開幕戦勝利したカターレ、今まで勝ったことない鬼門の第2節の相手は、開幕戦を藤枝MYFCに5-0で勝った鹿児島ユナイテッドやちゃ。去年までカターレを率いとった、ヤスさんが率いとるチームやちゃね。
プレビューショー
今年から放映がスカパーからDAZNに変わったらよぉ、いろんな変化があるがいど、まさかプレビューショーまでやってくれるとはビックリやったじゃ。プレミアリーグとかで試合前にやっとる煽り動画やけど、これでどんなチームながか分かりやすくなっとるちゃね。「東福岡ホットライン炸裂!」とか本当にいい感じやちゃ。
フォーメーション
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— footballtactics.net (@tacticsbooks) March 18, 2017
スタメンはこの試合からカターレは、パブロを使えるようになったみたやちゃ。前節からは北井が外れて、パブロと萱沼が2トップを組む形になるちゃね。鹿児島さんは半分以上は主力は変わっとらんねど、GKキローラン菜入、DF丹羽竜平、MF松下年宏がスタメンやちゃね。ベンチにはタイの年代別代表に選ばれとる、18歳のシティチョーク・パソがおるちゃね。
ハイライト
開始7分でいきなし先制やちゃ
開始からカターレが前線を目掛けてロングボールを出して、前への意識が強いサッカーしとったがいちゃね。今回はパブロがおるがで、立ち上がりはそのパブロを目掛けて蹴る戦術がほとんどやったじゃ。鹿児島は新加入の松下年宏選手を経由して、左右から揺さぶる感じにやっとられるちゃね。
両チームが1つずつチャンスを作ったとこでよぉ、7分に試合が動くがいちゃ。右サイドからのカターレが攻めたがいど、鹿児島の松下年宏選手が逆サイドを目掛けてクリア。それを拾ったイッキが拾うとよぉ、溜めを作ってスライドしてきた西室へパス。その西室に、左SHのヨージがボールを受けに行こうとするがいど、そこで西室が左の奥のスペースへロングフィードすらーよ。
このボールに全速力で走るヨージがよぉ、マッチアップしとった鹿児島の右SB関光博選手を振り切って、そのまま左サイドを抜けるとよぉ、ドリブルで持ち込んで角度がないとこからシュート。これが入ってよぉ、カターレが先制点やちゃ。
これは完全にヨージの駆け引きが関を上回ったのう。それに西室も最初から分かっててやってたがやろう。相手の守備の薄いとこを狙っていくのは常套手段やけど、スペースを狙うがにしても、相手の意識を引きつけるとこに、今年のカターレは違う雰囲気を醸し出しとると感じたのう。ヨージもパブロに折り返さんと、自分で決めたのもいいちゃね。角度がないとこやと、相手GKの顔面を狙うようなシュートが一番有効ながいど、よく放ったじゃ。
鹿児島さんが巻き返しを図るちゃ
先制点を奪われた鹿児島はよぉ、ポジションを変えるがやね。先制点を奪われるきっかけを作ってしまった関を左サイドハーフに持っていって、右SBが冨成、右SHが五領とポジションを入れ替えるがやね。
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攻撃時の一例やけど、松下年宏選手を中心に組み立てるのが鹿児島さんの特徴やけど、カターレのハイプレスを躱そうと、最終ラインに混ざりながら、ポジションを取っていくがやね。これは去年のカターレでも見た形で、よく窪田くんが下がってボールを受けては、パスで展開しとったがいど、ビルドアップの形自体ちゃ、ヤスさんは鹿児島行っても、同じようにやっとられるがやね。
ほんじゃけど、これはカターレは上手く対応できたようには思えんだのう。深追いしていきゃ、裏を狙われるとか思ったがか、チームの重心を下げて、試合は慎重に運んでいた感じやったじゃ。それ故によぉ、プレッシングは弱くなって、鹿児島さんの攻撃回数がだいぶ増えた感じやちゃね。前節は全体的に前へプレッシングしっかり行けたがいど、新加入のパブロがよぉ、まだチーム戦術の理解が至ってないがか、鹿児島のビルドアップが割りと回しやすい感はあったじゃ。
カターレ初のブラジル人パブロおもっしいじゃ
そして、カターレ初のブラジル人のパブロについてやちゃ。パブロは正直言っちゃ、この試合に関しちゃ、チームへの貢献はイマイチやった印象は強いちゃね。カターレの選手ちゃ、まずはパブロに対してロングボールを蹴ることがあったがいど、水本選手の半ばファールまがいの守備と曖昧なジャッジにイライラしとったがか、思うようにプレーはできていなかったのう。
しっかしよぉ、パブロはおもしい選手やちゃね。
この試合、鹿児島のセットプレーがかなり多かったがいど、ニアサイドで張っているパブロによく引っかかるがで、185cmのある選手がそこにおるだけで、えらい邪魔になっとるのは強く感じられたもんやちゃ。このパブロがおることでよぉ、鹿児島のセットプレーのキッカーにとっちゃ、えらい難易度は上がってくるもんで、パブロの頭に引っかからない程度の高さで、しっかり狙い通りに落として、尚且つ速いボールを蹴らんなんわけやから、これだけでセットプレーの守備力はだいぶ上がった印象は感じたじゃ。
あとは、身体能力に関してやのう。基本的にパブロちゃ、手足が長くてよぉ、ちょっとしたルーズボールも長い手足を使って、上手くマイボールにしていかれる実力があるがいね。大きいがで、どうしてもモッサリした動きに見えるパブロやけど、足が長くてストライドが大きい選手やから、意外と相手選手よりも先に届いてしまうことが多々あったじゃ。こういうのが外国人特徴の、日本人とはまるで違う「モノの凄さ」というもんかもしれんちゃ。
縦パスを出して、マイボールにしていかれる選手、相手を背負ってプレーしてかれる選手ということで、パブちゃんに関しては、期待していきたいとこやちゃね。今後彼がゴールを量産していくためには、もっとゴールに近いとこでプレーすることやから、相手陣地でのプレーを増やして、かつ縦パスをたくさん入れていかれるようにせんなんちゃね。
「げんげプレッシング」は道半ばやちゃ
試合は結局ヨージのゴールが決勝点になって、カターレが1-0で勝利したがいちゃ。
鹿児島さんは正直難しい相手でよぉ、どうやっても快勝…というわけにはいかんとこやけど、とりあえず勝利を得られたのはいかったとこやちゃね。カターレとしちゃ、プレッシングと縦へ速い攻撃を仕掛けるのを狙いにあるのは、試合全体として方針がしっかり出ていると感じたがいど、完成度自体はまだまだやちゃね。プレッシング行くにしても、チームで連動して動いていかんなんわけやし、縦へ速い攻撃にしても、裏を狙っていく選手が今のとこあんましいないのが、確かにややこしいとこではあるちゃ。
ユルゲン・クロップ「ゲーゲンプレッシング」
浮氣哲郎(カターレ富山監督)「げんげプレッシング」今年のカターレ富山のプレッシングサッカーに注目せられ! #kataller #コミュサカ pic.twitter.com/IA0uuRkzVk
— とれぱん先生@げんげプレッシング (@torepan_sensei) March 19, 2017
ここ数年のカターレやと、本格的に取り組んだ部分やなくて、今年の大きなテーマになると思うがで、守備から攻撃への切り替えを激しくしていく「ゲーゲンプレッシング」をよぉ、富山はゲンゲが名産だけに、「げんげプレッシング」とオラは勝手に名付けていこうと思うちゃ。
「シンプルに縦を目指す」ことでよぉ、相手の守備の陣形を整える前にゴールを奪おうと、常に努力し奮闘しとる、カターレの選手達は、プレッシング戦術を自分のモノにできるように、頑張ってほしいとこやちゃね。
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コメント
コメント一覧 (1件)
毎節の更新ありがとうございます。
いちカターレファンとして、楽しく読ませていただいとるやちゃ^^
今年のカターレを語るうえで、シュミット監督(元ザルツブルク)の動画は非常に興味深かったです。
戦術上、レフェリーに左右される場面も出てくると思いますが、浮氣カターレには期待しています!