野球というスポーツの欠陥についてやちゃ

NHKで過去の高校野球の再放送がやっとったじゃ。

まあ過去の試合を見てて思うことやけど、割と多くの高校は連投が当たり前やし、それも毎試合100球以上投げるようになっとるちゃね。しかも2日連続投げとったりしてのう。

連投当たり前の高校野球

https://twitter.com/torepan_sensei/status/1357636544106909696?s=20

これはよぉ、小さい頃から思っていることやけど、「なんでプロ野球は少なくても先発ピッチャーは中4日ながに、高校生は連日100球とか投げとるがかのう?」とか思ったりしとったがやね。

この疑問は今も変わらずにおるし、おそらく同じように思っている人も多いことには違いないちゃ。

ただ、こういうルールにはあまり手をつけなくて、日程を調整するなりして、若干変更点があったくらいであって、球数制限やったり明確なルール作りがされていない状況には違いないちゃね。

過去に何度かそういったことをつぶやいたりしとるがいど、まあ投球制限については結構抵抗感のある人もいたりするのがオラの思うところやちゃね。

投げっぱなしはチームスポーツながけ?

オラは投球制限に賛成な立場ながやけど、それは投手を大切にするとか、健康的な問題とか周囲で言われていることとは違う理由を持っているがやね。

「一人で投げっぱなしちゃ、チームスポーツながけ?」

…単純にこういうのが理由やったりするちゃ。

野球という競技自体が、まず投手がボールを投げるところから、ゲームがスタートするもんやし、その投手自体の負担がものすごく大きいがやね。バッターは自分の打順が来るまではベンチにおるもんやし、野手の選手も根本的には自分のところにボールがやってこない限りは、プレーらしいプレーがない…といえるやろう。三者三振やったら、野手は何もやらないまま終わってしまうしのう。

そういうのを考えとったら、投手というのは1人で投げきるのちゃ、チームスポーツの根底が崩れているように感じるがやね。野球がどういう経緯でこういうルールが作られていっているのか、オラは知らんがやけど、チームスポーツとして考えたら、まず「継投ありき」で無くてはならんのかと感じるちゃ。

そう考えていったらよぉ、高校野球みたいなところになったら、やっぱし今の野球のルールの落とし穴がくっきりと出てきてしまうと感じるちゃね。

上にあったような「ギリギリなところとか助っ人を使っているところがダメになる」というようなツッコミが来るもんやけど、こういう話が出てくるときに、オラなんかは「部員が少なくてもボール投げられる選手複数育てればいい」「むしろ複数投げられる選手がいてこそのチームスポーツやないけ?」なんて思ってしまうもんやちゃ。

それに少子化のご時世で言ったら、単純に高校単位での野球部というのが時代錯誤…とも言えるものやろう。サッカーみたいがに「クラブ化」していって、クラブチームも高校野球に参加できる形が必要なのかもしれんちゃ。

高野連には期待はできんねど、こういったことは構造的なメスを入れる必要性があるのかもしれんちゃ。

合理的なクリケット

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そんでよぉ、最近なって野球と同じくバットとボールを使うスポーツである、クリケットのルールを覚えたがやけど、クリケットに関しては、こういうのは合理的になっとると感じたじゃ。

まず、クリケットの場合は、基本的に6球投げたら、他の投手と交代することになっとんがやね。6球で「1オーバー」という扱いになるがいど、その1オーバーを投げ終わったら、次のオーバーは連投できんがいちゃ。

そんでもってよぉ、オーバー数に制限があるゲームになったらよぉ、1人あたり5分の1までしか投げられんがになっとんがやね。今、世界で一番流行っとる「トゥウェンティ20」のルールやと、20オーバー制のゲームやから、1人あたり最大で4オーバー(24球)までになっとんがいちゃ。

これは2人のボウラーだけで試合を進めることは「チームスポーツになっていない」というのが根底にあって、「5人以上投げましょうね」という意図があるがやね。確かにその方が「チームスポーツ」といえるものやろう。

そういうルールを知ったときは、オラは「クリケットの方が合理的でチームスポーツを根底として守っているスポーツやにか」と思ったもんやちゃ。

スターシステム

アメリカの野球やったら、球数制限はあるがやし、それを徹底的に守っていこう…というのがあるがやけど、日本の野球やと「完投が美学」とか「先発投手こそ花形」みたいなところがあって、変えていくこと自体を忌避感を持っている人が多いのが現状やちゃね。

この辺りはスポーツとしての考え方の違い…ということやろうね。オラやったら「チームこそスター」という考えの方が強いしよぉ、逆にチームスポーツながに一個人をスター扱いにする「スターシステム」というのが苦手な方ながいど、日本の場合は、スターシステムの方が好まれる傾向はあるやろう。

そう考えたら、オラはそういうスポーツからは距離を置こうか…という感じになっとったりするちゃね。オラの言ってることを「何いっとらーよダラか!」と否定的に見る人もいるかもしれんねど、オラ個人としては「高校生を見世物として見たくない」というのもあるしのう。

こういったところに関しちゃ、みなさんどういう意見を持っているのか聞いてみたいところやちゃね。

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この記事を書いた人

とれぱん先生のアバター とれぱん先生 ブログ管理人

富山県の入善町に在住やちゃ。
2019年までプレーしていたハンガリー代表GKガボール・キラーイを応援しとったがいちゃ。今は地元のJリーグチーム、カターレ富山を中心に、いろんなスポーツを見とんがよ。バレーボール(KUROBEアクアフェアリーズ)、ハンドボール(アランマーレ富山)なども応援しとって、最近はクリケットもチェックしとるちゃ。料理、ギター、イラスト、温泉・サウナめぐりなども好きやちゃ。やわやわと頼んますちゃー

コメント

コメント一覧 (8件)

  • 野球も球数制限を設けるみたいです。高校生は60〜80球の間で投げることでより投手を細々することは賛成ではあります。

    ちなみに疑問なんですけど、理論上バットマンがodiやt20の場合だと2人だけで試合が終わるということってあるんでしょうか?バットマン2人がアウトにならないでそのまま試合を終わらせる事が出来ると自分は思うのです。アウトのルールをWikipedia等で調べたところ、球を見逃しても0点で野球と違ってアウトにはならない、ということは打席に立つ時間はかなり長くなるのではと思います。よってボウラーよりもむしろバットマンの方が負担が大きいのではないかと思います。ボウラーに関しては合理的ではありますしティータイムやランチタイム、ボウラーの交代などで休みが、あるとはいえ、バットマンは打てる球を見極めることや打ったら走ること、打っても走れないこともざらにあるとしたら負担も大きいのではと思います。

    決して自分はクリケットを批判しているわけではなく、バットマンがクリケットの花形なのではないのかと思うのです。ちょっと説明が下手で申し訳ありません。

    • >吉田さん
      バッツマン2人でイニングが終了することはありますちゃ。アウトにならないので、T20ルールならば1時間半〜2時間はバットを振り続けることになりますちゃ。仰るとおり、クリース(打席)に立つ時間は長くなるがで、バッツマンは持久力が大切になるがです。やはりクリケットではバッツマンは花形ながですね。

      あと、バッツマン同士のパートナーシップが重要になって、調子のよいバッターが打席に立ち続けられるように、もう片方のバッターは1ランを丁寧に打つことで、調子の良いバッターにわざと回していくことも戦略に入ってきますちゃ。あとは相手のボウラーとの相性も見ものですちゃね。4ランや6ランを常に狙っていくことだけが醍醐味ではない面白さはあるかと思いますちゃ。

      >決して自分はクリケットを批判しているわけではなく、バットマンがクリケットの花形なのではないのかと思うのです。ちょっと説明が下手で申し訳ありません。

      むしろクリケットの深いところを掴んでいると思いますちゃ。言語化は難しいがですが、すごく有意義なコメントありがとうながです。

      • 話はかなり変わりますが、木村昇吾についてはどうお考えですか?個人的に木村昇吾は日本クリケットでの成績はあまり傑出した感じではないのと、野球から戦力外になったというのもあってツイッターとかで馬鹿にされているイメージがあると思うのです。野球転向者の特有の肘の癖などの矯正するのに時間がかかるというのもあるのでそういった意味でも彼の転向は結果的にどのように考えていますか?(ちなみに野球も言う程決して傑出した成績ではないですが)

        個人的には野球が好きだろうが嫌いだろうという様々な立場があるとはいえ、人の判断を馬鹿にすることはよろしくはないとは思います。転向に関しては成績ではあまりいいものではないですが、クリケットの知名度を上げた一人ではあるとは思うのです。

        • ちなみに成績が傑出していないと言ったのはというのは国際試合でのことです、インドネシア3試合で20点、韓国には14点。香港には1点。もちろん、香港やインドネシアは国際試合では強いし、韓国も油断出来ない相手ではありますが、やはり門脇 ー フレミング ケンデルとか比べたらあまりパッとしないということなのでしょうか…

          • 何度もコメントすいません。 話変わるようですが、インドとパキスタンが戦争になりそうという話を耳にしました。この辺りは昔から係争地であることは有名ですが、クリケットにどんな影響を及ぼすのか、もし戦争になったら、ワールドカップも血で血を洗う感じになりそうかなと自分は思いましたが、どのように今回の紛争を捉えていますか?
            下は参考のyoutube です。
            https://youtu.be/SmEIWsrT2c4?si=LFbsEwDO43DWH8bZ
            P.S インスタを拝見したら2025年も木村昇吾はクリケットのA代表の強化ロースターに選ばれていました。ただ、コレをみる限り本代表というよりは控えロースターみたいな感じだと思いました、どう思われますか?

          • >吉田さん
            インドとパキスタンのクリケットに関しては、単純に言い表すのが難しいとオラは思うがです。

            代理戦争的な位置づけで、エル・クラシコに匹敵するくらいの熱狂度があるのは確かながですが、同時に「同じ国だった両国がクリケットを通じて一つになれる機会」でもあるがで、印パ戦は「絶対に負けられない戦い」というだけではなく、彼らにとって本当に大切にされていると感じられますちゃ。

            木村さんの位置づけは確かに「控えロースター」に近い感じですちゃね。ただ、ICC主催の国際大会と、五輪関連の組織が主催の大会ではレギュレーションも異なるし、今のメンバーの中にはオーストラリアやニュージーランドなど海外を拠点に活動されとる選手もおられるがで、度々招集されるのではないかとオラは思いますちゃ。

          • >吉田さん
            クリケットの場合、トップオーダーが打ちまくっていれば、あとの打順の選手には回ってこない性質があるスポーツだけに、6,7番手のバッツマンである木村さんまでなかなか回ってこないのかと思いますちゃ。

            ちなみにケンデルは海外リーグでプロ契約結ぶほどの実力者ながで、彼は別格ながですね。

        • >吉田さん
          木村昇吾さんは確かに傑出した成績を出しているとは言い難いところながですが、プロアスリートとしての経験値があって、メンタル面では大きな支えになっており、日本のクリケット界にとっては重要な選手だと位置づけられてますちゃ。クリケットに転向した野球経験者は結構いますけど、あまり長続きしないので、木村さんのように真摯に向き合ってくださる方は、本当に素晴らしいと思いますちゃ。

          クリケットの地位を上げるのに一役買ってくださるし、そのためにはスリランカにも度々訪問しては、代表チームと関わったりもしてるので「ここまでやってくれるのか!」というのが正直な気持ちですちゃ。

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