第13節 カターレ富山 – ロアッソ熊本 前編 / プランはともかく基本はどうながけ?

夜な夜な図面作っていたら時間がかかったがで、今回は複数回に分けるちゃ。

フォーメーション

カターレのスタメンは前節と変わったのが、右SBにヤギで、左SBに「越中のババンギダ」こと田中佑昌選手が入ったじゃ。両CHは末木と碓井のコンビで、CFは今回は武颯やちゃ。

ロアッソ熊本のスタメンは、前節とは異なるのは3センターの一角が伊東俊から岡本知剛に変わったところだけやちゃね。中2日やけどメンバーは変えてないちゃ。

ガチガチに守るカターレ

カターレのゲームプランとしては、まず熊本に対して引いてゲームに入ったがやね。当然相手がボールを回しながらチャンスを伺ってくるがいど、カターレがボールを握る時間は作れなくても、さほど決定機を作らせることがなかったじゃ。

そうしている間に、両サイドの裏からカウンターを仕掛けられるようになって、13分には左サイドの武颯のヒールパスから戸高が抜け出したとことこか、17分の右サイドから突破してチャンスを作ったシーンは、あと一歩のところまで至ったがやね。

立ち上がりは熊本の一方的な展開やったとはいえ、10分以降のカターレに関しては、あと一歩の精度次第では先制点も奪えた展開ではあったのう。

裏を取られて先制奪われたじゃ

20分過ぎた頃までカターレもカウンターからチャンスを作れていたがいど、給水タイム直前に熊本が最終ラインからボールを回すようになってきたがやね。

縦パスを入れたり戻したりして揺さぶりをかけたあとに、熊本のCB酒井崇一選手がロングフィードを入れたところで、高橋利樹選手が戸根の背後のスペースに抜け出して、GKの脇の下を通すシュートでロアッソ熊本が先制点を奪ったがやね。

立ち上がりから熊本は裏を狙ってきとったし、これまでの熊本の戦いっぷりを見ていても、頻繁に狙ってくるのは分かっとったがやけど、まあカターレもまんまとやられてしまったがやね…。

ラインコントロールは「プレスがかかったらラインを上げる」が基本やちゃね。こうすることによって、一番危険なゴール前にボールを蹴られなくようにできるがやね。そんで全体的に上げることによって、相手のショートパスをインターセプトしてカウンターも仕掛けられるようになるがよ。

逆にプレスがかかっていないところでラインを上げてしまったら、簡単に縦パスで裏を突かれてしまうがいちゃ。プレスいけてないがにラインが上がってたら、そりゃ「どうぞ蹴ってください」と言ってるも同然やちゃ。

それなら全体的に下がった方が安全やちゃね。こうしたらボールを裏に蹴ってきたらGKが対応すればいいがやし、手前に引っかるようなら守備陣がクリアすればいいからのう。

要はこの失点はよぉ、「ディフェンスラインを下げる」か「プレスへ行く」のどちらかができてれば、この失点は防げたがやね。全体的な意識がバラバラながで招いた失点やろう。

同数で狭いところで回そうとしとっても…

先制点を奪った熊本はよぉ、後方からパスを回していくカターレに対して、激しくプレスかけに行ってたのう。この辺りから相当嫌な予感をしとったがよ。

同数で激しくプレスにくる熊本に対して、ぎっしりと人数をかけて圧縮されたとこにカターレは無理につなごうとしたところで、まんまとやられてしまったがやね。

ヤギが縦パスで武颯に出したがいど、武は相手DFのプレスに前を向けずにバックパスするがよ。そのバックパスを受けた碓井が相手MFの上村選手と高橋利樹選手にサンドイッチでボールを奪われて、ボールを奪った高橋選手がミドルを決めて、熊本が追加点を奪ったがやね。

カターレはどの試合でも狭いところでパスを回したがるところがあるがいど、これを逆手に取った熊本にまんまとやられてしまった結果になったのう。こういうサイドに人数を一気にかけるやり方ちゃ、大木武監督のサッカーを見ている人にとっては結構おなじみやったりするがいど、カターレはその術中にハマってしまったわけやちゃ。

一番責任が大きいのは、バックパスをもらった碓井の判断の遅れから、サンドイッチされてしまったところやけど、普段から足下のパスが過剰になって、サイドチェンジや裏のスペースを使うなどの習慣がないところが、この失点の原因やないかと感じるちゃね。

サッカーの根本的なところちゃ、まずは「ボールを前に運ぶ」というところにあって、ショートパスを繋いでいくのは、その手段の一つにしか過ぎんがやけど、カターレはそこにこだわり過ぎて、ボールを奥にまで運べていないケースは多いちゃ。

そういうのはちゃんと監督が指導してやらんなんかと思うちゃ。

ゲームプランよりも練度の問題やちゃ

そんで熊本守備陣のチョンボで1点返して、前半は1-2で終了やちゃね。

オラはゲームプラン自体は悪いとは思わんかったがいど、ペナルティエリア進入時のあまり仕込まれていないぎこちないところを見ると、そこできっちりシュートを打ち切れないようでは、目標とする「圧倒的に勝つ」ところには、全然至らんと言うしかないちゃ。

それに「引いて戦う」以上は、まず2失点してしまうようでは、それもダメなところやちゃね。普通にできてほしいことが普通にできんがで、そういうのを叩き込めない安達監督は、本当に今まで何をやってきとったがかと疑問に思えるちゃ。

「熊本は強い」というツイートは見たし、攻撃陣は素晴らしいクオリティを持っているのはオラも同感ながいど、とはいえオラはあの展開なら前半は無失点かつ複数得点も狙えたと思うがで、カターレに関しては「ゲームプランを遂行できるチームの完成度がない」と思わざるを得なかったじゃ。

攻撃はファイナルサードでは完全に即興頼みやし、守備はセオリーを徹底するくらいのクオリティがないがで、かなり残念な印象を残した前半やったじゃ。

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