ライバルチェックも3回目やちゃ。今回はJ2でも屈指の個性派の大木武監督が率いるロアッソ熊本やちゃ。
とにかく繋ぐJ2の異端派やちゃ
第2回目は「ひたむき」のブラウブリッツ秋田やったがやけど、今回はロアッソ熊本にしたがよ。
ここ、前回のブラウブリッツ秋田と対称的なチームで、とにかくボールを繋ぎまくるチームやちゃね。大木武監督はそういうサッカーを20年以上もやってきとる方やし、どこのチームを率いても不変やけど、熊本もまさに大木さんらしいチームになっとるのう。
スタッツが秋田と違う意味で極端で、シーズンのパス本数は20689本と2位の清水より600本以上多くて1位やしよぉ、ボールポゼッションも平均54.7%とこれまた1位やちゃ。本当に「どんだけ繋いでくるがよ」という感じやちゃね。カターレが対戦してきた相手の中では、ゴン中山監督就任後のアスルクラロ沼津、寺田周平監督就任後の福島ユナイテッドFCに近いタイプと言えるやろう。
昨シーズンは12位で終了しとるちゃ。2022年は4位になってよぉ、プレーオフも勝ち上がって、クラブ史上初のJ1昇格も寸前のところへ行ったがやけど、ここ2年間は主力を引き抜かれたのも影響があったのか、なかなか上位に食い込むことができんかったのう。ただ、大木さんのチームは若い選手がブレークすると、結構おもっしいとこまで上がったりするがで、今年も見逃せないチームやろう。
カターレとの対戦

ロアッソ熊本との対戦は2021年シーズン以来になるのう。
実はカターレにとっては、ロアッソ熊本は非常に苦手にしているチームの一つやちゃ。最初に対戦した2009年には熊本相手に2勝しとるがやけど、その後は全く勝てていないという、ある意味で最大の天敵とも言えるやろう…。実際に対戦していても、あまり良い思い出がないのがカターレとしては辛いところやちゃね…。
カターレサポとして覚えとるのは、2011年にロアッソ熊本のアウェイゲームでよぉ、25000人の大観衆の前で結構良い試合していて、1-1で引き分けたことかのう。このときのカターレはなかなか苦しかったがやけど、意地を見せられたと思うちゃ。
今冬の移籍
加入
GK | 武者大夢 | アスルクラロ沼津 | |
DF | 袴田裕太郎 | 東京ヴェルディ | 期限付き移籍 |
DF | 🇰🇵李泰河 | 朝鮮大学校 | |
DF | 宮㟢海斗 | FC刈谷 | 期限付き移籍期間満了 |
DF | 長嶋志歩 | 相生学院高 | |
MF | 飯星明良 | 九州産業大 | |
MF | 渡邉怜歩 | 鹿屋体育大 | |
MF | 小林慶太 | 立教大 | |
MF | 渡邉怜歩 | 仙台大 | |
FW | 塩浜遼 | 福島ユナイテッドFC | |
FW | 半代将都 | 筑波大 |
放出
GK | 田代琉我 | アルビレックス新潟 | |
DF | 江崎巧朗 | ジュビロ磐田 | |
DF | 岡崎慎 | 鹿児島ユナイテッドFC | ※昨シーズンはFC岐阜に所属 |
DF | 岡田大和 | 北海道コンサドーレ札幌 | 期限付き移籍期間満了 |
DF | 相澤佑哉 | クリアソン新宿 | 期限付き移籍期間延長 |
DF | 酒井匠 | 引退 | |
MF | 谷山湧人 | FC徳島(四国) | |
MF | 東郷翼 | EDO ALL UNITED(関東2部) | |
MF | 東山達稀 | EDO ALL UNITED(関東2部) | |
MF | 藤田一途 | ガイナーレ鳥取 | |
MF | 伊東俊 | 引退 | |
FW | 石川大地 | ジェフユナイテッド市原・千葉 | |
FW | 唐山翔自 | ガンバ大阪 | 育成型期限付き移籍期間満了 |
チームの顔として長く活躍してきた伊東俊が引退してよぉ、エースの石川大地が千葉へ、守護神の田代が新潟へ移籍してよぉ、今年のシーズンは節目のシーズンになりそうやちゃね。
そして、補強の方針がなかなか独特な方向性になっとって、J3から昨シーズン14ゴールの福島ユナイテッドのエースストライカーの塩浜遼、沼津の守護神の武者大夢を獲得しとって、下のカテゴリーで際立った選手をピンポイントで獲得しとるのが良いのう。それもチームスタイルが熊本に似ている沼津と福島から獲得しとるのが興味深いちゃね。
ユニークなのは、他のクラブよりも新卒の選手を多く獲得しとるところが特徴的やちゃね。毎年5,6人ほど獲得しとるがやけど、今年に関しては7人もいるのがおもっしいところやのう。昨シーズンは古長谷千博が活躍しとったし、必ず2,3人くらいは主力として起用されとるがで、こういうところの目利きは熊本の良いところやちゃね。
フォーメーション

システムは[3-3-3-1]を採用しとるちゃね。
現代のサッカーはシステムも多様になってきている時代になってきとるがやけど、このシステムを採用しとるのは、おそらくJリーグでは熊本だけやろう。大木武監督の率いるチームではこの形で戦うことが結構多いがやけど、まさに大木さんを象徴するシステムと言えるやろう。
パスで繋いでいったり、突破力のある古長谷や大本を活かしながら、きっちり崩してフィニッシャーが決める…というのがこのチームの特徴やろう。ときには「効率が悪い」など言われることはあるがやけど、それでもきっちりやりぬこうとするところが、大木武さんらしいとも言えるちゃ。
石川大地と田代琉我の移籍は結構大きいと思うがやけど、元々の所属チームが近いサッカーをやっとるところから引っ張ってくるだけに、チームにフィットしやすい人材を選んだと言えるやろう。新エースとして期待される塩浜遼は、抜け出しもトラップも優秀なアタッカーで、カターレも何度もやられとる相手だけに。本当に侮れないちゃ。

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