ライバルチェックは7回目やちゃ。次は去年のルヴァン杯でも対戦したモンテディオ山形やちゃ。
終盤戦の追い上げもプレーオフで敗戦ながよ
渡邉晋監督2年目になった昨シーズンのモンテディオ山形についてやけど、序盤はあんましいい感じやなかったのう。開幕2連勝しておきながら、その後に3連敗を喫して、5月にも3連敗を喫して、16位に低迷しとってよぉ、なかなか波に乗れないシーズンやったじゃ。ルヴァン杯も初戦でカターレに負けて良いところがなかったがやね。
ただよぉ、夏場になって、地元出身で元日本代表の土居聖真に、2022年にプレーしていたディサロ燦シルヴァーノが再加入して、更に守備陣にはザスパ群馬のキャプテンの城和隼颯を獲得すると、そこから一気に復調したじゃ。特に土居聖真の活躍っぷりは群を抜いていて、後半戦のJ2を追い上げてよぉ、最後の14試合を12勝1分1敗の驚異的な成績を収めて、4位にフィニッシュしたがいちゃ。
しかし、プレーオフではファジアーノ岡山相手に0-3と大敗を喫してしまって、J1復帰を果たせなかったじゃ。最も勢いがあったし、プレーオフ勝ち抜けを大きく期待されていたがやけど、プレーオフ前の2週間の休みが勢いを削がれた感じになってしまった感はあるのう。
カターレとの対戦

これまでの対戦は2012年から2014年まで同一カテゴリーで対戦しとって、1勝もできとらんだじゃ。
だが、昨年はルヴァン杯で対戦して、延長戦で碓井聖生と伊藤拓巳のゴールで逆転勝利を収めとるちゃ。全体的には相性が悪い相手ではあるがやけど、直近の勝利で良い印象を持ってしまっとるがで、なんか不思議な感じがするちゃ。
今冬の移籍
加入
Po | 名前 | 前所属 | 備考 |
---|---|---|---|
GK | 寺門陸 | 横浜F・マリノス | |
GK | 🇦🇺トーマス・ヒュワード・ベル | 🇦🇺ウェスタン・ユナイテッドFC | |
MF | 吉尾海夏 | 横浜F・マリノス | 昨シーズンは🇰🇷済州ユナイテッドFCに所属 |
MF | 野嶽寛也 | 鹿児島ユナイテッドFC | |
MF | 田中渉 | 鹿児島ユナイテッドFC | 期限付き移籍期間満了により復帰 |
MF | 中村亮太朗 | 鹿島アントラーズ | 昨シーズンは清水エスパルスに所属 |
FW | 🇬🇪ベカ・ミケウタゼ | 🇰🇷光州FC | |
FW | 大森真吾 | 北海道コンサドーレ札幌 | 期限付き移籍 昨シーズンはギラヴァンツ北九州に所属 |
FW | 堀金峻明 | 関東学院大 |
放出
Po | 名前 | 移籍先 | 備考 |
---|---|---|---|
GK | 後藤雅明 | V・ファーレン長崎 | |
GK | 藤嶋栄介 | 鹿児島ユナイテッドFC | |
DF | 坂本稀吏也 | ギラヴァンツ北九州 | 育成型期限付き移籍 |
DF | 相馬丞 | 鹿児島ユナイテッドFC | 期限付き移籍 |
DF | 菊地脩太 | 清水エスパルス | 期限付き移籍期間満了により復帰 →FC琉球へ育成型期限付き移籍 |
DF | 喜岡佳太 | レノファ山口FC | ※昨シーズンはブラウブリッツ秋田へ期限付き移籍 |
MF | 横山塁 | レノファ山口FC | 期限付き移籍 |
MF | 狩野海晟 | 福島ユナイテッドFC | 期限付き移籍 |
MF | 松本凪生 | セレッソ大阪 | 期限付き移籍期間満了 |
MF | 新垣貴之 | 引退 | |
FW | 後藤優介 | カマタマーレ讃岐 | |
FW | 有田稜 | レノファ山口FC | 期限付き移籍期間延長 |
FW | 荒川永遠 | ヴィアティン三重(JFL) | 完全移籍へ移行 |
FW | 阿部要門 | 昨シーズンはブリオベッカ浦安(JFL)に所属 |
フォーメーション

根本的には、驚異的な追い上げを見せていた昨シーズン後半のチームがベースになると考えられるやろう。チームの主力も守護神の後藤雅明が長崎に引き抜かれた以外は、さほど変わったわけではないがで、このベースのまま開幕から戦えるのは結構大きいと言えるちゃ。
大きな鍵を握るのは、やはりGKがどうなるかやろう。ポゼッション重視で攻撃型のサッカーを展開していく山形においては、足元の技術を高く求められるだけに、同じようなフィロソフィーを持つ横浜F・マリノスから寺門陸を獲得しとるがで、彼が正GKになっていくのは考えられるやろう。そして、オーストラリアからの新加入のヒュワード=ベルがどう絡んでいくかかのう…。
FWについては、やはりエースのディサロ燦シルヴァーノが中心で、チーム得点王の高橋潤哉と併用していく感じやけど、やはり気になるのはジョージア人のベカ・ミケウタゼやろう。ジョージア代表経験があって、オーストラリアのニューカッスル・ジェッツではエースとして活躍しとったアタッカーやけど、この3人の併用が山形の得点力の鍵を握りそうやちゃね。
ただ、このチーム、V・ファーレン長崎と同じく昨シーズン後半に最も強かったチームの一つだけに、チームの完成度は高いがやけど、逆に言うと「研究されやすい」のかもしれんちゃ。多くの対戦チームによるスカウティングの網をくぐり抜けて、どこまで得点力の高いサッカーが展開されるのか見ものやちゃね。

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