いわきFCは何で戦術軽視と取れる発言をすらーか?

いわきFC考察の後編やちゃ

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なぜ戦術軽視と取れる発言をするがか?

いわきFCといっちゃ、「フィジカルスタンダードを変える」といった、フィジカルを重視した方針でよぉ、ボール使うトレーニングよりも、筋トレの方をえらい重視しとることが、あらゆるメディアで言われとるちゃね。

その徹底的な姿勢ちゃ、遺伝子検査とか抜き打ち栄養素テストとかやったり、3食は栄養士が徹底的に管理しとったり、選手ごとでトレーニングメニューを変えたりとか、DNSの技術を徹底的に活用しとるがいど、ここまで突き抜けたのちゃ、今のJリーグのクラブでもなかなか無いやろう。

その中の文面でよぉ、「勝つための手を練るつもりはない」と戦術軽視とも取れる発言をしとるがいちゃね。『こいつらフィジカルすごいし、走るし、すごい勢いでゴールに向かってくる。これはダメだ。いわきFCは強い…』と思わせるような戦いをしたいがやと。これにはいろんな考えがあって、懐疑的に思われる方も結構おられると思うちゃ。ただ、これは何でかと考察してみたがよ。

シンプルに「ボールを奪う」ことと「ゴールに向かい続ける」こと

去年よぉ、いわきFCのサポーターの方からよぉ、天皇杯福島県予選決勝の試合動画を頂いたがいちゃ。そのこともあって、ちょっこし過去に試合を見た感想など書いたりしとったがよ。

ここには戦術的なこととか、いろいろ書いたがやけど、実際のとこ、いわきFCのサッカーちゃ、えらいシンプルなもんで、「ボールを奪う」「ゴールを目指す」の2点に尽きるほど、シンプルなサッカーをしとると言えるちゃね。ポゼッション重視とかカウンター重視とか、サッカーには戦術があって、それで勝敗が左右されるようなもんやけど、単純にボールを持ってりゃゴールに向かうし、ボールを持ってなかったら奪うのは、どんなサッカーしとろうが、基本はそれやちゃね。

ただ、戦術ちゃ、何で考えるのかといったら、集まってくる選手の個々の武器を活かしてチームの武器にしていくとか、相手チームの対策のために考えるとか、気候条件とか芝生の状態とかの外的な要因やったり、更にはレフェリーの傾向を見て変えたりしたりするもんやちゃ。もちろんペース配分を考えて、「無理して攻めない」とか「ボールをポゼッションして落ち着こう」とか、いろいろ考えるもんやちゃね。

去年はハウストラ監督の下で、オランダ型の4-3-3をベースとして、両翼を大きく開いてガンガン仕掛けていくサッカーをしとったがやけど、良くも悪くも「攻撃ありき」のエールディヴィジを彷彿させるもんやったじゃ。

今年は元湘南の田村雄三さんが監督しとられるがやけど、チームのベースとしちゃ、湘南同様に3-4-3をベースとしとって、攻撃時は5トップになるようなサッカーを演じてきとるがいど、根本的なことちゃ、ゴール狙うときは人数をかけて、ガッツリ雪崩れ込むのは変わりはないちゃ。

去年の天皇杯福島県大会決勝と清水戦で思ったこと

先日はよぉ、天皇杯3回戦が行われて、いわきFCちゃ、清水エスパルスに0-2で負けて敗退しとるがやのう。ながら見やけど、オラもこの試合は見てたじゃ。そんでこの試合を見て思ったのちゃ、いわきFC自体はやるサッカーは変わらず、相手チームが勝負に徹して感が強かったことやのう。

これは天皇杯福島県大会決勝でも思っとったことやけど、いわきFCがやるサッカーは、シンプルに「ボールを奪う」ことと「ゴールへ雪崩れ込む」ということやったがいど、決めるべく展開の中やと、しっかり決めてきた福島ユナイテッドFCが勝利した試合やったがいちゃ。

試合に出る以上、もちろん勝利を目指すのは当たり前やけど、そのために戦術を考えるのは当たり前やし、いわきFCも戦術が無いというわけではないと思うちゃ。去年の福島戦の時も、いわきFCが追いつくべく、パワープレーを仕掛けたがやけど、アレも戦術やしのう。ほんじゃけど、彼らの立場とか考えたら、スタイルの方が重視できる立場であって、清水エスパルスや福島ユナイテッドにとっちゃ、何が何でも勝利することが全てという、ベクトルの違いは感じさせられるもんはあったのう。

いわきFCは商魂がたくましいちゃ

戦術を軽視して、攻め続けるスタイルを重視するのちゃ、「フィジカルスタンダードを変える」というスローガンの元で戦っているから…が大きな理由ではあるやろうのう。

いわきFCの企業形態ちゃ、どんな感じながか、はっきりしたことまではオラには分からんねど、経営権はアンダーアーマーの代理店である、株式会社ドームが持っとるがいちゃ。そんで選手達ちゃ、半日は流通センターで仕事しとるわけやけど、その形態ちゃ、JFLの企業チームと似たようなものやと考えていいやろう。

つまりよぉ、「ドームFCになるとこが地域名を名乗っている」と考えてもいいかもしれんちゃ。

ただ、ドームという会社ちゃ、スポーツ用品メーカーのアンダーアーマーの総代理店やから、スポーツに力を入れることによって、彼らの金儲けに繋がっていくわけやちゃ。


そう考えたら、「フィジカルスタンダードを変える」というのちゃ、そのことが実現につながっていけりゃ、DNS製品、アンダーアーマーの製品の売上に繋がっていくわけやちゃね。選手達、チームというのちゃ、まさにドームの広告やから、フィジカルを鍛え上げんと話にならんし、それがはっきりとでるサッカースタイルやないといけない…というわけやちゃ。

ほんじゃから、「日本人に合わせたチームワークとパスサッカー」みたいなのちゃ、まずドーム社の方針から見たら、まずありえない考えやろう。むしろ、「日本人の体格をワールドクラスにする」というのが彼らの狙いである以上は、試合に勝つために全てを尽くすよりは、儲けるために全てを尽くす方が大切やと思うちゃね。

ほんじゃから、「いわき市を東北一の都市にする」ということを強調しとるがかもしれんのう。

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コメント

コメント一覧 (2件)

    • 普通の口調で読むくらいの価値があるとおっしゃるがやね。
      そこまで評価してくださるとは励みになりますちゃ

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