5月の下旬にカターレ富山の監督を退任して、わずか2週間後に奈良クラブの監督に就任した小田切道治さんについて、取説みたいなことを書いてみるちゃ。

オーソドックスなシステムやちゃ
まずは採用するシステムについてやちゃ。

採用するシステムは、ほとんどが[4-4-2]か[4-2-3-1]やちゃ。サッカーにおいては最もオーソドックスなシステムやけど、カターレで監督を務めてきた約3年ほどはずーっとこんな感じやったじゃ。
守備時には3ラインをきっちり作って[4-4-2]の網を作っていって、コンパクトな守備から攻撃へ転じるショートカウンターを得意としとるのう。よくオタさんがインタビューで「シームレス」とかゆっとったがやけど、攻守においての素早い切り替えを重視していて、常にハードワークを徹底したスタイルを求めているがよ。
よく「堅守速攻型」とか言われるし、2024年から今シーズンに至るまでは整備された守備が強みやったがで、それはだいたい間違えとらんがやけど、ポゼッションは全く興味がないわけではなくて、最終ラインは自陣深い位置からボールを回しつつ、相手のプレスを剥がしながら「疑似カウンター」を狙っていくこともあるちゃ。能動的に相手を動かしていきながら攻めていく姿勢もある指導者やちゃ。
こういったところは、奈良クラブがやってきたところと精通するところやないかなーとオラは思うちゃ。意外かもしれんねど、実はフリアン監督に似ているタイプかもしれんちゃ。
メンバー固定せずスカッドはフルに活用
そして、オタさんの特徴といえば、登録されている選手をフルに活用するところがあるのう。
近年にオタさんが率いたチームは「うちには2軍は存在しない」と言ってたがやけど、実際登録されている選手のほとんどに出場機会を与える指導者でよぉ、全ポジションをほぼ固定させることはない…というところはあるがよ。
去年のシーズンが特に象徴的やったがやけど、最初の数試合ではJリーグでの実績がある選手が多くピッチに出ていたがやけど、ルヴァンカップをきっかけによぉ、メンバーをいろいろ変えていったりしとるちゃ。去年の大卒ルーキーは4人いたがやけど、ルヴァンで出場機会を得た瀬良俊太と西矢慎平が好パフォーマンスをしてよぉ、その後に主力級に台頭しているがで、若い選手には結構チャンスが巡ってくる傾向にあるちゃ。開幕から主力だった碓井聖生と髙橋馨希も含めたら、結局4人とも主力級になっているところが、オタさんの育成能力の優秀さが出ていると言えるやろう。
奈良クラブは大卒新人が2人いて、ユースからの昇格が1人いて、高卒2年目、タイの若手選手などおるがやけど、こういった選手はオタさんは結構使いたがるかもしれんのう。
メンバーをあまり固定していないことによって、時折連携ミスが出てしまって、それが致命的な失点につながってしまうこともあったがやけど、オタさんはレギュラーと控えで溝は作らないし、まさに「チーム全員で戦う」というのを体現したチームを作っとるとオラは思うちゃ。
コンバートよくあるちゃ
そしてよぉ、オタさんによくあったのはサイドバックへのコンバートやちゃ。
その代表格になるのが、去年までカターレでプレーして、今シーズンからはRB大宮アルディージャへ移籍した安光将作やろう。彼は1年目ではサイドハーフが主戦場で4試合しか出場できんかったがやけど、2年目からは左SBにコンバートされたがいちゃ。最初の頃はぎこちなさは否めなかったし、失点に関与してしまったシーンはよくあったもんやけど、2024年シーズンでは神出鬼没の動き出しで左SBでありながら8ゴールを叩き込む活躍でブレークしたがやね。
その安光は移籍してしまったがやけど、今シーズンは布施谷翔がサイドバックでプレーしとるちゃ。豊富な運動量があって、球際でガッツのある戦いっぷりを見せていて、タイミングの良い攻撃参加やクロスからのアシストなどで活躍しとるがやけど、中盤で起用されていた選手をサイドバックにコンバートするのはよくやっとるちゃ。
あと、サイドバックに限ったことやないがやけど、2022年シーズンでは元々左ウイングバックが主戦場だった安藤由翔を最前線に起用したり、今季で言うと左SBが本職の深澤壯太を中盤に起用していたりと、ユニークな選手起用はよく見られたりするのう。逆に他のチームでボランチに転向していた井上直輝が、カターレでは本来のポジションであるFWの方が起用が多くなったりしとるがで、この辺りの選手起用は見ものではないかと思うちゃ。
コンバートもいつでも好転するわけではなく、コンバートされた選手が致命的なミスをおかしてしまうこともあったがやけど、選手の可能性を広げられそうなことはどんどんやろうとする姿勢は良いものやちゃ。
取説はこんな感じかのう?奈良クラブのサポーターのみなさん、よろしくやちゃ。

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