甲子園に出場しとる広島の広陵高等学校の暴力事件が発覚して、日々そういうニュースが取り上げられとるし、SNSでは広陵に対する強烈なバッシングが日々繰り返されとるがやけど、主催者である朝日新聞がよぉ、自身のメディア「AERA」にこんな記事を掲載していたじゃ。
Jリーグで多発する暴力・破壊行為、一部サポーターの“フーリガン”化が止まらない…根底にあるのは日本経済の弱体化か
https://dot.asahi.com/articles/-/262363
サポーターのフーリガン化は経済弱体化が原因???
これは分かりやすいのう…。
内容をChatGPTで要約させるとこんな感じながよ。
Jリーグで一部サポーターによる暴力・破壊行為が急増し、“フーリガン化”が深刻化している。
- 事件の発生状況
- 2025年は特にダービーマッチでトラブル頻発。
- 7/5 横浜FC vs 横浜F・マリノス:花火・発煙で威嚇。
- 7/5 セレッソ大阪 vs ガンバ大阪:暴力・破壊行為。
- 親子連れや女性客が巻き込まれる危険もあり、安全面への不安が高まっている。
- F・マリノスは事件後、サポーター団体活動禁止や旗・横断幕持込禁止の措置を実施。
- 背景・原因
- “暴れてストレス発散”する愉快犯や酒による衝動的行動が増加。
- 日本経済の弱体化や所得格差拡大で生活困窮者が増え、日常の鬱憤を試合で晴らすケースが増加。
- 欧州・南米のかつてのフーリガンと類似した構造(労働者階級の鬱屈)に近づいている。
- 欧州・南米との比較
- 欧州・南米では事件は減少傾向。
- 理由は中流階級以上が集まる快適なスタジアム環境の整備や警備強化による客層変化。
- 新たな問題
- 贔屓クラブと無関係の試合で暴力事件を起こす例も発生。
- 例:7/9 川崎フロンターレ主催のACL戦で、別クラブのファンを自称する男性が上海申花サポーターに暴行し逮捕。
- 「暴力の標的は誰でもよい」という危険な傾向も見られ、Jリーグは警備強化など対策を迫られている。
ということらしいちゃ。
なーんか全然繋がってないちゃね。背景要因になっているところが、どうしてサッカーの会場で暴れるようになっとるのか、論考がしっかりしてないし、本当に雰囲気だけで文章を書いてしまっとるだけやちゃ。おっかしなことするのは、Jリーグの初期からおったし、そこには経済の繋がりなどあるとは考えられんがやけど、これちゃんと裏付けのある取材をされたがやろうか?
ツッコミどころ満載やちゃ
ツッコミどころが満載やけど、大きく3点挙げられるちゃ。
根拠の出どころどこなが?
まずは、「根拠の出どころ」やちゃね。
「日本経済の弱体化、所得格差の拡大で生活困窮者が増えた。明るい未来が見えず、暴力行為に走るファンが増えた可能性」を示したのが、スポーツマーケティングの会社関係者のコメントやけど、それがどこの会社で誰の発言なのかはっきりしてないちゃ。
あと、欧州や南米の「労働者階級の鬱憤がフーリガンを産んだ」と書いてあるがやけど、それはタダの引用でしか過ぎんし、それを引用しただけで昨今の事案に繋がっていると主張するのは、浅はかすぎる考えやちゃ。
そもそも加害者側を調査した統計とか全くないがで、これは田中雄也記者の妄想でしかないように思えますちゃ。
裏付けが欠如
そんでよぉ、裏付けになるデータが全然ないちゃねぇ。
暴力行為をしたサポーターの職業や収入や生活状況などのデータが全然なくて、どこが経済状況の悪化とサポーターの狼藉が繋がっているのか全く分からない記事になっとるちゃ。
あと「欧州や南米では〜」と引用しとるがやけど、その経済状況と暴力行為が相関しているというデータがまるでないちゃ。警備体制とか客層変化とかゆっとるけど、そんなもんは誰かに聞いた話を引用しとるだけであって、統計や研究論文などの引用は全くないちゃ。
関係者の実在性
あと「〇〇関係者」とか書いてあるがやけど、それは本当に実在しとる人物ながでしょうか?
ちゃんと実名が明記されているのは、栃木シティFCの田中パウロ淳一だけやけど、それも「FOOTBALL ZONE」からの引用に過ぎんがやね。
栃木シティの顔であり、あらゆるメディアでインタビュー記事等、いろいろ掲載されているパウロだったら、引用するよりも直接聞いた方がいいと思うがやけど、これを引用で済ますとか、いかにも「コタツライター」のやる行為やちゃね。
パウロの言葉でさえ引用で済ませとるような人が、Jリーグ関係者やら、横浜Fマリノス関係者やら、スポーツマーケティング会社の人やら、ちゃんと取材しとるのか怪しいところやちゃ。それに取材を受ける関係者だって、クラブ名を出して発信するがなら、実名を公表されるのを嫌がることはないやろうしのう。
ほんじゃから、Jリーグ関係者、横浜Fマリノス関係者、スポーツマーケティング会社の人など、実在性が非常に怪しく、田中雄也記者の妄想が作り上げた存在ではないかと考えられるちゃ。
田中雄也記者とはどんな人ながけ?
ツッコミどころ満載の記事やけどよぉ、これを書いた田中雄也記者はどんな人ながやろうか?
プロフィールや過去に書いた記事を見てみるちゃ。

ちゃっかり「元高校球児」と書いてあるちゃねぇ…。今はフリーでライター・編集者として活動しとらっしゃるがやけど、どこの出版社で勤務されているのか明記されとらんし、はっきりとしたキャリアが書かれてなくて、全体的にぼんやりしとるちゃ。
「スポーツを主としながら、音楽、ファッションなどのカルチャーやライフスタイルに関する編集・執筆活動をしている」と書いてあるがやけど、実際これまでどんな記事を書いていたがやろうか?確認してみるちゃ。



今年の7月6日からAREAで記事が3日に1度ペースで更新されとって、8月7日現在で12記事掲載されとるちゃ。
でよぉ、全部で12記事書いている中で、11が野球の記事で、1がJリーグの記事ながよ。
「スポーツ以外には音楽やファッション」とか書いてあるがに、実際やっとることは野球だけながやねぇ…。多彩なライフスタイルに適しとるようにプロフィールで書いてあるがやけど、過去記事を見る限り、どう見ても「野球専門ライター」にしか見えんちゃ。
今回のJリーグの事案に関しては、約1ヶ月前に発生したもんであって、8月に入ってから掲載するのは、タイミング的にはかなり遅いやろう。ほんじゃけど、このタイミングで掲載するのは、やはり「広陵高等学校へのバッシングを逸らせたい」という意図を感じざるを得ませんちゃ。3日に1度のペースで記事を書いているもんが、1ヶ月も前の事案について書くのは不自然極まりないちゃ。
田中雄也記者は、元高校球児として、高校野球がバッシングされるのが堪えられなかったんやないかとオラは思ったのう。
ただよぉ、プロフィールに「現場や人物に密着した取材を得意とし、選手の言葉や背景に深く光を当てるスタイルに定評がある」とか書いてあるがやけど、当該記事では名前が出ているのは田中パウロ淳一だけであって、それも他記事からの引用を見る限り、この「現場や自分に密着した記事を得意とする」というのは詐称ではないかと疑わざるを得ないところやちゃ。

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