入善へ戻る前によぉ、東京で以前から気になっている店へ行ったじゃ。

馬喰町から歩いて7分くらいのとこによぉ、その行ってみたい店があるがいちゃ。
その店の名前は「Antcicada(アントシカダ)」というちゃ。
ひそかに昆虫食ファンであるオラは以前から行ってみたいと思っていた店やちゃ。コオロギラーメンを提供している店としてかなり有名な店ながよ。自らを「地球少年」と名乗る篠原祐太さんが営む店で「地球料理」をコンセプトとしとるがやけど、ここのメインとなっとる食材が「昆虫」やちゃね。
昆虫食はなかなか難しいジャンルやちゃ。見た目が「怖い」とか「気持ち悪い」とか言われて、やたらとゲテモノ扱いされるもんやけど、実際オラが何度か食べたり、その分野に踏み込んで見て思うことは「昆虫は高価」というのが結構ネックやったりするちゃ。そんなジャンルにトライしているアントシカダへ行ってみたかったがで、ようやく足を運べて嬉しいちゃ。
ということで、メニューがこれやちゃ。

看板メニューは「コオロギラーメン」ながやけど、なんか気になる新作が出ていて、どっちにしようか迷った挙げ句、こちらの「カイコ豚骨ラーメン」を食べてみることにしたじゃ。
それがこちらやちゃ。

おー…これがカイコ豚骨ラーメン!
カイコっちゃ、どういう味なのかなーと思ったがやけど、なんかナッツっぽい香りがしてくるのう。このナッツみたいな香りと味わいがカイコやろうか?そこに辛味噌と塩ダレが入った豚骨ラーメンが食欲をそそるちゃ。辛味噌はエビに近い風味があるがやけど、これがコオロギで作った辛味噌やがやね。かなり強い風味が出ていたじゃ。
こんなラーメン食べたことないじゃ!世界で唯一無二のラーメンやちゃ!
そして、昆虫の佃煮の3種盛りも注文したじゃ。

一番上がコオロギ、真ん中がイナゴ、一番下がカイコやちゃ。
コオロギは無印良品のコオロギせんべいやチョコでも食べとるがやけど、やはりエビに近いようでエビではないという独特なコオロギ感やちゃ。歯ごたえはサクサクしとるちゃ。
イナゴの佃煮は、長野県のお土産でも食べられるあの感じやちゃ。コオロギよりも口に馴染みがあるちゃ。日本の昆虫食においては伝統的な料理やけど、やはり安定感は抜群やちゃ。
そして最後にカイコの佃煮やちゃ。これはもはやナッツやちゃ。歯ごたえのコリコリ感とか、独特な香りとか、味わいとか、もはやカシューナッツと変わらないもんになっとるちゃ。ナッツ大好きなオラとしては、こういうのはたまらないもんやちゃ。衝撃的な感覚やったじゃ。



興味深くいろんなものを見ていると、店員さんがコオロギラーメンに使っとるコオロギを見せていただいたじゃ。これはすごいちゃ。ラーメンの仕込み1回で3000匹程度のコオロギを使うみたいやちゃ。コオロギはエビに近い風味ながで、感覚的に魚介系のラーメンを食べているのと変わらない感じやけど、魚介ではないよね…みたいな独特な風味やけど、こういうのを使っとるがやね。
カイコ豚骨ラーメン、3種の佃煮、お酒(2杯)を込みで4000円程度で、お試し感覚で昆虫食を楽しむにはちょうどいいかもしれんちゃ。昨今ではラーメンも高くなってきとるがやけど、1500円程度で食べられるがで、割と高価な食材である昆虫を使っとる店にしては、かなり良心的やと感じたじゃ。
昨今の昆虫食ちゃ、とんでもデマを含んだ理不尽なまでのバッシングが広まっとって、相当風評被害を受けているのは考えられるところやけど、こういう料理に出会うと、すごく下らないことだとよく分かるちゃ。昆虫なんて食べたくないもんは食べなくてもいいし、それにアントシカダの料理は何よりも美味しいからのう。
また今度東京へ行く機会があったら、新たな料理を食べてみたいもんやちゃ。

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