第13節 カターレ富山 – ロアッソ熊本 / 疑惑のゴールに触れるちゃ

普段は試合を振り返るところからやるところやけど、今回は決勝ゴールとなったロアッソ熊本の酒井崇一選手のゴールに触れておくちゃ。

これは問題やちゃね…。

ゴールを決めた酒井崇一選手がシュートを放った瞬間に、カターレのGK岡大生選手の目の前で、小笠原佳祐選手が起き上がっているのは、オフサイドになるんやないかということやちゃね。

オフサイドルール

説明するの大変やから、オフサイドについてはこの動画を見るといいちゃ。

オフサイドは「相手側のフィールド内で、後方から2人目の相手選手よりゴールラインに近い位置でボールを受けてはいけない」というルールやちゃね。

<前編>判断基準はコレ!オフサイドを見極める3つのポイント【サッカーのルール】
https://datsumegane.com/laws-offside1/

<後編>判断基準はコレ!オフサイドを見極める3つのポイント【サッカーのルール】
https://datsumegane.com/laws-offside2/

ただこのオフサイドのルールちゃ、えらい細かいルールがあって、例えば「スローインのボールはオフサイドにならない」とか「オフサイドポジションの選手が相手選手を妨害したらボールに触れてなくてもオフサイドになる」とか、結構複雑ながやね。それも細かいところは上で見たらいいちゃ。

オフサイドポジションの選手が視界を遮る

今回の争点は「オフサイドポジションにいた小笠原佳祐選手がGKの視界を遮った」というところやちゃね。

上の動画やと、ミドルシュートを撃った瞬間に、オフサイドポジションにいた選手が相手GKへの視界を遮るプレーをしたということでオフサイドを取られて、ノーゴールになったがやね。

オフサイドやないけ?

ゴール前の混戦で小笠原選手が倒れたがやけど、熊本がセカンドボールを拾って、ゴール前で酒井崇一選手が振り向きざまのボレーを放ったタイミングで起きがったがいちゃ。

酒井選手に渡る前では小笠原選手は腰を下ろしとるがいど、

率直に言うと、オラはこれはオフサイドやないかと思うのう。ゴール裏から見たらどう見えるのか…というところが気になるところやけど、おそらくVARがあれば取り消されとる可能性は高いかと思うのう。

それに上のMLSのオフサイド判定の動画以上によぉ、GKの岡大生選手と、熊本の小笠原佳祐選手の距離があまりにも近すぎるだけに、あのタイミングで動いてしまうのちゃ、やはり「オフサイドポジションの選手がGKに影響を与えた」と言えるものかと考えるのう。

オフサイドを見極めるポイントとしては「視線を遮る」とか「プレーに影響を与える」ということになるがいど、前者の「視線を遮る」という観点ではゴール裏からカメラがないと断定できないと思うところやけど、後者の「プレーに影響を与える」という観点では、小笠原選手のポジションがあまりにもGKとの距離が近いこともあって、自由にポジショニングを取れないと判断できるのではないやろうか?

小笠原選手の立ち位置を考慮して、岡が右に寄ってポジションを取らないといけないと判断したとするならば、やはり「オフサイド」と考察するちゃ。GKの判断としては、前に出ることも考えられるがいど、小笠原選手が手前にいるおかげで、前に出る選択を取れなくなってしまっとらんかのう?

関与していないフリ?

小笠原選手が立ち上がったのは「故意でない」と判断する人は多いがいど、立ち上がる瞬間にボールに視線が行ってるように見えるがいど、もしボールが見えている状態で立ち上がったとすると、これは「故意」と取れるんやなかろうか?

この動画でも触れられとるがいど、原博実さんが「興梠は関与していないフリをしたのが良かった」と評価されとるがいど、これはかなり微妙なところではあるのう。

興梠選手の場合は、GKと4mほど距離が離れていることもあって、おそらくガンバのGK東口選手を邪魔する意図はないかと感じさせられるし、まだ理解できるところではあるちゃ。これは自分がオフサイドポジションにいるという判断を取れているから「反応しない」という判断で、このプレー選択したと考えるちゃ。

ただこのオフサイドのルールちゃ、かなりグレーゾーンやちゃね。正直「プレーに関与していないように振る舞う」ことでゴールが左右してしまうし、それは「審判を欺くプレー」ではないかと捉えられるんやなかろうか?

そういうように考えたら、プレーを止めている判断をしているフリをしているようで、立ち上がる行為に関しては「GKの妨害する意図」はあるように見えるがやね。要は「プレーしないフリをして影響を与えている」状態と見えんまいか?

競技性が変わらんけ?

オラ個人としては、レフェリーにはリスペクトを持つべきと考えるし、ファールやハンド、オフサイドといった際どいプレーに関しては、個人的には「仕方ないかな」と割り切れるところはあるがいど、これに関してはクレームは入れないといけないかと思うのう。

なんでかと言ったら「ゴール前での混戦では完全にクリアされるまで、GKの前で散歩していればいい」というのが有効になってしまって、審判を欺くプレーが横行してしまう可能性があると考えるちゃ。

こういう記事を書いたところで、別に判定が覆るわけでもないがやし、試合に負けたのはこの判定というよりも、安達監督のスカウティング不足と非論理的な采配に尽きると思っているちゃ。

ただ、競技性が変わってしまう可能性があるし、ルールの適用と認識の問題ながで、ここはハッキリさせてほしいと感じるちゃね。

それにあの判定の後に必要以上の猛抗議をして、試合の進行を止めていた安達監督を退席処分にさせない時点で、審判団も自信持って判定したように思えんがやね。猛抗議する気持ちは理解できる一方で、安達監督の言動は「大人げない」と思わざるを得なかったじゃ。敗因は彼の采配にあるわけやし。

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