Jリーグの秋春制の日提案やと、現行のリーグ戦を消化は無理やないけ?

ゲキサカから秋春制のことが出てたのう…。

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完全に外圧で迫られとる感じながやね…

これまでJFAが推進していた報道は出ていたがいど、今日はJリーグが秋春制の移行を検討しているニュースが出ていてよぉ、具体的な日程案が出ていたがいちゃね。

理由としては「外部環境の変化がきっかけ」であって、それに合わせて日本サッカーに最適なカレンダーを考えよう…という話ながいちゃね。AFCチャンピオンズリーグが今年から秋春制に変わることとか、2026年以降の国際Aマッチウィンドーの変更とか、創設が見込まれるクラブ大陸王者大会の影響があるとされとるがやと。

まー完全に外圧による変更…みたいな感じやのう…。

Jリーグの各クラブちゃ。誰に支えられているかといったら、各チームを支えるスポンサー企業による広告費によるおところが大きくて、まさにJリーグが標榜する「地域密着」によって、各クラブが支えられとるも同然ながやけど、こういう変更を見ていると、財務を管理しとる側のことは考慮してないがやろーねーと感じざるを得ないちゃね。

ただ、カネの話は過去の記事に書いたがで、今回は日程について触れるちゃ。

日提案はこんな感じやちゃ

ゲキサカに出ていた日提案をよぉ、表にしてみたじゃ。

  春秋制 秋春制
1月 OFF OFF(ウィンターブレイク)
2月 2月中旬から開幕 2月1〜2週頃再開
3月 シーズン シーズン
4月 シーズン シーズン
5月 シーズン シーズン
6月 シーズン 6月第1週で閉幕
7月 シーズン OFF
8月 シーズン 8月第1週から開幕
9月 シーズン シーズン
10月 シーズン シーズン
11月 シーズン シーズン
12月 12月上旬で閉幕 12月3〜4週頃で中断

だいたいこんな感じになってくるやろうのう。

秋春制を支持する人の主張としては「日程はあまり変わらない」とは言うちゃね。実際にプレーしている期間としては、2月中旬〜12月上旬というところやけど、確かにそういう観点からしたら、春秋制も秋春制も変わらないように見えるやろう。

この日程の感じちゃ、いかにも「雪国に配慮した」というように考えられるちゃね。まあ、1〜2月くらいに試合しとったら、雪国のクラブはずーっとアウェー戦が続いていくがやし、その間は本拠地で練習ができないとか、いろいろ不都合が出てくるがで、まあそういうことを配慮したら、こういう日程になった…という感じにはなるちゃ。

ただよぉ、秋春制のメリットの一つに「酷暑で試合をしない」というところがあって、シーズンをずらすことによって、酷暑による消耗を抑えることができる…という意見は見られるちゃね。そういうこともあって「6月〜7月はシーズンオフにする」というようになっとんがいちゃ。

「日程は変わらない」という主張は見られど、実際結構減っているように見えるちゃね。

20チームで試合消化は無理やないけ?

ただよぉ、現状はJリーグのシーズンちゃ、J1は18、J2は22、J3は20チームで、来シーズンからは全カテゴリーが20チームになるちゃね。そんでよぉ、ルヴァンカップはノックアウト方式のトーナメントに変更するわけやちゃ。つまり試合数はこんな感じになるちゃ。

  • リーグ戦 38試合
  • 天皇杯 最低1試合
  • ルヴァン拝 最低1試合

このように考えたらよぉ、まず最低は全チーム40試合はやっていかんなんちゃね。

カップ戦のトーナメントに勝ち上がるようやったら、そこから試合数がどんどん増えていくしよぉ、ましてやACLに出場することになったら、年間50試合は超えていくのは容易に考えられるちゃね。

この試合数、リーグ戦20チームで行われているイングランド・プレミアリーグ、ラ・リーガ、セリエAと同じくらいの試合数になってくるちゃね。

ただよぉ、欧州のこれらのリーグちゃ、1月上旬から試合がすでに開催されとってよぉ、ほとんどウィンターブレイクがないちゃね。

そう考えたらよぉ、1ヶ月半以上のウィンターブレイクを入れていってよぉ、夏のOFF期間も欧州と同じくらいを設定しているJリーグの秋春制の構想やとよぉ、ウィンターブレイクの1ヶ月以上の試合数をよぉ、一気に短期間でこなさないといけなくなってくるわけやちゃ。

ウィンターブレイクを導入しとる秋春制のリーグ

ちなみによぉ、ウィンターブレイクを採用しているクラブはこんな感じながいちゃね。

1部チーム数試合数シーズンウィンターブレイク
デンマーク12リーグ戦22試合
プレーオフ10試合
カップ戦
7月第2週〜11月第2週
2月第2週〜6月第1週
11月中旬〜2月中旬
※W杯のため変則スケジュール
ウクライナ16リーグ戦30試合
カップ戦
8月第3週=12月第1週
2月最終週〜6月第1週
12月上旬〜2月中旬
ポーランド18リーグ戦34試合
カップ戦
7月第3週〜11月第2週
1月最終週〜5月最終週
11月中旬〜1月中旬
※W杯のため変則スケジュール
スイス10リーグ戦36試合
カップ戦
7月第3週〜11月第2週
1月第3週〜5月最終週
11月中旬〜1月第2週
※W杯のため変則スケジュール
ハンガリー12リーグ戦33試合
カップ戦
7月第3週〜11月第2週
1月第3週〜5月最終週
11月中旬〜1月第2週
※W杯のため変則スケジュール

他にもいろいろあるがやけどよぉ、Jリーグと同規模の20チームにしとるリーグはなかったがいちゃね。多くてもポーランドのエクストラクラサの18チームやちゃね。そんでよぉ、リーグカップはほとんどが廃止されているみたいやちゃ。

そんでよぉ、Jリーグに比べたらどこも試合数は少ないがやけど、開幕はほとんどが7月に開幕しとるがで、日程的にはやっぱし早々に開幕しとらんかったら、日程消化が難しそうやちゃ。それにポーランド、スイス、ハンガリーなどは1月に試合しとるがで、それなりに試合数が多いところは、やはり1月は試合していかないと難しいみたいやのう。

まあ、今シーズンは途中でW杯を挟んでいる変則的な日程ではあるがいど、この時期をずらして考えてみても、現実的にはウィンターブレイクを挟んだ秋春制を導入していくには、現状の20チーム*2つのカップ戦は維持するのは無理があると考えるのが妥当ではないかと思うちゃ。

結局各クラブに皺寄せがくるちゃね

このように考えていったらよぉ、20チームのリーグ戦で、2つのカップ戦をこなしていくことを考慮したら、まず週2で日程をこなさないといけなくなる場合もあってよぉ、過密日程が必至になるちゃ。

そう考えたらよぉ、秋春制のメリットとしてあげられていた「選手のコンディション」に関しては、過密日程になってしまうだけに、選手が今以上に壊れてしまう可能性が高くなってしまってよぉ、それこそ本末転倒やないか…というのは考えられるわけやちゃ。

そんで、秋春制を成立することを考えたら、やはりルヴァンカップの廃止は検討しないといけなくなってくるやろう。それでも足りないくらいでよぉ、結局は「10チーム程度のJプレミアの新設」とか「J2以下は東西分割」とかやっていくことも検討しないといけないかもしれんちゃね。

まー試合数を減らしていく…という話になってきたらよぉ、当然既存Jリーグクラブの減収は避けられんがになってくるちゃ。そんでJリーグクラブが減収していったら、有望な選手は今以上にどんどん放出していく…というのは考えられるやろう。そうなってしまったら、秋春制によってJリーグが衰退していく…というのは考えられるんやないかと思うちゃ。

このように考えていったらよぉ、やはり「秋春制が目的化していないか?」と言わざるを得なくなるのう。

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この記事を書いた人

とれぱん先生のアバター とれぱん先生 ブログ管理人

富山県の入善町に在住やちゃ。
2019年までプレーしていたハンガリー代表GKガボール・キラーイを応援しとったがいちゃ。今は地元のJリーグチーム、カターレ富山を中心に、いろんなスポーツを見とんがよ。バレーボール(KUROBEアクアフェアリーズ)、ハンドボール(アランマーレ富山)なども応援しとって、最近はクリケットもチェックしとるちゃ。料理、ギター、イラスト、温泉・サウナめぐりなども好きやちゃ。やわやわと頼んますちゃー

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