「とりあえず秋春制やってみる」は危険な考えやちゃね

直近のツイートで気になったことがあったがで、ブログで書き残しておくことにするちゃ。

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秋春制を「とりあえずやってみよう」と言う人

秋春制関連の話題になるとよぉ、時々「とりあえずやってみよう。ダメなら戻せば良い」みたいなことを言っとる人がおるちゃね。

なんというか「考える前にやってみよう」という考えの方ながかのう?ビジネスのシーンにおいては、確かにそれを求められることがあってよぉ、予想以上に成果を得られることもあるし、迅速に行動することによって、他よりも遅れを取らないで済むことだってありうるちゃ。

ただよぉ、この考え方は危険やちゃね。今回はそれを書くちゃ。

戻すのもコストかかるちゃねえ…

まずよぉ、秋春制へのシーズン移行というのは「ダメなら戻せばいい」と軽く考えられるもんではないちゃね。

仮に1年だけやったとしてもよぉ、最低2年はかかってしまうちゃね。

秋春制について大きな課題になるのは「移行期のシーズンをどうするのか」という話やけど、これはハーフシーズンにしても、1年半のシーズンにしても、なかなか難しい問題ながいちゃね。

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やはり難しい問題になってくるのは、選手との契約期間、スポンサーとの契約などが考えられるやろう。1年半のシーズンになった場合、選手との契約は1年半の契約で結ぶのが基本になってくるがやけど、じゃあその選手の年俸を払うカネはどうすらーよ…という話になるちゃ。スポンサー企業から、1年半の契約金をお願いするのもなかなか大変な話やからのう。

そういうことを考えたらよぉ、移行すること自体のコストがかかりすぎるがで、とてもやないがやけど「ダメなら戻せばいい」みたいな軽い口は叩けんちゃ。

むしろ、秋春制に移行することになったらよぉ、今後10年以上は秋春制を維持するくらいの考えでいるべきやろう。秋春制を推進するつもりながなら「また戻せばいい」みたいな軽い気持ちではなくて、腹をくくっていただきたいのう。

再起不能のリスクは先に潰さんなんちゃ

それによぉ、こういうのはやる前からリスクを計算しておくのが当然やちゃね。

秋春制云々の話になってくるとよぉ、安易にやってみようと言えない要素は結構あるわけやちゃ。その一つに言えるのは、経営上の問題やけどよぉ、平日開催の増加による収入源や、キャンプを2回行うことによる経費の増加などでよぉ、金銭面での負担が大きくなってくる指摘があるちゃ。

それによぉ、左伴繁雄社長が言っとったがやけど、秋春制になることによって、一般企業との会計期間が異なっていくがで、スポンサー営業に関しても大きな影響が出てくるのは指摘されとるのう。

あとは、陸上競技場を使用しているクラブになってくると、陸上の大会が先に予約を入れてしまうと、サッカーの試合に使えなくなる恐れがあってよぉ、最悪スタジアム難民になりかねない問題も抱えているわけやちゃ。これは本当に致命的なところやちゃね。

考えられるだけいろんな問題があるわけやけどよぉ、なんの考えもなしに「とりあえずやってみよう」なんて言ってみたらよぉ、まともにスタジアムが確保できなくて、ホームゲームができないクラブが出てきました…みたいな状況になってしまうがやけど、さすがにマヌケすぎるちゃね。

あとよぉ、アスリートファーストを理由に急いで秋春制にするべき…みたいなこと言うもんはおるがいど、経営面でのリスクを全く考慮に入れずに「とりあえず秋春制やってみよう」と動いたところでよぉ、クラブが選手にお給料を支払えない状況になってしまうこともありうるわけやちゃ。

アスリートファーストを理由に酷暑を避けようとかゆったところで、そのアスリートにお給料を支払えなくなったり、年俸を下げざるを得ない状況になっちゃ、本末転倒やないかとオラは思うちゃ。

お近づきたくないちゃね…

正直言ってよぉ、オラはこういう「とりあえずやってみよう」を軽々しく言ってしまう人とは、距離を置いておきたいなあと思っとるちゃね。その理由を3つ書くちゃ。

思考能力がない

「とりあえずやってみる」のはよぉ、誰よりも迅速に行動を起こすことができるとか、人よりも多くの経験を積むことができるとか、いろいろ長所はあるちゃ。それはいいところやろう。

ただよぉ、後先考えずに何でもかんでも行動から…みたいな人ちゃ、オラからしたら「この先に起こるリスクも考えられないほど思考能力がない人」やと認識するちゃね。

そもそもよぉ「とりあえずやってみる」というのも、根本的には「考えながらやってみる」ことであって「考える前にやってみる」というのとは違うもんやちゃね。そこをすっ飛ばして「とりあえずやってみよう」など言ってしまうもんちゃ、思考能力が低い人間かと思ってしまうちゃ。

議論ができない

上の「思考能力がない」というのと通じるところやけど「議論ができない」というものあるかと思うちゃね。

秋春制に限った話やないがやけど、どういう物事にしても、やはりメリットもデメリットも講じるもんであってよぉ、それを十分に吟味し合うことが大切やちゃね。そんで想定される出来事をいろいろと洗い出した上でよぉ、的確な落とし所を見つけて行動していくというのが大切やろう。

そこを「とりあえずやってみよう」などと言ってしまうもんちゃ、オラからしてみたら「本当に危なっかしい人」としか思えんもんやちゃね。

秋春制というのが一つのテーマとなってもよぉ、あらゆる立場の人によって、それぞれ意見が違うもんやちゃね。選手が酷暑の試合を避けたいために秋春制がいい…みたいな情報は出ているがやけど、実際は反対の意見を持っている選手もいるように、人それぞれで考えも違うもんやちゃ。

立場が異なれば、それぞれ意見も変わってくるもんやちゃ。ましてや「やる前から文句を言う奴ら」と切り捨てるのは、人それぞれの立場を思いやれない共感性のない人ではないかとオラは思うちゃ。

そういった多様な意見が飛び交う空間が嫌ながかもしれんねど、オラとしてはそういった空間こそ「言論の自由」が担保された素晴らしい空間ではないかと思うちゃ。

責任感がない

あと「とりあえずやってみよう」を安易に言ってしまう人ちゃ、責任感がないのかと思うちゃね。

秋春制に関して、結構シビアに考えていることやけど、こういう大舵を切るようなシーズン移行に関してはよぉ、クラブ自体の存続も関与してくる問題やと考えているからやちゃ。

こういうのをよぉ、安易に「やってみればいい」なんて言ったところでよぉ、クラブの経営が傾いてしまうようやったら、選手に満足の給料を支払えなくなってしまうしよぉ、大切にされるべきフロントスタッフの雇用も守れなくなってしまうやろう。それによぉ、クラブを応援し続けてくださるサポーターの拠り所を壊してしまうことになってしまうちゃ。

安易に「とりあえずやってみよう」と言ってしまうもんはおるがやけど、実際問題、選手やフロントスタッフやサポーターの人生さえもかなり大きな影響を及ぼすものであると認識していないのかなーと思ってしまうちゃ。

いろんなものを背負った上で、秋春制の是非や落とし所を考えていくべきもんやけど、そこで「とりあえずやってみよう」などと言ってしまう人ちゃ、普段から自分の言動に責任感を持っていないのかなーと感じざるを得ないちゃ。

リスクを考えるのは社会人として当然やちゃ

実際にGoogleで検索したらよぉ、「とりあえずやってみよう」の精神を良しとしている記事は結構見たりするしよぉ、ときにはそういうことも大切であるのも理解はできるちゃ。

ただよぉ、会社が傾きかねない決断に「とりあえずやってみよう」なんて普通は言わんやろう。会社で言うなら、社長とか大きな責任を背負った人がハイリスクな決断を下すもんやし、とてもやないけど経験の浅い若い平社員に決断させる会社などないやろう。

そう考えたらよぉ、「とりあえずやってみよう」というのも、やはりリスクを加味した上で成立することであるのは確かやちゃね。何かしらの行動を起こすときも、リスクや懸念材料を頭に入れながらやるもんであって、何も考え無しでやろうもんなら、それはただのダラやちゃ。

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