら「地域を背負っているチームをスポンサーとなって応援する」ということはあっても、「サッカーという競技に金を出している」というわけにはならんやろうしのう。

カターレ富山はよぉ、700社を超えるスポンサーがおってよぉ、その殆どが地元富山の企業ながいちゃね。これはカターレ富山でないとできないことであって、他の地域のもんではできることではないちゃ。

チームを増やしていったところで、全国にあるJリーグチームの広告収益が、どこかに集約されるようなことを想像し取られる人はおるみたいやけど、まずそんなことはありえないと考えたらいいちゃ。

多くの選手が出られるちゃね

これに関しては「サッカー特有の性質」に関わる話になるちゃね。ピッチ上の話をしたらよぉ、そもそもサッカーに関しては「チーム数が多くないといけない」と考えられるべきながいちゃね。

平日も含めてよぉ、週に5〜6試合は行われる野球と異なってよぉ、サッカーはせいぜい2試合程度ながいちゃね。

そんでサッカーはスタメンに11人、交代枠が5人で、最大16人しか出られないわけやちゃ。

計算するとよぉ、サッカーは週間で最大32人しか出られないわけやちゃね。単純計算でこうなるわけやけど、実際のところ、週2試合あったところで、スタメンの全部を入れ替えることなんてほとんどながやから、せいぜい20人が限度やないかと思うちゃ。

交代枠が存在しない野球やったら、スターティングメンバーの9人(もしくは10人)の他に、代打、代走、投手交代などで、1試合の中で20人くらい起用していることはあったりするがやけど、これはサッカーではありえない数字になるちゃね。

スポーツの性質上、野球はチーム数が少なくても、1週間の中でたくさんの選手を起用していくことは可能であっても、交代枠も限られて、試合数が多くないサッカーやと、起用できる人数も限られてくるちゃね。

そう考えたらよぉ、やはり「チーム数を増やして1人でも多くの選手を起用できる状態にする」というのは自然の流れになってくるちゃね。

古橋のような選手が生まれる可能性があるちゃ

そんでよぉ、上の話から繋がってくるがやけど、チーム数が多ければ、プロサッカー選手になれる人数も増えてくるがやから、同時にこういうことも起きてくるわけやちゃ。

https://twitter.com/GoalJP_Official/status/1662850970118680576?s=20

そう。スコットランドプレミアシップのセルティックのエースストライカーでよぉ、日本代表のFW古橋亨梧やちゃね。日本人初のスコットランドリーグ得点王になって、個人タイトルを総なめにしている偉大なるストライカーやけど、その彼がプロキャリアを始めたのちゃ、FC岐阜であるがいちゃ。

大学時代はそこまで注目される選手でもないと言われていた古橋やけど、岐阜が契約を結んでよぉ、チャンスを与えて挙げたから、今に繋がっているということは忘れてはいけないやろう。

https://twitter.com/whiro150673sou/status/1507495563712884740?s=20

ひろさんがまとめてくださったリストを見てみるとよぉ、今の代表選手の大半ちゃ、Jリーグ創設時のオリジナル10以外のクラブからプロデビューした選手が非常に多いがいちゃね。このリストを見るだけで、Jリーグはいかにクラブを増やし続けてきたことが間違いではなかったかが明らかやちゃね。

選手ちゃ、そもそも試合に出てこそ初めて評価されるもんであって、試合に出ていないと評価はあげようがないがいちゃ。このことから考えたらよぉ、試合数は確実に多くしないと多くの選手は自分のパフォーマンスを魅せることができないというのが分かるやろう。そのパフォーマンスを見て、欧州のクラブがオファーしてきたりしてよぉ、選手個々の価値を上げていくがやけど、最初からチーム数を絞っていたら、数多くの選手が埋もれていた可能性は考えられるやろう。

海外はでかいとあるがやぜ

「チーム数が多すぎる」というツッコミがあるとよぉ、やはり海外のサッカーはどうなっているのか…という話になってくるがやけど、そこでロンドンのクラブを見てみるとするちゃ。

プレミアリーグに所属するアーセナル、トットナム、チェルシー、フラム、クリスタルパレス、ウエストハム・ユナイテッド、ブレントフォードの6チームがあるがいど、この他にQPR、ミルウォール、チャールトン、ウィンブルドン、レイトン・オリエントなどたくさんのクラブがあるちゃね。

人口が900万人ほどのロンドンでこれぐらいならば、それより多い東京はもっとプロクラブがあってもおかしくないくらいやろう。イングランドにおけるプロリーグは4部までで、5部から下はプロ・アマ混合のリーグ意という扱いやけど、4部までのプロを全部合わせて92クラブがプロと考えると、日本はまだまだ増えてもいいと考えられるやろう。

実際に増やす…という話になったら、各クラブの広告収益や入場料収益などを上げていってよぉ、同時にリーグに入っていく広告収益や放映権料も増やしていって、各クラブへ分配される金額も増やしていかんなんことには違いないちゃ。

ただ、一つでも多くのクラブができればよぉ、地域が活性化していく材料になっていくわけやし、選手の立場から考えたら、一人でも多くの選手がサッカーでご飯を食べていかれるようになるわけやから、拡大していく方向性ちゃ、別に間違えているとはオラは思わんちゃね。

Monacoinを投げる
モナゲ(tipmona)ってなに?
そもそもMonacoinってなに?



よかったらシェアしてくりゃっせま
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

コメント

コメントする

目次