今一度、ゴールキックを考えるちゃ

ちょっこしゴールキックについて考えてみるちゃ。

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2019年にゴールキックのルール変更

最近よぉ、カターレの試合を見ていても、後方からのビルドアップについては賛否の声が上がっているちゃね。特にGKからのビルドアップに関してはよぉ、やや忌避感を持っている人も結構みられるなーと思うちゃ。

ただよぉ、後方から繋いでいくのちゃ、実は意味のあるプレーながいちゃね。その理由としては、2019年にゴールキックのルールが変更されることになったからながいちゃ。あげてみるとこういうことやちゃね。

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ゴールキックルール改正の影響はすでに出始めている - footballista | フットボリスタ 近年、CBの新しい仕事として比重を増しているビルドアップに大きな変化が訪れるかもしれない。2019年7月からゴ

旧ルールでは、GKが蹴ったボールに他のプレーヤーが触るためには、ボールがペナルティエリアの外に出るのを待たなければならなかったがやけど、今のルールではこうなってしまったがいちゃ。

  • 味方選手はペナルティエリア内でボールを受けられるようになった
  • 相手選手はゴールキックが行われるまでは、ペナルティエリア内に入ってはいけない

つまりこういうことやちゃね。

ゴールキックからのリスタート時によぉ、GKがボールを触っとる間はよぉ、2019年のルール改正によって、味方選手はペナルティエリア内におってもいいことになったがいちゃ。

ただしよぉ、相手選手はペナルティエリアの中におったらダメながやね。それもよぉ、ゴールキックでショートパスを選んだ際によぉ、相手のフィールドプレイヤーがボールをタッチするまでは、ペナルティエリアに入られんがよ。万が一入ってしまった場合は、ゴールキックのやり直しを命じられるちゃ。

こうなった瞬間でやっと相手選手はペナルティエリア内に入れるようになるがいちゃ。この変更がよぉ、ここ最近のサッカーに大きな変化を与えておるがいちゃ。

ビルドアップしやすくなったじゃ

これがよぉ、ゴールキックに関する戦術がえらい変わるようになってきたがいちゃね。

味方選手がペナルティエリア内で受けられるようになって、相手選手がペナルティエリアの外にいなければならないことになったらよぉ、ゴールキックを受ける選手がボールを持ちやすくなるがでよぉ、ビルドアップしやすくなったがいちゃね。これを利用したらよぉ、相手のプレスをうまく躱し続けるとよぉ、ゴールキックから決定機まで演出することができるようにもなってきたがいちゃ。それが以下の動画やちゃね。

この動画を見とるとよぉ、ボールを持った選手に対しては、相手選手はどんどん寄ってくるわけやちゃ。あそこまでゴール近い位置におったら、当然相手チームは狙ってくるちゃねえ。

ただよぉ、その相手のプレスをうまいこと躱していくとよぉ、相手のディフェンスラインを破りやすくなってくるちゃね。前線の選手がプレスをしていくと、チーム全体がどんどん上がっていくことになるがやけど、そうなると裏にスペースができやすくなってくるがいちゃ。現代サッカーではなかなかスペースが作りにくい世の中になってきとるだけによぉ、スペースを作っていくために、こういうプレーをしていくことはあるもんやのう。

チーム全体の統率力が低いチームになってくるとよぉ、前線の選手がプレスに行っとるがに、後方の選手がラインをあげない状態になってしまって、中盤がスカスカになることがあるちゃね。これはこれでショートパスで崩しやすくなってくるがで、擬似カウンターを仕掛けやすくなってくるとも言えるちゃ。

しかし怖いちゃね…

しかしよぉ、このプレーについては、スタジアムにいても、ツイッターを見てても、多少の忌避感が見られるもんやちゃね。あまりにも不安な気持ちがあるのか「諦めろ」という声もたまに見られるもんやちゃ。

確かにゴールキックといっちゃ、助走をつけてロングキックを蹴るイメージが強いもんやし、そういう選手の方が好まれる傾向にあるやろう。これは昔からサッカーを長いこと見ている人の方がよぉ、違和感を覚えるもんやないかと思うちゃ。いくらルール改正したからといってもよぉ、やっぱし自分のゴールから離れたところでプレーしてほしいと思うのは、誰しもそう思うんやないかと思うちゃ。

ただよぉ、ロングキックというのちゃ、マイボールにしていくのが容易でないものながいちゃね。

まずは、ロングキックを蹴ったところで、相手のCBとのハイボールの主導権争いをしていかんなんちゃ。この際に相手の選手は常にボールを見ながらプレーしやすいがやけど、味方のゴールキックに対応する選手ちゃ、自分の背中からボールがやってくるがで、空間を把握するのが容易でないがいちゃね。そのため、相手に跳ね返される事が多くて、なかなかマイボールにしづらかったりするちゃ。

そういうことでよぉ、ショートパスを使っていく方が、フィールドプレーヤーは足でボールを動かしやすくなるがで、安定してボールを保持しやすくなるちゃね。そのためか、ゴールから遠い位置でありながらも、ロングキックをするよりはよぉ、ゴール期待値は確実に繋いでいきやすいショートパスの方が高い傾向にあるみたいやちゃ。

要するにこんなことになるちゃ。

ショートパス

  • 確実にマイボールとして扱いやすい
  • 相手のプレスを剥がしながら、攻撃を仕掛けやすい
  • 自ゴールから近いプレーのため、リスクは非常に高い

ロングパス

  • 自ゴールから遠くなるため、リスクが小さい選択肢
  • 競り合いは避けられないので、ボール保持は不確実
  • 自チームが身長高めならば有効に働きやすい

ショートパスを選択する場合も、従来どおりのロングキックにしてもよぉ、一長一短ながで、どちらがいいのか…というのは決着をつけられるもんやないちゃ。相手チームの状況やったり、自チームが使う選手の特徴とかも考慮すると、ほとんどをショートパスを使うところもありゃ、逆にロングキックばっかしのところもあるやろう。

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こうやって考えてみたらよぉ、ゴールキックのルール改正によって、随分深みのあるものになったんやないかと思うちゃ。これを踏まえてよぉ、カターレの試合を見ていたら、守備陣の考え方もわかってくるんやないかと思うのう。

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