どうやらよぉ、秋田の新スタジアムの建設については進展の動きがあるみたいながで、オラなりに論点整理するちゃ。
進展が見られたのう
以前は外旭川開発の一環として、全天候型のスタジアムが外旭川で計画されていたがやけど、建設費が膨大になってくるとか、土壌の問題で着工が遅くなってくるとかの指摘があってよぉ、だいぶ難航していたがやね。
以前は結構前向きで良いかと思っていたがやけど、実際土壌がなかなか大変らしいのは見たがで、できるまでが相当時間がかかるのは佐竹知事に指摘されとったのを覚えとるちゃ。
まあ、外旭川に関しては、どうも穂積市長の利権絡みというのはよく聞くことやし、実際は八橋改修とか秋田大の敷地内とかいろいろ案があって、それを全部穂積市長が却下していた過去を考えたら、どうもこの様子だとスタジアム構想は秋田県内の政争に巻き込まれてなかなか進まなかったと考えられるやろう。
八橋でまとまるっぽいのう
このままやとライセンスが危うい…ということでよぉ、Jリーグも「進展していない」と厳しく指摘していたがやけど、今年の6月ぐらいからよぉ、八橋案に難色を示していた穂積市長から「八橋」を候補にしているのが出ていたがやね。
スタジアム建設を公約に知事に再選されとるがやから、建設自体には元々反対もしてない佐竹知事やし、まあ県からは30億の話を出しとったがやね。
…まあ「公約にしていたのに30億しか出せんがけ…?」というツッコミはあるやろうけど、この様子だとスタジアム自体は元々反対もしとらんし、八橋ならまだいいのかなーという印象はあるやろう。この知事の発言はちょこちょこ変わるところがあるがやけど、今回の八橋案については、佐竹知事も穂積市長も意見が一致しとるがで、潮目が変わってきとる印象はあるやろう。
実質施設更新やちゃね
今回建設地に絞られているという場所はここやちゃね。
青で囲っているところがそうやちゃ。ここは人工芝ピッチと健康広場があるところで、サッカーコート2面分あるところながよ。当初は「健康広場の利用者が不利益を被る」ということで穂積市長が却下していたところやけど、別の場所に移ることになるがで、ここの場所が有力になったわけやちゃ。
ちなみにこの上にある「秋田スポーツPLUS・ASPスタジアム」というところが球技場でよぉ、かつては「あきぎんスタジアム」という名前でブラウブリッツ秋田が2018年まで使っていたとこやちゃ。新スタジアムが完成後にはここは解体して広場になるという方向ながよ。
つまりよぉ、新スタジアム建設とは「施設更新」と考えるべきやちゃね。元々の球技場が1953年建設で相当古いスタジアムやし、屋根もトイレも不十分で「見るスポーツ」に適したスタジアムではないがやから、この際に更新しよう…ということになるちゃ。
ちなみに今年開業の金沢ゴーゴーカレースタジアムやけど、こちらのスタジアムは「J企画のスタジアムに対応する」という名目と同時に、お隣の「老朽化が激しい金沢市民サッカー場に代わるサッカー場に更新する」という名目があるだけに、秋田の新スタジアムも同じような感じに考えるといいやろう。
21世紀になるまで、地元に「見るスポーツ」という文化がなかった秋田には、単純に選手がプレーするだけの陸上競技場とか球技場はあっても、屋根やトイレが不十分やったりするしのう。それにロッカールームが古かったり、ドーピングルームとかVARルームとか上手く設置できるような環境下やなかったら、プロがプレーするに相応しくない環境やから、時代に合わせて更新していくのは大切なことやちゃ。
これにVIPルームを充実させたり、付帯設備を充実させたり、広域防災拠点としての機能を兼ね備えたりして、今の時代に合わせたもんにしていけば、今まで以上に公益性の高い建物に更新できていくやろう。
陸上と分離せんなんちゃ
スタジアムを新たに必要とする理由としては、やはり元々ソユースタジアムを使用している陸上競技のためでもあるちゃね。
そこでよぉ、今、ブラウブリッツ秋田が使用しているソユースタジアムの予定表が秋田市のページにあったがで確認してみたじゃ。
こうやって見ると日程がギッチギチながいちゃね…。ブラウブリッツ秋田の試合がないときの週末はよぉ、だいたいは陸上競技の記録会とか、デフサッカー日本代表の強化合宿とか、秋田市のスポーツ大会のイベントがやっていて、かなりスケジュールが埋まっている状態ながよ。これを上手く調整してやっていくのは大変やちゃね。
この状況を考慮すると、Jリーグ企画の球技場を用意することでよぉ、陸上大会のスケジュールも入りやすくなってくるちゃ。おそらくデフサッカーの合宿とか天皇杯予選なども球技場メインでの使用になっていくと考えられるがで、上手く陸上競技とサッカーを分離させていかれるちゃね。
要するに「球技場を作るのは本来の主役の陸上競技のためである」のが明確やちゃ。
ラグビー界も要請しとるちゃ
あと、スタジアムに関しては、ブラウブリッツ秋田だけが要請しとるわけではないのがポイントやちゃ。
これは3年前のニュースで、計画が外旭川で進んでいた頃やけど、明確に秋田県のラグビー協会会長が「今までラグビーとサッカーはともに同じグラウンドを使って進んできた」と話しとるちゃ。
秋田のラグビーチームといえば、社会人ラグビーチームでトップイーストリーグに所属している「秋田ノーザンブレッツ」があるがやけど、このチームはASPスタジアムをホームとして活動してきとるちゃ。
新スタジアムに関しては、ASPスタジアムの次のスタジアムになるということやから、秋田ノーザンブレッツも当然利用していくことが前提になっていくやろう。サッカーとラグビーの両競技は、同時期にASPスタジアム(当時はあきぎんスタジアム)を使っていた実績があるがで、施設利用に関しても十分に共用できるがで、問題はないやろう。
そもそも新スタジアムができてくれるほうが、リーグワンを目指す秋田ノーザンブレッツにとってもプラスになることは間違いないがで、秋田のラグビーも盛り上げていかれるやろう。
特に反対するようなこともないんやないけ?
とりあえずまとめるとこんな感じやちゃ。
- 老朽化が激しい球技場の更新である
- 利用過多になっている陸上競技場から離れることで陸上関係者の利便性の向上
- ラグビー関係者も新しいスタジアムを求めている
こういった観点で考えたらよぉ、単純にブラウブリッツ秋田だけの利益のために建てられるスタジアムでないことが明らかやちゃね。ピッチが近いところで観戦できるのはもちろんやけど、屋根もトイレも充実しとって、安心して見られる環境になっていくやろうし、最近のスタジアムのようにVIPルームで収益性を高めたり、会議室に使っていただいたり、更に防災拠点として活躍してくれれば、サッカー関係者のためにもなっていくスタジアムとして期待ができるやろう。
詳細は今後の下旬には出てきそうやけど、上手く形になって欲しいと願うちゃ。
モナゲ(tipmona)ってなに?
そもそもMonacoinってなに?
コメント
コメント一覧 (4件)
ASPって健康広場とかの代替地として名前は挙がっているけれど、解体するという話は今の計画で出てないのでは…?
>ななしさん
コメントありがとうですちゃ。
どこかのニュースで「広場にする」というのは見たがですが、現時点では見つかってないですちゃ。
また確認してみますちゃ。
ご指摘ありがとうながです!
記事自体は分かりやすくまとまっていて参考になりました。
ASPが残ったままとなれば、新スタジアムの規模やスタンドの形などに制約も出るので、
これからの議論で注意すべきポイントになるかなと思って指摘させていただきました
>ななしさん
ご指摘ありがとうながです。
ASPが残ったままだと、今の金沢スタジアムがやっと入るくらいになるがで、建設するにしても8000人くらいの規模が限界で、将来的な席増築の可能性があるスタジアムを建てるのは少々難しくなるかと思いますちゃ。
ただ、八橋は場所がいいとこながで、現ASPを更新して、付帯設備にカフェスペース、トレーニングジム、ジャグジー、会議室等が集約されていたら、今の広島ほどではないにせよ、収益性も良くなり、市民の憩いの場になって、街の活性化に寄与するんやないかなーとオラは感じますちゃ。