秋春制を主張するなら「ウィンターブレイクなしで年末年始開催」を謳うべきやろう

秋春制関連のニュースが日々出てきとるちゃね。

目次

ゲキサカが論点整理しとるちゃね

ゲキサカが論点整理しとるちゃね。秋春制に関する報道はいろいろ出てきとったがいど、あんまし論点整理はされていなかったしよぉ、日々出てくる情報が非常にアバウトなもんが多かっただけによぉ、ゲキサカの記事を書いた竹内達也さんには、まずは感謝するちゃ。

そんでよぉ、メリットについて今回触れていくちゃね。ざっと見てこんな感じやちゃ。

  • 暑い中(6月〜9月)での試合数の減少
  • シーズン中の「チーム編成変動」の回避
  • 移籍関連
  • ACLシーズンとの一致
  • 試合日程関連

オラも検証してみるちゃね。

酷暑を避けるのはいいがやけど…

秋春制を導入する際のメリットで挙げられる代表として「酷暑を避けられる」というところにあるのう。

これに関しては、まあ理解できるちゃ。えらい暑い時期に試合しとってよぉ、強度の上がらない試合をしとってもよぉ、なかなかエキサイティングなゲームにはなってこんし、なんたって選手が大変であることは間違いないちゃ。「プレーヤーのパフォーマンス」ということを観点においたら、なるべく避けたいのは確かやろう。

ただ「酷暑を避ける」という割には、挙げられた日提案では、8月にも試合することになっとるがやから、これは「酷暑を避ける」ということになっているのかといっちゃ、そう思えないように見えるもんやのう。

それに「酷暑を避ける」という割に、シーズンオフに入る時期が、梅雨時でやや温度が下がる6月がオフになっとるがで、さすがに言動が一致していない感が否めないところやのう。

結局「酷暑を避ける」というのを文字通りにやろうとしたら、5〜9月はシーズンオフにしないといけなくなるところやけど、これに関しては秋春制を賛成する方々としてはどうお考えながやろうか?

編成変動は回避しやすいがやけど過度の期待はできんちゃ

秋春制を導入する理由としては、欧州とシーズンが異なるせいでよぉ、シーズン途中で主力が引き抜かれたりして、編成が大きく変わることが問題視されとるがで、それを解消しようという狙いがあるちゃ。

まあ、これに関しても分かるちゃ。欧州のクラブが大きく編成する時期と言ったら、やはりシーズンオフの夏の期間やからのう。この時期に編成を大きく変えていく時期であって、そこであらゆる選手を獲得していく流れであるからのう。

ただ、欧州の移籍市場を見ていると、実際問題、冬に動くことも非常に大きくなってきとるのは確かやろう。特に日本人選手の移籍が多いベルギー、ポルトガル辺りのリーグやったら、半年スパンでのステップアップも珍しくないしよぉ、選手の動きもそれだけスピードアップしているとも言えるちゃ。限られた選手生命の中で、短期間でステップアップできるなら、そのチャンスをつかもうとするのは当然やからのう。

そのことを考慮したら、シーズンを動かしたからといって、シーズン半ばで選手編成が変わらなくなるかといったら、完全に解消されることはない…というのは頭に入れておくべきやろう。

チーム編成に関しては、めちゃくちゃ期待できるかと言ったら、若干の効果はあっても、劇的な変化までは期待できるとも言えんやろう。

移籍金獲得が促進できるはクラブ次第やちゃ

欧州にシーズンを合わせることでよぉ、移籍金獲得が促進できる…というようなことをメリットとして挙げられているちゃね。

これに関しては、根拠としては薄いと言わざるを得ないちゃ。

移籍金の獲得に関しては、大きな条件があって、それはクラブとの契約期間中であるということやちゃね。その契約期間中で選手を獲得するときには、契約を破る必要があるわけやけど、そこでクラブが要求することができるのが「違約金」ながいちゃね。その違約金こそが「移籍金」と呼ばれるものやちゃ。

「契約解除違約金」=「移籍金」やちゃ。

この移籍金を得られることでよぉ、クラブの収益源になっていくがで、欧州やと10億、100億くらい動くようになっていくがいちゃね。この移籍金の収益の柱としているクラブも多くて、主力を売ることで、クラブを豊かにしていこう…という感じにやっとんがやね。

ただよぉ、この移籍金を得られるためには、最低条件があって、長期契約を結ぶことが前提となってくるちゃね。ほんじゃからよぉ、将来的に大きな収益を見込めそうな選手には、長期契約を結んでいって、高額移籍金を獲得するための準備をしていくわけやちゃ。そう考えたらよぉ、移籍金を得られるようになるためには、やはり選手一人に複数年契約を結べるほどの、潤沢な資金力は必要になってくるちゃ。

これが複数年契約を結べなかったとすると、選手はフリーでどんどん移籍していってしまうがで、クラブにとってはあまり喜ばしくない状況になってくるちゃ。

そのように考えていったらよぉ、複数年契約を結べる資金力のあるところと、そうでないところやと、非常に大きな差ができやすくなっていくがで、各クラブの貧富の差は拡大していくのは、十分に考えられるちゃ。

単純に「移籍金を得られる」という観点から考えたら、欧州とはシーズンが異なる春秋制の方が、むしろ効果あるかもしれんちゃね。

ACLシーズンとの一致をメリットに掲げる割には…

今年からACLが秋春制になっていくわけやけど、これに合わせることを理由としても挙げられるのう。

確かにACLを戦っていくためには、国内リーグもシーズンが一致していた方が、選手の編成とか、スケジュールの調整とかしやすい面はあるやろう。これに関してはオラも理解できるところはあるちゃ。

ただよぉ、その割には、ACLに出場していたクラブに対して、JFAもJリーグも協力的に振る舞っているとも言い難いんやないかと思うちゃね。今年のACL決勝に勝ち上がった浦和レッズに対しても、JFAやJリーグは積極的に宣伝したわけでもなかったしのう。

こういうのを見ていると「ACLにシーズンを合わせた」と言っても、本気度を感じさせられないと思うちゃ。むしろ「言動の不一致」さえも感じさせられるちゃ。

梅雨や台風を避けて、降雪は避けんがけ…?

試合日程の関連に関しては、梅雨や台風を避けることを理由ともしとるちゃね。

ただよぉ、これは「梅雨や台風」と「降雪や寒さ」とどちらかを選ばなければならない…みたいな感じながで、これをメリットとして前面に押し出すのは、ちょっと無理があるんやないかと思わざるを得ないやろう。

それに「台風」のような、9月、10月にも猛威を振るうようなもんを理由にあげるのは、ちょっと意味が分からんちゃ。

結局後付やちゃ

いろいろメリットを挙げたがやけど、基本的に「建前」やと思っていいやろう。

最大の理由としては、やはり代表の日程が合わせやすいというところにあるやろう。

ただよぉ、代表だけの都合を並べるだけやったら、それはそれで賛同を得られないと考えられるがやから、とりあえず「酷暑回避」「編成の負担が軽くなる」などと後付で理由をつけているだけに過ぎないと言えるやろう。

「酷暑」の話をしたら、日本と季節が逆の南半球が夏に試合をやっているのはどうなのか…という話になってくるしよぉ、移籍関連に関してもシーズンよりもお金の問題やからのう。いろんな理由は挙げてくるがやけど、根本的には「JFAがやりやすいから」というところが一番であるのは、間違いないやろう。

秋春制推進するなら「年末年始」も開催やろげ

あとよぉ、あんまし言われてないことやけど、オラとしては秋春制をやるがなら、これを外せないと思うちゃね。

年末年始も試合をする

オラとしては、これぐらいのことは当たり前に主張していかないとよぉ、秋春制自体が片手落ち感が否めないなーと思うちゃね。オラとしては秋春制をやるとしたら、こういう考えではあるちゃ。

まず‥ウィンターブレイクはしない方がいいやろう。

どうしてもシーズン途中で長期的なオフが入るとよぉ、そこでシーズンがぶつ切りになってしまうがで、観客の関心がなくなってしまう可能性はあるちゃね。シーズンが空けば空くほど、サッカー離れが進んでいく可能性は大きくなっていくがやから、まず関心を引き止めるためには、なるべくウィンターブレイクなどは入れない方がいいちゃ。

そう考えていったらよぉ、むしろ「年末年始も試合をする」ぐらいの方がいいやろう。

結構前から、元日と言えば、天皇杯の決勝というイメージが刷り込まれてきていたがいど、これを秋春制でやろうとしたら、シーズン半ばでカップ王者が決まるという、ちょっと不自然な感じは否めなくなるちゃ。それなら、天皇杯の結晶自体をよぉ、まだGWに回した方がいいとさえ思うちゃ。

その天皇杯をやっていた時期によぉ、ちょうどJリーグを開催するくらいやったら、年末年始でやることがない人達をよぉ、Jリーグに引き込んでいく…というのも十分可能ではないかなーと思ったりもするちゃね。

つまり、ウィンターブレイクを入れるということは、「年末年始の商機を捨てる」も同然ながやね。

そんでよぉ、ウィンターブレイクも入れずに、冬場もずーっと試合することによって、20チーム制のリーグ戦に、天皇杯、ルヴァンカップの従来の方式をいじっていく必要もなくなってくるわけやし、過密日程も避けられるがでちょうどいいと考えられるちゃ。それに降雪地帯での長期アウェーもやらない方向で考えるべきやろう。

ただ、こういうことを言うとみなさん当たり前に「インフラがないじゃん」というようにツッコミは入れるやろう。

そりゃもちろんそのとおりやちゃ。さすがに現行のJリーグクラブのインフラのまま、ウィンターブレイクもなしに秋春制をやっていこうなんて、常識外れもいいところやちゃね。やはり前提としては「インフラ整備」ありきの考えであることには間違いないちゃ。

「ウィンターブレイク」とか妥協案が出てきたりしとるがいど、これは降雪地帯に対する配慮に見えて、実際は「インフラ整備を諦めている」とオラは捉えているちゃね。

こんな中途半端な秋春制を提案するくらいやったら、JFAやJリーグには「インフラ整備に全面協力する」というくらいの本気度は見せてほしいかなーとオラは思うところではあるちゃね。

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この記事を書いた人

とれぱん先生のアバター とれぱん先生 ブログ管理人

富山県の入善町に在住やちゃ。
2019年までプレーしていたハンガリー代表GKガボール・キラーイを応援しとったがいちゃ。今は地元のJリーグチーム、カターレ富山を中心に、いろんなスポーツを見とんがよ。バレーボール(KUROBEアクアフェアリーズ)、ハンドボール(アランマーレ富山)なども応援しとって、最近はクリケットもチェックしとるちゃ。料理、ギター、イラスト、温泉・サウナめぐりなども好きやちゃ。やわやわと頼んますちゃー

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