【J3第30節】ギラヴァンツ北九州 – カターレ富山 [レビュー] / 今瀬淳也のゴールでウノゼロ勝利やちゃ

前節は首位の愛媛FCにアルトゥール・シルバのハットトリックで劇的な逆転勝利を収めたカターレはよぉ、アウェーのミクニワールドスタジアム北九州でギラヴァンツ北九州と対戦やちゃ。

目次

フォーメーション

カターレのスタメンは前節と変わらんちゃ。ちなみにベンチメンバーも全く変わってないちゃ。

ギラヴァンツ北九州やけど、こちらも前節とさほど大きく変わっていない感じやのう。今夏に外国人選手3人監督しとるがやけど、ベンチ入りしとるのはナイジェリア人のミケル・アグだけながいちゃ。

ロングボールで裏を取りに行くちゃ

マテウスが1トップで起用されているということでよぉ、カターレの狙いとしては、縦を意識した立ち上がりになったがいちゃね。

マテウスの特徴といっちゃ、縦への推進力やちゃね。小田切監督になってからは、基本的に左サイドでの起用が中心やったがやけど、前節から1トップに起用されるようになってきとるちゃね。それを何を意味するのかというと上の図のようになるちゃ。

根本的には、マテウスにどんどんボールを前に運んでもらおう…というのが狙いちゃね。サイドでも同じような狙いで起用されとったがやけど、マテウスはルーズボールをマイボールにしていかれる上手さに長ける選手ながよ。丁寧にボールを繋いでいくことよりも、むしろカオスな状況を作っていくことを狙いとしている感じやちゃね。

徐々に北九州のペースになるちゃ

ただよぉ、ロングボールを蹴っていく展開というのは、上下動が激しくなっていくしよぉ、球際でのせめぎあいが多くなっていくだけに、選手の体力は消耗しやすい傾向にあるちゃ。そういうこともあってよぉ、20分すぎくらいからは北九州が保持する時間が長くなってきたのう。

この辺りはカターレがやや我慢していく展開やったのう。

激しい展開から収まってきてからは、北九州がボールを持つようになってくるちゃ。本村を高い位置にあげていくことでよぉ、最終ラインを3人で回すようになっていって、カターレのプレスの空回りを誘っていくちゃ。

3人で回していく展開に対しては、カターレはサイドの片方がプレスに参加していくこともよくあったがやけど、この試合では野瀬と岡田の突破力を警戒したのか、伊藤拓巳が下がって対応して、5バックで対応していったのう。

5バックにしていくと、失点のリスクは減らせられる一方で、完全に押し込められるような展開になっていくがで、守備の時間帯が一気に長くなっていったがいちゃね。前線に残る選手もマテウスぐらいになっていくがやから、なかなかボールを収められん時間帯が続いていくちゃ。

正直厳しい時間帯やったし、相手にも決定機を作られたりしたがやけど、試合はスコアレスで折り返したじゃ。

今瀬のゴールで先制やちゃ

そんで後半やちゃ。

後半早々に左サイドでフリーキックのチャンスを得たカターレはよぉ、椎名伸志がキッカーを務めるちゃ。その椎名が相手ディフェンスラインとGKの間に正確なボールを蹴るとよぉ、そこでニアサイドに走ってきた今瀬淳也が抜け出してゴールやちゃ。今瀬は今季初ゴールやちゃね。

難しい局面やったがやけど、カターレとしてはちょうどいい時間帯にゴールを決められたじゃ。今瀬は中央にポジションを取っていて、対面にはCBの村松航大がおったがやけど、若干にニアサイドに走ってきてよぉ、村松のマークを剥がして、ついてきていた永野雄大も振り切ると、そのままフリーで押し込んだじゃ。見事なボールを蹴った椎名と今瀬のフィジカルによるゴールやちゃね。見事やちゃ。

固い守備で逃げ切りやちゃ

先制を奪ったからには、無理して攻める必要がないカターレ。そんで対する北九州は前に出ていってボールを奪いに行かんなん展開になってきたがいちゃ。

そしたら、カターレは相手にプレスに対応するために、碓井を起用していって、ビルドアップの安定化を図っていくちゃ。そんで松岡のキープ力と突破力でカウンターの起点を作っていくがいちゃ。

北九州はどんどん攻撃の選手を入れていって、同点ゴールを狙いにいくがよ。それに対してカターレは、運動量が落ちてきたマテウスとアルトゥール・シルバを下げて、大野耀平と高橋駿太を起用していくちゃ。

終盤戦になると北九州はフィジカルの強いミケル・アグを起用してきて、パワープレーに入ってきたがでよぉ、カターレは椎名伸志を下げて、林堂眞を起用していって、5バックにしていくちゃ。これでしっかり跳ね返していく体制を作っていったがいちゃ。

これで試合終了やちゃね。カターレが今瀬のゴールで渋く1-0で勝利やちゃ。

J3に楽な試合はないちゃ

試合を振り返ってみると、最下位の北九州が相手とは言え、簡単な試合やないしよぉ、複数回あった決定機を一度でも決められたら、展開は分からんかったやろうなあ…と言わざるを得ない試合やったのう。改めて「J3には楽な相手はいない」ということを再確認する試合やったかと思うちゃ。

試合展開としては、カターレが思うように進んだ時間帯は、ほとんどないとも言える試合やったじゃ。特に前半20分以降は一方的な展開が目立ったしよぉ、我慢を強いられたとも言える試合やったのう。

ただ、先制点を奪った後に関しては、北九州の交代カードを見ながら、後出しジャンケンで対応していかれたがで、リードした後の方が割と安心して見られたかとオラは感じられたじゃ。ペナルティエリアにボールが入っても、セットプレーを取られても、基本通りに前を向かせないところを徹底してりゃ、やはり簡単に失点しないもんやのう。

北九州について少し触れるがいど、やはりエースである岡田優希がゴールから遠い位置でのプレーを強いられているのが、このチームの苦しみを表しているんやないかと思うのう。岡田優希と野瀬龍世の両サイドが突破をしていってこそのチームと言う感じやけど、残念なことに最前線の決定力が乏しいのが、J3最下位という成績の要因になってしまってないかと思うちゃ。

それが故に、カターレは北九州の決定力の無さに助けられている面も強いのかな…と思うところはあるのう。この辺りは名将小林伸二でも苦労はするのかもしれんちゃ。

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