日本代表の現キャプテンの遠藤航がよぉ、18日にイングランドの名門リヴァプールへの完全移籍が決定したがいちゃ。
こりゃ、すごいことになったのう。
遠藤航に関しては、10代で湘南ベルマーレの主力として戦っている頃から知っているだけによぉ、オラも感慨深いものがあるちゃね…。日本代表に初選出されたのちゃ、2015年と22歳の頃やったがで、割と早い時期には選出されとったがやけど、レギュラーを獲得するまでは結構時間がかかっていたしのう。
今では「デュエル王」など言われるようになるまでの選手になって、世界レベルの守備的MFとしての実力者であることは国際的にも知られているがやけど、Jリーグでプレーしていた頃は「身長の割にヘッドが強い」みたいな感じでよぉ、CBで起用されることが多かったがいちゃね。それによぉ、攻撃的な能力も優れていることもあって、あの頃は「複数のポジションをこなせるポリバレントな選手」みたいな感じで、半ば「便利屋」扱いされていたのを覚えているちゃ。
そんで2018年のW杯は代表メンバーに選ばれていたがやけど、出場機会を得ることができんかったがいちゃね。そこでベルギーのSTVVへ移籍して「ボランチとして勝負する」というのが、今の彼に繋がってきているんやないかと思うちゃ。
長谷部誠が代表引退後によぉ、このポジションをガッチリと確保したのが、まさしく遠藤航やったがやけど、体格やらすごい選手が集まっとるブンデスリーガの中でよぉ、「デュエル王」と呼ばれるまでの守備の強さを発揮しとって、更にチームキャプテンを務めるまでの選手になったがやね。以前の「便利屋」的な評価は、今となれば微笑ましいと思えてくるちゃね。
遠藤航とカターレ富山についてやけど、湘南ベルマーレがJ2に在籍していた2011年、2014年と対戦しているちゃね。2012年は湘南がJ2にいたがやけど、その頃の2試合は遠藤航は出場していなかったがで、カターレは4試合対戦しとるがやね。
その中でもハイライトは、やはり2014年6月7日の「カターレ富山-湘南ベルマーレ」やちゃね。
カターレにとって非常に辛い年である2014年やけど、その頃にJ2を席巻していたのが遠藤航がキャプテンを務めていた湘南ベルマーレながいちゃね。
ダントツの首位を走っていた湘南ベルマーレに対して、ダントツのゲベだったカターレが対戦したがいちゃ。ちなみにその日は市町村サンクスデー「入善町の日」やちゃね。
対戦カードとしては、絶不調のカターレが蹂躙される展開が予想されとったがやけど、意外にも奮闘していた試合やったじゃ。湘南がかなり押し気味にゲームを進めて行くがやけど、カターレはGK飯田を軸とする守備で踏ん張っていたがいちゃね。この試合まで6連敗していたチームとは思えないほど、かなり奮闘していたカターレはよぉ、あわよくば勝てるかもしれない展開まで持っていっていたがいちゃ。
ただよぉ、試合終了間際の90分になってよぉ、コーナーキックのこぼれ球を拾った湘南が、クロスボールを中に入れるとよぉ、見事なゴールを決められてしまったがいちゃね。
そのゴールを決めた選手が、当時21歳の遠藤航やったわけやちゃ。
当時のことを思い出すと非常に辛いゴールやったのはオラはよく覚えとるちゃね。ここまで惜しい展開に持ち込みながらよぉ、あわよくば引き分けに持ち込むこともできたかもしれん試合やったがに、そこで遠藤航が勝負強さを発揮してしまうしのう。カターレはこの試合で負けて7連敗になったもんやちゃ。かすかな希望が見えたかなーと思ったら、絶望に叩き落されてしまうしのう。辛かったじゃ。
そんでよぉ、この頃のゴールを決めた選手がよぉ、日本代表の主軸になってW杯を戦って、今では日本代表のキャプテンに就任しとるわけやちゃ。それに世界中のフットボーラーが憧れるリヴァプールへ移籍することになるからのう。これはすごいことやちゃね。
こういうのを思っていると、所詮地元のクラブだと思ってしまうカターレ富山も、世界とどこか繋がっているもんかと再確認するちゃね。オラにとっては「入善町の日」と冠がつけられた試合で、見事なゴールを決めた遠藤航に対しては、いろいろ思い入れがあったりするもんやけど、たかが下部リーグやと思っていても、本当にダラにできんもんやと改めて感じるちゃ。
こう思うと、いつかカターレ富山からも、ビッグクラブへ移籍する選手が出てくることを期待したいもんやちゃね。なんせ岐阜からはスコットランドリーグ最高の選手である古橋亨梧が出てきているわけやし、カターレにだって…とやっぱしサポーター心理としては思ってしまうもんやちゃね。
とにかくリヴァプールへ移籍された遠藤航選手に、これまで応援されていたサポーターの方々には素直におめでとうと思うちゃ。それもサウジアラビアにヘンダーソンやファビーニョが移籍してしまったあとだと考えると、遠藤航にかけられた期待ちゃ、本当に大きいやろうなあとオラも思うしのう。
ただ、これからが勝負やちゃね。遠藤航ならきっとできると信じているちゃ。
ユール・ネヴァー・ウォーク・アローンやちゃ。
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