秋春制の影響を5段階評価してみるちゃ【後編】

ということで後編やちゃ

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目次

引き続き5段階評価するちゃ

  • FIFAとのスケジュール
  • ACL
  • 選手のパフォーマンス
  • 移籍関連
  • 新卒選手
  • 長期アウェー・キャンプ
  • スポンサー営業
  • 過密日程・平日開催
  • ファンの取り合い
  • スタジアム確保

前回は「新卒選手」までやったがで、今度はキャンプからやちゃね。

長期アウェー・キャンプ

★☆☆☆☆

長期アウェー・キャンプに関しては、確実に不公平が生まれるやろう。

これに関しては、降雪地でホームで練習ができず、長期キャンプを強いられることになるクラブには、1500万円の補助が出ることになっとるがやけど、チームとフロントの距離が遠くなったところでの業務上の不都合や、長期キャンプによる精神的な負担などを考慮したら、カネ以上にネックなってくる部分であるのは確かやろう。

降雪期間中は、長期キャンプで雪の降らないところで、練習も試合も行っていく…ということやけど、これは地元で活動しているサポーターはやはり雪の影響を受け続けるわけやから、なかなか遠征にいかれない…というのも引っかかるところやちゃね。選手としては試合ができるのはいいところやけど、たくさんのサポーターが来れない中でプレーしていかんなんのは、メンタル的にはキツいちゃね…。交通事情によっては「サポーターなし」の中でやってかんなんわけやちゃ。

新潟の中野社長が強く反対するのもよく分かるなーと思うのは、アルビレックス新潟のサポちゃ、かなりの大人数でアウェーにかけつけているというところもあるからやろうのう。

「キャンプはカネで済ませれば良い」というほど単純ではないことは頭に入れておくべきやろう。

スポンサー営業

★★☆☆☆

これはクラブの根幹に関わる問題やちゃね。スポンサーとの関わり方も考えんなんちゃ。

Jリーグの殆どのクラブちゃ、大部分をスポンサーによる広告収入が全収益の多くを占めているちゃね。そういうことを考慮したら、やはりスポンサーとの営業がよぉ、選手の戦力に直結するもんやし、そこで成績も大きく左右していったり、ピッチ上のパフォーマンスにも影響するところやちゃ。

日本の多くの企業は3月決算の会社が多いがやけど、その前に翌年の予算とか決めていくもんやろう。その流れを考慮したら、春秋制の方がスポンサーの営業がしやすくて、予算が決まる前に広告料の交渉を行ったりしとるがよ。

それが秋春制になっていくと、殆どの会社の予算が決まった後にスポンサーからの広告料を決めていくことになるがやから、まあなかなか難しいやろうなあと思うちゃ。シーズンオフの中でたくさん営業をかけて、スポンサーを多く獲得していく流れがあるわけやけど、そういったのを全部根こそぎ変えていかないといけないのは、なかなか大変なところやちゃね。

まあ、Bリーグでできていることやから、その辺りのノウハウを共有できたらいいがやけど…。

過密日程・平日開催

★★☆☆☆

過密日程に関しては、これまたネックなところやろう。

降雪期間を可能な限り回避したスケジュールやと、年間6試合は平日開催になるという試算がよぉ、カターレから出されていたがやけど、これは市街地から遠く離れたカターレにとってはかなり厳しいちゃね。

悪天候や平日開催やと、1000人以上も観客数が減ることもあるカターレやけど、これを一人あたりのチケット料金を1500円と計算した場合、1試合あたりの減収は150万円と考えられるわけやちゃ。これが6試合になってくると、900万くらいになるちゃ。

実際問題、シーズンチケットとかジュニアドリームパスなどのお客さんもおるから、さすがに900万の減収はないやろうなあと思うがやけど、そんでも選手一人の人件費に関わってくるほどの金額になってくるがで、過密日程による減収は舐めてはいけない数字であることは間違いないちゃ。J3くらいの規模やと、アウェー遠征でバス移動の回数を増やすことも考えられるやろう。

ファンの取り合い

★★☆☆☆

割と気になるのはこの辺りやちゃね。

地方都市になってくると、サッカーとバスケのチームが存在しているというケースは結構あるがやけど、お互いのシーズンがズレていることもあって、両方を兼ねている人も結構おったりするちゃ。それがサッカーとバスケのシーズンが重なってしまうと、ファンに取ってはどっちも行けるわけやなくなるがで、どちらか選ばざるを得なくなる可能性はあるのう。

都市圏のチームやと、人口が多いがやから、そういうのは全然気にすることもないやろうとオラは思うところやけど、地域になってくると気にする部分でもあるちゃ。それによぉ、Jリーグが12月や2月に試合を増やすようなスケジュールにしてしまうと、雨風など関係ないバスケに客を取られてしまうというのはありうる話やろう。それにバスケもアリーナを拡張の方向に出ているからのう。

ただよぉ、これは両方のスポーツに言えることやけど、どっちとも地域内でのファンの開拓をしていかんなんがで、いかにスポーツ観戦をする文化を醸成していくのかは、今まで以上に考えていかんなんちゃね。

スタジアム確保

★☆☆☆☆

オラはこれが一番やばいと思うちゃね…。詳しくは下を見たらいいちゃ。

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陸上競技場を使用しているクラブの殆どが言えることやけど、まずスタジアムの利用者はサッカーだけやなくて、陸上競技場を始めとしたいろんな競技にも使用されとるちゃ。他の競技との調整を上手くやってよぉ、あらゆる方面の方々からの協力を得て、ホームゲームを開催できているがいちゃ。

このことを踏まえたらよぉ、シーズンがズレてしまうと、本来なら抑えておきたい土日の昼などに確保できずによぉ、あまり予約が入っていない平日に試合を行わないといけないハメになったり、最悪スタジアム難民になってしまう可能性があるちゃね。

こういった問題については「WEリーグやBリーグができとるからJリーグもなんとかなるやろう」と楽観的な意見は結構見たりするがやけど、実際問題、陸上の大会が行われる規格が間に合っている陸上競技場すら全国で充実しているとは言い難いがやし、それにWEリーグとJリーグではスタジアムのライセンスが全く違うことは考慮に入れないといけない部分やちゃね。

各地域のスポーツインフラが充実しているかどうかによるがで、これはあんまし軽々しく言わないでほしいなあ…と思うのはオラが感じるところやちゃね。

前後半で分けてみたがやけど、まあ秋春制一つでもいろいろ考えていかないといけない部分はたくさんあるちゃね。時間があるときでも、みなさん考察してはいかがやろうか?

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