第15節 カターレ富山 – ガンバ大阪U-23 / リアリズムで勝ち取ったじゃ

前節は退場者を出しつつも1-0でカマタマーレ讃岐に守り勝ったカターレが、今度はガンバ大阪U-23との対戦やちゃ。

フォーメーション

カターレの守備陣は、右SBの柳下大樹以外は全員入れ替えやちゃ。CBは今瀬と戸根のコンビ、左は末木、センターハーフは椎名と碓井のコンビ、前線は2列目が戸高、花井、池高で、1トップに平松宗やちゃ。

ガンバ大阪U-23は、前線の3人の川崎修平、唐山翔自、塚元大の3人がベンチにも入っとらん状況やちゃね。それ以外は結構お馴染みのメンバーやったりするがいど、今回はスタメンの半数が2種登録の選手ばっかしながいちゃ。

この日も守備から入るちゃ

熊本戦以降からそうながいど、この試合もカターレは守備から入っとるがやね。

讃岐戦でも立ち上がりから前へ行かなかったカターレやけど、システム上、カターレは前線の2人が追い回すがで、3バックのチームに対しては、人数的な問題でなかなかハイプレスへ行くのが難しいがやね。ハイプレスへ行くとしたら、サイドの戸高か池高が加わっていくとかせんなんけど、より高度な戦術理解が必要になってくるちゃね。

ということで、カターレはこの試合も守備から入ったがやね。相手がハーフウェイライン超えてきてから、プレスへ行く…という感じやちゃね。ガンバのシステムやカターレの現状を見て「ハイプレスへ行けない」と判断したからかと思われるちゃ。

オウンゴールで先制やちゃ

まずは受けに入るカターレやったたがいど、早い段階で先制点を奪ったがやね。13分に左サイドの戸高からの折返しを受けた末木のプレーからやちゃ。

左SBの末木に対して、対面の村上景司と2列目の伊勢航が挟み込んだところで、花井にくっついていた奥野耕平がマークを離れて末木からボールを奪おうとしたがやけど、ここで末木が粘ったがやね。そんでフリーになった花井が左サイド奥へスルーパスして戸高にボールが入って、最後はクロスでオウンゴールを誘って先制したがいちゃ。

これは3人に囲まれながら花井にパスを出した末木が素晴らしいに尽きるちゃね。末木が粘ることで、奥野まで誘い出して、花井がスルーになることができたがいちゃ。これで勝負ありやちゃ。

昨シーズンまでいた前嶋がこんな感じで粘れる選手やったがいど、末木がこれをやれたのは本当に大きいちゃね。花井がいくら技術があって、決定機を演出できる力があったとしてもよぉ、前を向ける状況下やないと、力は発揮することはできんちゃ。これを再現できるようになるとカターレも可能性は広がるかと思ったゴールやったじゃ。

徹底的に守り通すカターレ

先制点を奪った後は、ほとんどの時間はガンバ大阪U-23がボールを持つ展開になって、カターレは前からほとんどプレスをかけられんがで、ほとんどパスを回せる時間はなかったがやね。ただカターレにしても、相手のサイドの裏を狙っていく攻撃に徹していたし、ボール回されている割には前半のうちに2点目を取れてもおかしくはなかったのう。

ただボールもたされてばっかしやと、さすがにダヤなってくるもんで、後半の立ち上がりになってくると、結構危険なシーンが増えてきたがやね。ということでカターレは疲れが見えてきた両サイドハーフを下げて、稲葉と武颯を投入して、システムを4-3-1-2に変更したがいちゃ。

エネルギッシュな稲葉が入ってきた効果は抜群で、この後はしばらくはガンバの攻撃が停滞して膠着状態に持ち込めたがやね。

ただこのフォーメーションになると、両SBが対面のサイドハーフと1対1の勝負になってくるがで、ガンバは積極的にサイドを起点に攻めてきたがやね。カターレとしてはプレスかけてパスコースを制限させたいとこやったがいど、前線がダヤなってなかなか上手くいかんかったじゃ。

ということで残り10分間は、平松宗と花井聖を下げて、高速プレスへ行ける「越中のモハメド・サラー」こと大谷駿斗選手と、センターバックの林堂眞選手を投入して、システムを5-3-2に変更やちゃ。

リアリズムの勝利やちゃ

結果、ガンバ大阪U-23にゴールを許すことなく、カターレが1-0で勝利やちゃ。

まあ内容的にどうかな…と思うところはあるし、正直面白みに欠ける試合やったがいど、今のカターレができることで最適の戦い方なのかもしれんのう。

平松にしても、武颯にしても、大谷駿斗にしても、結局タピナスジェファーソンを中央に置くガンバ大阪U-23の守備陣には、ほぼ何もできない状況やと、防戦一方になってしまうやろう。

ここ最近のサッカーに関しては、正直言ってチーム作りは失敗しているとオラは思うがやね。今のカターレは「前線からプレスへ行けない」「ラインを上げると裏を徹底的に狙われる」「相手のハイプレスはかわせない」という状況と言ってもいいやろうし、他の上位陣に比べてもカターレが劣る部分やというのは認めざるを得ないとこやのう。

ほんじゃから、結局今できることは「後方のスペースを埋めてサイドからカウンターを狙う」というのが、今のカターレの状況やと言えるやろう。それでも「勝てればいい」がいど、しばらくはこういうサッカーが続くのは、覚悟しないといけないかと感じさせられるちゃ。

ただ、唯一のゴールを奪った起点になった末木の粘りは、次に繋がってくると良いのう。前線の選手を活かすにしても「誰かが相手を引きつける」というのは、本当に重要やからのう。

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