4試合連続無得点中で勝利が見放されているカターレは、ホームに戻って18位のレノファ山口FCと対戦やちゃ。
フォーメーション

カターレのスタメンやけど、左SBに濱託巳がスタメンに戻ってきとって、中盤は末木裕也が入っとるがよ。ベンチ入りメンバーは前節でプロデビューを飾った溝口駿は外れて、キャプテンの吉平翼が戻ってきとるちゃ。
レノファ山口やけど、FWを入れ替えてきとるのう。FC大阪でよく対戦した古川大悟に、若手の山本桜大が2トップを組んで、長身FWの有田稜はベンチスタートながよ。宮吉拓実はベンチ外ながよ。前節退場のキム・ボムヨンは2試合出場停止で今回は不在やちゃ。
試合を振り返るちゃ
開始10分で松田力が先制ゴールやちゃ
強風の中での試合で非常に難しい立ち上がりになったじゃ。カターレはコイントスでピッチを選択して、いつもと逆になっとって、風上を選んでいたがやけど、実際イレギュラーな感じでやりにくそうやったじゃ。ピッチを選んだ割には、相手の山口の方がやや優勢な立ち上がりやったのう。
しかし、10分にゲームが動くちゃ。

最終ラインの濱託巳からやけど、今瀬淳也にパスを出して相手FWを引き付けたら、竹中元汰→末木裕也と繋いで、中央に入っていた髙橋馨希にパスすらーよ。そんで右サイドライン際を走っていた西矢慎平へパスを出したらよぉ、西矢がクロス。そんでファーサイドから伊藤拓巳がアウトサイドキックで折り返したら、最後は松田力が押し込んでカターレが先制したがよ。
チームでやっていこうとしている崩しの部分やけど、これは綺麗に崩せたのう。髙橋馨希が中央に流れて、西矢慎平が駆け上がっていく形はよく見られるがやけど、いい感じに決まったじゃ。風が強かったこともあって、相手選手がクロスボールの対応が戸惑ったところを上手く突いていけたのう。
山口の圧力に押される展開やちゃね
ただ、先制ゴールの後は、山口の方が優勢なペースだったのは否めないやろう。
風が非常に強い条件で、ボールの軌道がなかなか読めない展開の中で、ミスが多かったのはカターレの方やったのか、ボールは山口の方が握ることが多い展開になっていたのう。ただ、最終ラインは非常に集中力が高く、なかなか崩せない展開になっとったじゃ。
そうしとるうちにカターレが、ラインを上げてきた山口の最終ラインの裏を取るようになって、30分頃には自陣からのカウンターで伊藤拓巳が抜け出したがやけど、伊藤拓巳がシュートを決めきれんかったじゃ。
試合は1-0で前半を折り返すちゃ。
ファンブルから失点ながよ
後半は山口が古川大悟と板倉洸を下げて、有田稜と小澤亮太を起用してきたじゃ。
サイドの圧力を増した山口の方が攻める展開は続いていたがやけど、後半もカターレが固い守備で守っていく展開やったがよ。ただよぉ、58分に左サイドの小澤亮太のクロスがファーサイドに流れたら、逆サイドの岡庭愁人がシュートを放つがよ。そこで田川知樹がキャッチしようとしたところ、まさかのファンブルでボールがこぼれると、山口の有田稜に決められてしまって、カターレは同点に追いつかれてしまったじゃ。
抜群のスピードで存在感を発揮する浦十藏
同点に追いつかれた後のカターレやけど、一気に3人の選手を交代させるちゃ。

同点に追いつかれたカターレは、伊藤拓巳、髙橋馨希、松田力の3人を下げて、浦十藏、松岡大智、武颯の3人を起用するちゃ。
この3人の中で際立ったのは、左サイドで起用された浦十藏やちゃ。
浦十藏の最大の特徴は50m6秒を切るくらいの俊足やちゃね。後半の山口はかなりサイドバックが高い位置を取っていたこともあって、右SBの岡庭愁人の裏を取っていって、どんどんスピードで縦への突破を図っていったじゃ。カターレとしては押されがちな展開やったがやけど、浦十藏の起用によって得点の可能性を感じさせられるようになったのう。
サイドを破られて失点やちゃ
ただ、81分にカターレはよぉ、右サイドを抜かれてしまって、有田稜が抜け出すと、対応してきた神山京右を振り切ってクロスを入れると、最後は小林成豪に決められてしまって、カターレは逆転を許してしまったじゃ。
右サイドにボールがわたってしまう前に、神山京右が相手選手と交錯して、足を引きずっていたがやけど、その間にスペースを使われてしまったのは、カターレとしては不運な感じやったのう。神山としては悔しい失点やちゃね。
セットプレーで追いついたじゃ
レノファ山口FCに逆転を許したカターレは、レノファのゴールに迫るちゃ。87分に浦十藏が左サイドを突破してコーナーキックを獲得するがよ。
左サイドから植田啓太が蹴ったボールがファーに流れてよぉ、碓井聖生が頭で折り返すと、神山京右がボレーシュートを決めて、カターレが同点に追いついたじゃ。
風でボールが動くほどの厳しい状況やったがやけど、植田啓太が蹴ったボールもすごい曲がり方して落ちてきたところを、カターレの選手が上手くゴールに繋げた感じやったのう。山口の選手はボールの軌道に翻弄されるような感じになって、ぼったち状態になってしまっとったじゃ。
この後はカターレが猛攻を仕掛けたがやけど、ニック・マルスマンの好セーブもあって、ゴールを奪い切ることができず、試合は2-2の引き分けで終了やちゃ。
雑感
もったいない試合やちゃ
試合内容から考えると、勝てた試合だと思うし、同時に負けてもおかしくない試合でもあった感じやちゃね。流れ的なところからすると山口のペースの方が長かったがやけど、それ以上にカターレがもったいない場面が目立ったように感じさせられたじゃ。
前半はカウンターから追加点を狙えるシーンは2度ほどあったがやけど、いずれも決めきることはできんかったし、後半ももう少し丁寧に枠に収めておけばいいシーンもあれば、同時に「FW陣を気にせずにエゴを出していけばいいのでは?」と思えるとこもあっただけに、ファイナルサードでの判断の悪さだったり、精度のよくなさが出てしまって、このあたりがゴールが伸び悩んだとこがあったかなーと感じたじゃ。
あと、失点シーンはどちらも防げたやろう。1点目は今季の田川にしては珍しいファンブルであり、2点目は神山が珍しくクロスを許してしまっとるがで、この辺りはなんとかならんかったかなーと思えるところでもあるちゃ。この辺りは本人が一番悔しいやろう…。
「不屈」を見せられたじゃ
ただ、オラとしては87分に同点に追いついたのはすごくポジティブに見とるちゃ。
昨シーズンはアディショナルタイムでのゴールが非常に多かったし、その粘り腰こそ、J2昇格の一番の要因やったがやけど、今シーズンは試合終盤のゴールがなかっただけに、ここでゴール奪えたところに「カターレらしさ」が出たなあと感じさせられたじゃ。
逆転こそできなかったがやけど、同点後の展開は、カターレが優勢になっていただけに、土壇場で粘り腰が出てよぉ、それもゴールという結果が出せるようになりゃ、今後の試合でも自信持って戦っていけるやろう。今後も積み重ねていきたいとこやちゃね。

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