ドイツの伝説のバンド「カン」についてやちゃ

音楽レビューという不慣れなことやるちゃー

60年代後半のドイツによぉ、「CAN(カン)」という伝説のバンドがあったがいちゃね。

ドイツの現代音楽家カール・ハインツ・シュトックハウゼンの弟子のイルミン・シュミット、ホルガー・シューカイが中心に作ったバンドでよぉ、ジャズドラマーのヤキ・リーベツァイト、ホルガー・シューカイの弟子だったミヒャエル・カローリが加わってよぉ、最後にアメリカ出身の黒人美術家のマルコム・ムーニーが加わってできたバンドやったがやね。

そんでファーストアルバムの「Monster Movie」をリリースしたがやね。マルコム・ムーニーの歌声が衝撃的なくらい下手でえらい禍々しい内容やちゃね…。「Yoo Doo Right」なんか呪術としか思えん曲やにか。おっかねーじゃ。

そのマルコム・ムーニーが神経衰弱で離脱することになったがで、新しいヴォーカルを探していたところで、路上で奇声を上げていた日本人ヒッピーのダモ鈴木が加わった…というバンドながいちゃ。

70年代のドイツのバンドによぉ、おそらく見慣れないであろう日本人がいた…というのを想像しただけでもえらいことやちゃね。なんせ高校を中退して、アメリカへ密航したり、東南アジアへ放浪の旅へしたりよぉ、ヨーロッパでは物好きの金持ちに召使いとして雇われたりしとったがいど、ドイツで路上ライブしとるとこで見つけられたがやね。

これは誘うもんも誘うもんやし、誘われて行くもんも行くもんやちゃね。これはどういうようになっとんがかのう。エピソードが伝説的過ぎるちゃね。

カンの音楽によぉ、ダモ鈴木の「いかにも日本人の英語」が合うがやね…。これすごい化学変化やちゃね。カンは「うますぎるボーカルはダメ」ということやったがいど、これなら確かにヴォーカルを探すのは大変やったかもしれんのう。「Oh Yeah」には日本語の歌詞が出てくるがで、本当に自由にやっとるのがいい感じやちゃ。

このバンドは、オラはみんな好きながいど、特に好きなのちゃ、ドラムのヤキ・リーベツァイトながいちゃね。

フリージャズ出身のドラマーながいど、オラは今までいろんな音楽を聴いてきた中でも、5本の指に入るドラマーの1人ながやね。

なんていうかよぉ、メトロノームのように正確無比にドラムを叩き続けるがで、非人間的な領域に行ってしまっとるとこやちゃね。しかも、その正確無比のドラムで、カンという音楽の基盤みたいのを全部表してしまっている感じがすごいちゃ。永遠に聴いていられるくらい、ずーっと続いてしまうほどのドラムは、すごく印象に残るがいちゃ。

オラもドラムにはすごく興味があるがやし、ドラムマシンは欲しいと思っているがいど、実際やるとしたら、ヤキ・リーベツァイトとか、ザ・ポリスのスチュワート・コープランドのような、正確なドラミングでグルーヴ感を産んでいくようなのをやってみたいもんやちゃね。

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