石崎信弘さんがカターレの新監督やちゃー

今日になってよぉ、カターレの新監督が発表されたじゃ

まずは「ようこそいらっしゃいました」という感じやちゃね。

おそらくカターレの歴代の監督の中でよぉ、最も豊富な経験を持っていられる方でよぉ、最も実績のある監督といえるやろう。もちろん知名度の高さもみなさんご存知の方やと思うちゃ。

選手時代によぉ、石崎監督が率いるチームにつんだっとった山根巌コーチがカターレにおってよぉ、その山根コーチが契約満了のリリースも出とらんかったがで、ちょっこしだけ「石崎さんはあるかな?」と思っとったら、本当に石崎さんが来てくださったのう。

決まったら決まったで「おー」と思ったのう。

…ということで石崎さんのこれまでの振り返りながらよぉ、今後の展望について考えていくちゃね。

数多くのクラブを歴任しとっちゃ

まずは石崎さんのキャリアからやちゃ。

1995-1998 NEC山形/モンテディオ山形
1999-2001 大分トリニータ
2001-2003 川崎フロンターレ
2004 清水エスパルス
2005 東京ヴェルディ1969(監督代行)
2006-2008 柏レイソル
2009-2012 コンサドーレ札幌
2014-2016 モンテディオ山形
2017-2018 テゲバジャーロ宮崎
2018-2020 藤枝MYFC

かれこれ20年以上のキャリアを持つ大ベテランやちゃね。過去に柏レイソル、コンサドーレ札幌、モンテディオ山形をJ1昇格させてよぉ、テゲバジャーロ宮崎では、あの過酷な地域リーグチャンピオンズリーグを1年で突破した実績から「昇格請負人」と呼ばれる、名将やちゃね。

長期的に同じチームを率いる監督やなくて、2〜3年くらいの在籍期間で結果を残していく…という感じの監督やちゃね。監督でない期間がたった数年程度しかないだけに、本当に「現場で生きる人」という感じやちゃね。

レアル・マドリーに勝ったがやぜ

石崎さんの隠れた実績ながいど、東京ヴェルディ1969で監督代行を務めていたときによぉ、ヴェルディは来日してきたレアル・マドリーとの親善試合をやったがいちゃ。

そんでよぉ、結果は3-0でヴェルディの勝利ながやね。

これ、未だに語り草になってたりするがいど、あの銀河系軍団に対してよぉ、ヴェルディは3-0で勝っとんがやね。いくら銀河系軍団でもよぉ、長いフライトで極東までやってきとる試合やから、モチベーションはえらい低かったやろうけど、そんでも「3-0で勝った」というのは本当に凄いちゃね…。

石崎さんがヴェルディで監督やっとったのちゃ、ほんの一瞬やったがいど、そんでもそこで特大のインパクトを残しとるのは大きいちゃね。

なんせ「レアル・マドリーに勝った唯一の日本人監督」やからのう!!

短期間で結果を残す指導者

さて、石崎さんについてやけど、あらゆるクラブでの指導者をやってきとって、こういう傾向が見られるちゃね。

・在籍は札幌以外は3年以内
・初年度から結果を出す
・2,3年目は下降気味

やっぱし「昇格請負人」と言われるだけによぉ、結構短期的に結果を残していくタイプの監督ながやね。途中就任のシーズンやと、すぐに修正するまでとはいかんがやけど、就任1年目で監督になったときの勝率ちゃ、なかなかなもんながやね。

中期的に結果を出したのちゃ、2009年から4年間率いた札幌くらいで、あとは柏、山形、宮崎やと初年度から昇格させてしまっとるところが、石崎さんの凄いところやちゃね。

ただよぉ、昇格後の成績はあまり良くないところも、石崎さんの特徴でもあって、こういうのが長期政権にならないところ…といえるやちゃね。だいたいは「2〜3年」と考えていいやろう。

まさに「勝負師」やちゃね

これまでのカターレの監督といっちゃ、三浦泰年さんやったり、今シーズンまで監督やった安達さんやったりもそうやけど、パスサッカーを志向しとって、やりたいサッカーが割とハッキリしとるタイプやったのう。

ただよぉ、個人ベースでの戦力依存がかなり強くてよぉ、怪我人が出たり、選手の移籍があったときの対応がよろしくない指導者が多くてよぉ、一度歯車が狂ったら、なかなか治らない…というのが、ほとんどやったやろう。これは2015年の岸野靖之さん、2017年の浮氣哲郎さんにも言えることやちゃね。

そこで修正に入っても、すぐに結果が出せなかったり、監督の目指すスタイルと現実的なサッカーとの折り合いがハッキリしないまま、悶々とシーズンが過ごすことが多くて、それがカターレが昇格を逃し続けた原因になっとんがやろう。

それを考えたらよぉ、石崎さんはこれまでの指導者とは異なるタイプといえるちゃね。基本的にスタイルがどうこうよりも「結果」に対してシビアな姿勢を持っている指導者といえるやろう。

システムはどうなら?

今季の藤枝ちゃ、こんな感じやったがやね。

3-1-4-2を組んでいたがいちゃ。最終ラインから前線まで見て、年齢的に若い選手ちゃ、姫野と吉平くらいであって、ほとんどがベテラン選手を占めとったがやね。

昨シーズンとメンバーはあんまし変わっとらんがやけど、今シーズンはコロナもあってか、なかなかコンディションが維持できなかったかなと感じさせられるシーズンやったのう。選手層の薄さも今シーズンの藤枝が苦労していた部分かなとオラは思ったのう。

藤枝やと3-1-4-2を基本フォーメーションにしとったがいど、元々石崎さんは4-4-2を重宝しとる監督やちゃね。これまで見てきた感じやと、石崎さんは2トップをよく好むだけに、このフォーメーションはカターレではあまり考えられないのかもしれんちゃ。

ただ、これまでの藤枝を見とると、デカモリシにシンプルに蹴ったり、裏を抜けていく大石治寿に走らせるとか、あまり手数をかけないところは感じさせられただけに、今季までのカターレみたいなチマチマとつなぐようなのは、だいぶ減っていくのかとオラは予想するちゃ。

懸念材料は何け?

最後に懸念材料について触れていくちゃね。この3つは気になるところやろう。

ベテラン偏重
戦術的にクラシカル
長期政権は見込めない

まあこんな感じやないかのう?

まずベテランに偏るところに関しちゃ、藤枝を見たら明らかながいど、デカモリシ、松岡亮輔、秋本倫孝など、ベテラン選手にえらい偏っとったがやね。基本的に大卒やったり、上位カテゴリーの期限付き移籍の若手などが活躍するリーグであるJ3にとっちゃ、結構異質な部類になっとったのう。

そういうのを考えとったらよぉ、今季のオフに関しちゃ、カターレはベテランに偏った補強になる可能性は十分にあるとも考えられるやろう。同時に「若手育成」という面では、ちょっこし気になるところもあるちゃね。

あとは、戦術面に関しては、そんなに目新しいタイプとも言えるもんやないやろう。今シーズンのブラウブリッツ秋田みたいな激しいプレスとゾーンディフェンスをきっちりやっていくとか、スペイン系の監督みたいに「5レーン」を意識したり、適切なポジショニングで崩していく…という感じやなくて、割と「オーソドックス」という感じであるちゃね。

そういうのを考えていったら、選手達にとっては「慣れている」ことをきっちりやらせる…とも言えるやろう。それに勝負に徹するときには、ガッツリと引ききるところもあるし、根本的には「難しいことはやらない」という感じやないかと思うちゃ。

最後に一番気になるところやけど、やっぱし「短期間」で他のクラブへ移ってしまうところは気になるちゃね。札幌以外は3年以内で交代しとるがいど、最終年のほとんどは成績が良くないがいちゃ。

割と選手達にとっては「慣れている」というサッカーをやると同時によぉ、逆にいえば「相手にとって対策は取りやすい」サッカーをしてしまう…とも言えるやろう。

そういうのを考えとったら「昇格はさせるけど、その後に降格させてしまう」というところは、カターレサポーターにとっては気になるところ…とも言えるやろう。

ただ、今の川崎、札幌などよぉ、J1に定着しとるチームがあるように、石崎さんが歴任していたクラブが、その後に成長曲線を描いとるクラブがあるようによぉ、彼を活かすにしても、彼の後に成長させるにしても、やっぱし「フロント次第」というのは間違いないやろう。

なんのせ楽しみが多いちゃね。

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