登録者数2万人を超える大人気スポーツチャンネル「清田スポーツちゃんねる」が減価償却を理解してないにもかかわらず、Jリーグの経営とか批判していたことが明確になったがよ。
ありゃ、オラはレジスタンスに強制加入されていたみたいやちゃ…!
…というのはさておき、サッカー憎しで「税リーグ」とかなんやら意味不明なこと言って、四六時中Jリーグを叩きまくっとる、登録者数2万人超えの人気チャンネル「清田スポーツちゃんねる」やけど、減価償却を知らんかったことが判明したがやねぇ…。
減価償却費を税金負担???
それでは問題のシーンやちゃ。

「平日ずっと天然芝を養生しなければならず、その間の維持費や償却費が税金負担になってしまう」
「維持費や償却費が税金負担になる???」
???
こりゃえらいことゆーとるじゃ。これが反清田スポーツchレジスタンスの中の人である西葛西出版の中村慎太郎さんがYoutubeライブで突っ込んでいたやけど、あまりにも謎すぎるがで、思わずXにこう投稿したがやね。
なんかこのポストがえらいバズってしまったがよ。普段そんなにバズるようなポストはしとらんもんやけど、いっつも調子に乗ってJリーグのネガティブキャンペーンを展開しとるチャンネルがやらかしたからか、普段から不快に思っている方々が反応されたがでしょう。
しかも、Togetterまとめも作られていたじゃ。
しっかし「維持費や償却費が税金負担になる???」というのは本当に意味不明な発言やちゃ。
あの…維持費と償却費を並べてしまっとるがやけど、この2つ、全然違うがやね。
まず、維持費(維持管理費)については、施設を維持するためのランニングコストやちゃ。この中には従業員のお給料とか、お掃除の費用、大掛かりにならないレベルでの修繕費とか、消耗品費などいろいろあるちゃ。こちらは現金で支払っているものやからのう。
ただ、償却費は変やちゃねえ…。
減価償却費
いわゆる「減価償却費」というもんやけど、これは「非現金支出費用」と言ってよぉ、現金が動かない費用やちゃ。帳簿に計上するだけのもんであって、現金が動かないのが減価償却費ながよ。
これは長期間にまたがって使用する「固定資産」に対する費用やちゃ。
例えば、建物とか車とかOA機器のように、長期的に使用していく資産を購入した際に用いるがやけど、使用した期間にわたって費用を計上していくもんながよ。購入したときに購入金額を1年で帳簿につけたら、その年度の赤字がえらいことになってしまうがで、使用する年数に応じて、1年ずつ経費を計上していくもんやちゃ。
実際にお金が動いとるのは購入した初年度やけど、帳簿に計上するのは年度ごとになる…というのが減価償却ながよ。

会計の世界史 イタリア、イギリス、アメリカーー500年の物語 [ 田中 靖浩 ]
減価償却はイギリスの産業革命時に生まれたもんで、その当時の鉄道会社が車両、車庫、線路の費用を計上するための手法として生まれたがよ。車両とか車庫とか、単年で経費計上したら、えらい赤字になってしまうがよ。鉄道会社のように固定資産が多い業態では、投資した年が極端に赤字になってしまうちゃ。
そこで長期にまたがって経費計上する手法「減価償却」が生まれたがやね。
これを説得力を持たせるために、当時の鉄道会社は理論武装して「機関車や車庫は長期的に利用していくがやから、長期で費用計上するのが合理的」という理屈をつけて、それが認められるようになったわけやちゃ。
この方が経年劣化による価値減少を表すこともできるしよぉ、適正な資産と費用の計上ができるようになるちゃ。建物も車も備品も使っているうちに、徐々に劣化していくもんやけど、そこから金額を費用計上していくのが合理的やちゃね。
実際にお金が動くのは、投資したその時やけど、帳簿上では使用年度に合わせた金額を、年々コンスタンスに経費にしていく…というのが減価償却やちゃね。
要するに「減価償却費」とは、資産価値の減少を費用として表すもんであって、現金が減らんがいちゃ。
仕分けするとこんな感じやちゃ
実際に維持管理費が200,000円(現金支払い)、減価償却費が100,000円発生したときの仕訳はこうなるちゃ。
借方 | 貸方 | ||
---|---|---|---|
維持管理費 | 200,000 | 現金 | 200,000 |
減価償却費 | 100,000 | 建物 | 100,000 |
※費用の発生 | ※資産の減少 |
この上の仕訳のような感じになるちゃ。
- 維持管理費が発生したら、現金が減る
- 減価償却費が発生したら、建物(の資産価値)が減る
この仕訳で分かるやろう。
減価償却は現金減らんがよ
ということで、清田スポーツちゃんねるの問題のシーンをもう一度掲載するちゃ。

維持費や償却費が税金負担になってしまう
要は「減価償却費を税金で払う」と言っとるがやね。
これを同じように維持管理費が200,000円、減価償却費を100,000円を計上する仕訳をするとこんな感じになるのう。
借方 | 貸方 | ||
---|---|---|---|
維持管理費 | 200,000 | 現金 | 300,000 |
減価償却費 | 100,000 | 建物 | 100,000 |
※費用の発生 | ※資産の減少 |
減価償却費で現金が減ってしまったら、借方と貸方の合計が同じにならんがになってしまって、ぐちゃぐちゃな仕訳になってしまうちゃー!
借方 | 貸方 | ||
---|---|---|---|
維持管理費 | 200,000 | 現金 | 300,000 |
減価償却費 | 100,000 | ||
※費用の発生 | ※資産の減少 |
もしくは「現金が減っているのに建物の価値減少になっていない」というのもあるやろう。「経年劣化はどこへ行った?」という話になるちゃ。
「維持費や償却費が税金負担」を仕訳で書いてみたら、こんなおっかしなことになってしまうがでよぉ、減価償却費が税金負担とかあり得んがよ。こんなダラな会計しとったら、そいつは会社で経理やっていけるわけないやろう。
清田スポーツちゃんねるは減価償却を知らない
こういうことでよぉ、「平日ずっと天然芝を養生しなければならず、その間の維持費や償却費が税金負担になってしまう」と言っている清田スポーツちゃんねるは、簿記の初歩の中の初歩である減価償却すら知らないのが明らかやろう。
借方 | 貸方 | ||
---|---|---|---|
減価償却費 | 100,000 | 建物 | 100,000 |
※費用の発生 | ※資産の減少 |
この上の仕訳のように、建物の資産価値が減少するがであって、現金が減らんがよ。
減価償却費で税金は減るわけないがよ!!!
建物の経年劣化を減価償却で表しとる話やけど、これを現金で埋めるなんて意味不明ながよ。定額法か定率法かどちらを採用しているのか分からんがやけど、一定の金額で減り続けるし、いつかは資産価値がゼロになっていくがいちゃ。そもそも、現金で資産の全体の金額を穴埋めしていっても、建物自体の資産価値減少を埋められるわけやないちゃ。
これが「減価償却費」ではなく「建設費」なら、まだ話は分かるやろう。建設費の発生により現金が減少していくわけやしのう。ほんじゃから、清田スポーツちゃんねるは「維持費や建設費が税金負担になる」と言うべきやったとオラは思うちゃ。
その後のオラへの反論でこんなこと言っとったがやね。

「Jクラブが支払う金額の中に天然芝養生中のスタジアムの減価償却分を組み入れてJクラブに適正なコストを負担させるべき」
???????
これは救いようがないちゃねぇ…。
経年劣化による固定資産の価値減少を表しとるのが減価償却で、非現金支出費用というがに「天然芝養生中のスタジアムの減価償却分を組み入れて」とかよく分からんこと言っとるのう。この人、減価償却費で現金が減ると相変わらず思っているようやちゃ…。

簿記会計やってりゃ、こういうのは大チョンボであるのは間違いない話やけど、おそらく清田スポーツちゃんねるの中の人は、減価償却費を理解していないどころか、仕訳もしたことないとか、簿記の勉強すらしたこともないと考えられるやろう。
ただただ、サッカーにネガティブなイメージを持たせるために、あらゆる費用を並べて「サッカースタジアムはお金がかかるもの」と印象付けようとしていたのかなーとオラは思うのう。
基礎を知らないで偉そうなこと語るなま
減価償却費については、仕事で触れる機会がなかったら、知らない人がいてもおかしくないちゃ。こういうのを街中で働いている肉体労働者とか、コンビニで働いとるおばちゃんとか、縁がなかったら知らなくても仕方はないちゃ。
ただねぇ、普段自分のYoutubeチャンネルでよぉ、Jリーグの経営とか、スタジアムの経営とか、自治体の税金とか語っとるもんが、減価償却費を知らんかったら、本当に話にならんもんやちゃ。
もし「オフサイドも知らないサッカー解説者」がおったら、そんな人は信用することもできんやろう。基本的なことも知らんようなもんが、えらそうに語っていることこそ、公益性を害するちゃ。身の丈にあった知識がないと話にならんちゃ。もはや公害でしかないちゃ。

これぐらいのレベルのもんが「Jリーグの決算書は単なる内部資料」なんて言うなんて、身の程知らずとしか言いようがないやろう。すべての発言がテキトーで無責任でしかないわけやちゃ。
2万も登録者数はおるがやけど、所詮「減価償却費を知らない人の戯言」ながいちゃ。もし見ている人がおったら、ご自身でよく考え直した方がいいやろう。

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コメント
コメント一覧 (16件)
ご苦労様ですしかし減価償却を理解できていないのは恥ずかしいですね
>匿名さん
減価償却で現金が減る認識とか、恥ずかしすぎるちゃ。
「減価償却で現金が減る認識とか、恥ずかしすぎるちゃ。」
ごめんなさいそうでなくて、税収が減価償却費をカバーするという認識を持てないとれぱん先生が恥ずかしいと言っています
先生は税金負担がなぜか必ずキャッシュアウトするものだと誤解されていますがそんなことはななく例えば
総支出 = 維持管理費10億円 + 償却費20億円 + その他50億円 = 80億円
総収入 = 100億円
だとして償却費20億円分が税収で補填されている=税金負担と解釈できるからです
自治体の運営では収入(税収など)が費用をカバーする役割を果たしているため、「償却費を税金で補填している」といった表現は全くおかしくないのです
https://www.soumu.go.jp/main_content/000543142.pdf?utm_source=chatgpt.com
総務省の資料ですが9頁をご覧ください
純行政コスト(税を主とする一般財源等で賄うべきコスト)に減価償却費が含まれているのが分かります
「スタジアムが赤字」の件でも若松さんにも咎められていましたが、
この視点ではおかしいが、こういう視点で見ればおかしくないという表現を「珍言」とか「ダラ(バカ)」とか「わけわからん」とか言って煽ってしまうその性格が恥ずかしいと言っています
>匿名さん
そもそも減価償却費は「非現金支出費用」であり、帳簿に計上するだけに過ぎんがですね。固定資産は年々減価償却費によって減少していくものであるがで、税収でいくら現金を稼いでも、固定資産そのものの減少は抑えるわけではないがです。税収で得られた資産は現金であるため「税収で減価償却費をカバーする」というのではなく、正しくは「建設費をカバーする」が正解ながですね。
結局、減価償却費を税収で補ったところで、それは帳簿上の損益を合わせるだけに過ぎませんちゃ。よって「建設費によるキャッシュアウトを税収によるキャッシュインで賄う」のが妥当ながですね。これは若松さんにも言えますが、あなたは簿記の原理原則に沿った言葉選びをしたほうが良いかと思いますちゃ。
あと、自治体の収入の話は、論点ずらしにしかなっていませんちゃ。あなたは「視点を変えると○○」とおっしゃってますが、オラは「減価償却費を理解しているのか?」という論点のみで語っているだけに過ぎんがですね。利用料に減価償却費の計算が入っているから、減価償却費を賄っているというのは詭弁でしかありませんちゃ。あなたや若松さんのそれはただのゴールポストずらしにしかなってませんちゃ。
論点ずらしこそ恥ずかしくならんがですか?
いろいろ講釈垂れるのは良いがですが、説明するなら仕訳してくりゃっせま。
論点は「維持費や償却費が税金負担になってしまう」という表現がおかしいかおかしくないかです
結論は全くおかしくないです
なぜなら先生が以下でお認めになってるからです
>結局、減価償却費を税収で補ったところで、それは帳簿上の損益を合わせるだけに過ぎませんちゃ。よって「建設費によるキャッシュアウトを税収によるキャッシュインで賄う」のが妥当ながですね。これは若松さんにも言えますが、あなたは簿記の原理原則に沿った言葉選びをしたほうが良いかと思いますちゃ。
おや、帳簿上の損益を合わせるために減価償却費を税収で【補う】とはっきり仰っている(笑)
「減価償却費」などが費用として計上されるため、借入金を増やしたり税収を増やしたりして収支のバランスを取る必要があるのですよね
要は減価償却費が税金負担になっているというのはなんらおかしくない表現だと先生自身の言葉で語られているのです
ご自分で自分を論破してしまいました
最後に
論点をすり替えているのはどちらなのでしょうね
「スタジアムを建てたら毎年減価償却費を払わないといけない」
言っていないことに反論するいわゆるストローマン論法というやつですね
https://x.com/torepan_sensei/status/1880098972129456563
>某スポーツちゃんねる「スタジアムを建てたら毎年減価償却費を払わないといけない」
この程度の認識で「税金ガー」と言ってるとか、恥ずかしくないやろうか…。
>匿名さん
>おや、帳簿上の損益を合わせるために減価償却費を税収で【補う】とはっきり仰っている(笑)
これで、匿名さんが「建設費」と「減価償却費」の区別がついていないことがよく分かりますちゃ。
「建設費」はキャッシュアウトになるがですが、「減価償却費」は資産価値の減少を費用計上しているだけに過ぎんがでキャッシュアウトにならんがですね。
全然、減価償却のことがりかいできてないのが明らかですちゃ。
先生、いつも煽っててすみません。。。
ですが今回の記事も認識が間違っています。
〉要するに「減価償却費」とは、資産価値の減少を費用として表すもんであって、
これがそもそも違うのです。。。
確かにそのように説明されることもあるのですが、減価償却費とは、建設費を建設後の期間に配分したものであり、資産価値の減少を表すものではないのです(簿価≠資産価値)。
〉これが「減価償却費」ではなく「建設費」なら、まだ話は分かるやろう。
上記の通り減価償却費とは期間配分された建設費なので、「話は分かる」でしょう。
※なぜ「建設費」と言わなかったのかは、すでに埼玉県の負担で建設済だからと清田氏が動画で説明していました。
>Andreas Lampkinさん
「償却費」と表する時点で間違えてますちゃ。
あと、簿記における「費用」とは、資産の減少が発生時に使用する言葉ながで「資産価値の減少」で合ってますちゃ。だから「資産価値の減少を表すものではない」というのは意味不明ながです。
あと、Andreas Lampkinさんが勝手に清田氏の代弁を勝手にされてもこっちは困るがで、清田氏ご自身の口で「減価償却費をどう理解されているのか?」ちゃんと説明していただきたいところですちゃ。
経理に詳しくないので間違っていたら申し訳ありませんが、
下記のようなケースがあるから指摘の考えが本質的に正しいということでしょうか?
100億円でスタジアムを建設し、1年10億円で減価償却すると仮定します。
2年目に何らかの理由でスタジアムが高騰したので120億円で売れました。
減価償却を考えるとスタジアムの価値は80億円のはずなのになぜ?
>TTTさん
減価償却によってスタジアムの価値が80億になるのは間違いないですちゃ。
120億で売れた場合は、貸方に「現金 120億」、貸方に「建物 80億」「固定資産売却益 40億」という仕訳になりますちゃ。
〉「減価償却費」とは、資産価値の減少を費用として表すもんであって、
ごめんなさい、これを間違いだというのは語弊がありました。実際の資産価値の減少を表すものではないという意味です。
>実際の資産価値の減少を表すものではないという意味です。
「費用の発生」=「資産の減少」ながですよ。簿記の基本ながです。
減価償却費がどーたらこーたら、そんな事わどーでも良い。
ことの本質はサッカースタジアムの建設と維持管理で自治体に
大きな財政負担が発生していることだ。
それを減価償却費という用語の定義の問題にすり替えては遺憾ぞ。
そんな本質とはかけ離れた指摘など何の意味も無い。
まともに反論が出来ないから姑息な論点ずらしをしてるだけだとしか
解釈出来ん。
清田さんに反論するなら国にも自治体にも財政負担が無いという論理
が必要だ。
>ドーハの試合を観てたさん
コメントありがとうながです。
まずお金の話をする上で、会計の基礎である減価償却すらも知らないのは論外やと思いますちゃ。減価償却知らないで「サッカースタジアムの建設と維持管理で自治体に大きな財政負担が発生している」なんて言っても説得力などまるでないがです。
ガリガリの痩せた人が、マッチョな人に「お前の筋トレ違う」と言うようなもんと一緒かと思いますちゃ。
本質とかけ離れるとか以前に、基礎もできんもんが本質など語れるわけないがですね。
だからどっちなんだ?
サッカースタジアムの建設で国や自治体に財政負担が有るのか無いのか?
どっちなんだ?
先ずはこの問に答えるべきだ。答えてもらわないと永遠に議論が噛み合わない。
ことの本質は「減価償却費」ではなく、建設費と維持費の財政負担なのだから。
>ドーハの試合を観てた。さん
>ことの本質は「減価償却費」ではなく、建設費と維持費の財政負担なのだから。
動画ではっきりと「平日ずっと天然芝を養生しなければならず、その間の維持費や償却費が税金負担になってしまう」とおっしゃっていたがで、その真意をこちらが指摘しているがですが、まさか「その話は重要ではない」などと言って、実質話をズラしているがですね。
あと、「サッカースタジアムの建設で国や自治体に財政負担が有るのか無いのか」と問う以前によぉ、指摘する側が公的な証拠を添えて主張するべきながですね。疑いを持っているがなら、自ら労力を使って、自治体に問い合わせるとか、情報公開請求とか行えばいいだけながです。立証責任を放棄せんでくれませんけ?