名ギタリスト、ジェフ・ベックがお亡くなりになったがやと。
オラにとっては大好きなギタリストの一人やちゃね。
数多くのギタリストがおる中でよぉ、まさに「孤高」というのが似合うのは、このジェフ・ベックやないかと思うちゃね。60年代のヤードバーズから活躍してきとってよぉ、同世代にエリック・クラプトン、ジミー・ペイジといった、いかにもロック、ブルースの道に歩むもんとは異なって、とことん自分の道に進んでいったという感じながやね。
ヤードバーズを抜けた後は、ロッド・スチュワートを見出したりしとったがやけど、その後はブラックミュージックに寄っていくこともあれば、フュージョンに走ったり、80年代になるとテクノに寄っていたりと、まあいろんなことやってきとるわけやちゃ。
そんなジェフ・ベックのことをよぉ、どこやらのもんがこう表現したがいちゃ。
「ギタリストには2種類いる。ジェフ・ベックとそれ以外だ」
これは凄く納得感のある言葉やったがいちゃ。ほんじゃって、ギター一本でなんでもやってのける人でよぉ、ギターそのものの可能性さえも見出してしまうくらいのもんやったがやね。
60年代から活躍しとるジェフ・ベックやけど、オラにとっては、割とリアルタイムで好きやった時期があったがいちゃ。得にオラの好きなのは1999年に発売されたアルバム「フー・エルス! (Who Else!)」やったがいちゃ。
これは今聴いても痺れる曲やちゃね…。初めて聴いたときは雷撃を食らったような思いをしたもんやちゃ。
まず、ギターという楽器とはどういうものなのかという先入観が強かったもんでよぉ、この曲を聴いたときは「きゃどいたなっとらーよ?」と思ったもんながやね。実際に動画を見てみると「なるほど」と思うもんやったがいど、当時はそんなに動画などを簡単に見れるような世の中やなかったがで、どうやって演奏しとるのか、想像力をかきたたせるもんがあったもんやちゃ。いやあ、これはかっこいいちゃ。
あとは後追いで聴いたがやけど、これも好きやったがやね。
ジェフ・ベックほどのアーティストやと、どこの時期を選ぶのかは人によっていろいろ異なると思うがいど、オラがイチオシなのはよぉ、ティム・ボガートとカーマイン・アピスと組んでいた「ベック・ボガード&アピス」の頃が好きやちゃ。
オラは凄まじいドラムテクニックを見せながら、歌まで謳ってしまうカーマイン・アピスが好きながいど、この時期は3ピースバンドやと思えないくらい、重厚なサウンドを楽しめるがやね。いやあ、これを70年代前半にやっとるとか、どんだけ進んどるがやろう?今から50年前の音ながやぜぇ?
そんで最後はブルースで。やっぱしこれは格別やちゃね。
この曲は1976年の「ワイヤード(Wired)」に収録されとる曲で、元々はブルースのカバー曲ながやね。いやあ、これは本当に格別やちゃ。言葉の形容がし難いがやけど、ただ一つ言えるのは「こうやって弾けたらかっこいいやろうなー」と思うことながやね。
しばらく聴いていなかった中で、こういう訃報が流れてくるのは残念な気持ちながいど、このタイミングで改めて聴いてみるとよぉ、やっぱし「ジェフ・ベックすごいちゃ…」と感じるばかりながやね。
本当に素敵なギターサウンドありがとうに尽きるちゃ。安らかに眠られ。
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