前節はミスでアスルクラロ沼津に負けたカターレ富山は、またホーム戦でブラウブリッツ秋田と対戦やちゃね。
最大の天敵やちゃ
ブラウブリッツ秋田といえば、カターレにとっては最大の天敵やちゃね。カターレもブラウも両チームとも監督は代わっとるはずながに、対戦成績では1勝4分6敗と圧倒されとんがやね。しかもホームでは4連敗中で本当に厳しいちゃ。
ここ近年での試合内容は、カターレがボールを握ってよぉ、結構深いところまで攻撃を仕掛けとんがやけど、いつも20分くらいにはブラウが先制を決めて、その後はブラウのカウンターの脅威でタジタジになってしまう…というのが、毎年の流れながいちゃ。
吉田謙監督も天敵やちゃ
そんで今シーズンからは「賢人」吉田謙監督が就任しとんがやけど、彼は沼津での3年間でのカターレとの対戦は、4勝1分1敗とこれまた圧倒しとんがやね…。
去年までのアスルとの対戦もまた似たようなもんで、カターレがボールを握ってよぉ、結構深いところまで攻めとんがに、アスルの固い守備を崩すことができんまま試合が進んで、結局は点が取れないまま終わってしまう…という流れながいちゃね。
要はカターレにとっちゃ、ブラウブリッツ秋田というクラブも、吉田謙という監督もどちらも天敵で、強敵中の強敵ながいちゃね…。
完成度も歴然やちゃ
ブラウがどういうチームながか…といったら、以前に書いた記事もあるがで、そちらを参照してもらえればいいちゃ。
3試合で8得点無失点と完璧すぎる開幕ダッシュを決めているブラウに対して、カターレちゃ、5得点4失点と攻守でも及ばないのは実際のところやのう。
単純に両者の試合内容を見てても歴然ながいど、攻撃では「いちいち確認せんでも適したポジションに選手が走っている」がやし、守備では「ラインが統率されていて、GKとDFの間に放り込まれても誰が処理するのかはっきりしている」のが今のブラウの状況やないかと言えるやろう。
それに比べたら、今のカターレちゃ、攻撃では「ボールの出し受けで噛み合っていないし、ポジショニングも曖昧」であって、守備では「GKとDFの間に出されたらミスでやられた」といったところやろう。
対戦相手は違うとはいえ、両者の完成度には歴然の差はあるがやし、カターレとしては現実は受け入れないといけないかと思うちゃ。
さてどうしたらいいがやろう?
元々培っているチームスタイルといい、今の監督の特徴といい、しかもアウェー戦と考えた場合はよぉ、おそらくブラウは「ボールを持たない」戦いを選ぶのは容易に予想できるやろう。その点では沼津よりは戦い方は読みやすいかもしれんちゃ。
ただ、そこまで割り切った相手というのちゃ、逆に難しいところがあるちゃね。カターレとしてはボールを握っていたいところやし、ブラウとしては自ら回す展開は消極的なだけあって、お互いのやりたいことが一致してしまうのが難しいちゃね。つまり「カターレがやりたいことをやろうとするほど、ブラウがブラウのやりたい展開に近くなる」みたいな現象になるちゃ。
そう考えたらよぉ、カターレはやはり「下手なボールの取られ方をしない」ことが絶対命題になってくるやろう。向こうとしては「ボールを大切に保持する」ことよりも「ボールを安全に手放す」ところに重視しとるし、守備にしても「素早くボールを奪う」というよりも「即カウンターできるようにボールを奪う」という感じやから、本当に骨が折れるちゃね。
ほんじゃから、カターレはリスキーな奪われ方をされないことに細心の注意を払わないといけない…ということやちゃね。
先制点を奪えば…
吉田謙監督ちゃ、アスルクラロ沼津の頃もそうやけど、攻守においてあんまし複雑なことをやらないで、シンプルな戦術で練度を上げていくのが特徴的やちゃね。攻撃陣が猛威を奮ったJリーグ1年目にしても、守備的な戦いが目立った2,3年目にしてもそうやけど、基本的には「ボールを持たされる展開は苦手」な傾向はあるちゃ。
そう考えると、カターレは何が何でも先制点を取らないといけない…ということやちゃね。先制点を取られる展開になってしまうと、向こうが得意のロングカウンターを発動させやすくなってしまうからのう。
逆にカターレが先制すると、向こうが「攻めないといけない」状況に陥ってしまうがで、カターレがカウンターを仕掛けやすくなる…とも言えるやろう。こうなってくると「越中のモハメド・サラー」こと大谷駿斗選手のスピードやったり、秋田戦でも得点をあげている「越中のサディオ・マネ」こと武颯選手も効いてくるはずやちゃ。
あとはセットプレーはゾーンとマークの混合で守備しとんがやけど、彼らの守備の軸になっとるのは、CBの千田海斗選手やちゃね。彼をいかに剥がしてシュートに持っていけるか…ということかのう。まあブラウのセットプレーになったら、その千田選手が脅威ながいど…。
ファーストプレスをいかに躱すか?
強敵のブラウブリッツ秋田やけど、実際やってくることは結構シンプルやし、実は分かりやすい相手には違いないちゃね。ただ、その練度が高すぎて「スカウンティグしても隙がない」というのが、今の現状やないかと思うちゃ。
そんでもカターレは戦っていかんなんがやけど、今回の相手は「当たり前のことを当たり前に忠実に行う相手」ながで、やはりやり方は理解した方が良いかと思うちゃ。
ブラウの守備に関しては、前線の選手と連動して動くもので、前線の齋藤恵太と中村亮太のコンビのプレスに対して、中盤は背後をケアして、最終ラインは上げていくという感じになっとんがいちゃ。その方が中盤を圧縮できてボールを奪いやすくなるからのう。
そんでプレスがかからない状況やと、確実にリトリートを選択する…ということやちゃ。相手のプレスがかからない状況下でラインそのまんまにしたら、あっさり裏に蹴られてしまうからのう。
それを考えると、やはり最終ラインでいかにプレスを剥がしていくのか…というところがポイントになりそうやちゃね。キレイに躱すことができりゃ、どこかで裏にボールを入れられるチャンスは来るやろう…。
おそらく結構厳しい試合になるのかと予想しとるがいど、ベストを尽くしてほしいちゃね。
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