パレルモの名物会長ザンパリーニさんがお亡くなりになったがいちゃ

カターレとか、代表とか、奈良クラブのユニフォームとか、新チェアマンとかいろいろネタがあるがいど、今回はこちらにするちゃね。

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ザンパリーニさんがお亡くなりになったじゃ

2月1日によぉ、イタリア・セリエAのパレルモの名物会長やった、マウリツィオ・ザンパリーニさんがお亡くなりになったがいちゃ。80歳やったがやと。

セリエAのファンならおなじみの方やけど、2002年に当時セリエBやったパレルモを買収してからよぉ、セリエAに昇格させて、旋風を起こしていた名物会長やったがやね。

イタリアちゃ、強豪の大半のチームは北部のチームやったし、南の方はあんまし強くなくてよぉ、ましてやシチリア島なんて、ほとんどが下部リーグに沈んでばっかしやったがいど、ザンパリーニさんが会長やった頃ちゃ、パレルモは結構強かったクラブやったがやね。しかもユニフォームも欧州では珍しいピンクを基調としとったのが印象的なチームやったじゃ。

名選手たくさん輩出しとるちゃね

パレルモといっちゃ、南米から結構いい選手を連れてくるチームやったし、2006年にイタリアがW杯を優勝したときに、グロッソ、バルザッリ、ザッカルド、バローネを代表に送り込んだりして、一時代を築いたチームながやね。ユニフォームの色が特徴的やったがいど、やっとるサッカーも結構おもしかったがで、いろいろ印象に残るチームやったじゃ。

あのエディソン・カバーニも、パストーレも、ルカ・トーニも、ケアーも、グリクもよぉ、パレルモから巣立っていったがやね。まあ本当にいろんな選手を発掘したもんやちゃ。

地方クラブやったし、メガクラブほどの資金力があったわけやないがやけど、選手を発掘しては売るのが上手なチームやったがやね。ザンパリーニさんのとこで巣立っていった選手がたくさんおることを考えたら、結構凄い功績を残しておられるちゃね。

カルチョ屈指の首切り屋やちゃ

一方でよぉ、物凄い短気な性格なもんで、すぐに監督のクビを切ることで有名やったがやね。

あまりにも気が短すぎてよぉ、1シーズンで監督を5回も交代するのが3回もあったほどのおっかない人やったがやね。しっかも、2015-2016シーズンは8回も交代させているちゃ。会長やった15年のうちによぉ、監督交代が39回で、最も長い人でも2年しか保たないという徹底っぷりやったがやね。まさに「息をするように監督を交代するオーナー」やったじゃ。

ザンパリーニさんが会長やった頃のパレルモちゃ、シーズン中に1回クビになった監督がよぉ、またシーズン途中に戻されるようなことはしょっちゅうあったがやね。それでフランチェスコ・グイドリン監督は4回監督就任して、4回解任されとるがやね。むちゃくちゃ過ぎて笑ってしまうちゃ。

名物会長は過去のものになってきたじゃ

今どきのサッカーちゃ、アラブやったり、アメリカやったり、物凄い投資家がじゃぶじゃぶ金を使う世の中になってきっとって、グローバル化も進んできてよぉ、割ときっちりした会社になってきとる感じながやね。

それは時代の流れやし、確かにそういうのによって、だいぶピッチ場もレベルが高いフットボールを見られるようになってきとるのは確かやけど、逆に言うと、ザンパリーニさんみたいなトチ狂ったことをやってしまうような「名物キャラ」は希少の存在になってきとるがで、そういう点では寂しくなってくるちゃ。

90年代やと、アトレティコ・マドリーのヘスス・ヒル会長とかもよぉ、本当に酷い会長で、それこそ息をするように監督をクビにするような人やったがいど、同時にクラブへの愛とか、狂ったようにフットボールが好きやったりと、まあ面白いところはあったもんやちゃ。

そういうことを考えていると、今はだいぶスッキリした世界になったもんかと思うがいど、フットボールに夢を見るダラみたいなオーナーを見るのも難しいもんかな…と感傷に浸ってしまったのう。

ザンパリーニさん、安らかに。

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