とれぱんふっとぼーる

とれぱん先生がお送りする、ワールドフットボールブログやちゃ

「ボールを支配せず試合を支配する」ブラウブリッツ秋田についてやちゃ

2020/10/16

順延になっていた「FC岐阜-ブラウブリッツ秋田」の振替試合を見たじゃ。

5-0でブラウブリッツ秋田の完勝やちゃ

前半から試合を見てたがいど、最初は岐阜も結構頑張っていたがいど、試合自体は全体的にブラウブリッツ秋田が優位に試合を進める展開やったじゃ。

細かくつなぐよりも、まずは前へ長いボールを蹴っていくサッカーをしていく秋田に対して、岐阜も奪ったら速攻を仕掛ける意識が高いサッカーやったがやね。この試合の岐阜はキープレーヤーの川西翔太がベンチスタートということもあったし、フィジカル重視のメンバーやったことも影響してか、カウンター主体やったじゃ。

そういうこともあってか、ボールはなかなか落ち着かんかったがで、両チームとも球際での勝負が鍵になっていたじゃ。カウンターを得意とするチーム同士の展開にはありがちやちゃね。

ただ、チームの完成度に勝る秋田の方が、パワーで相手の陣地に押し込んでいってよぉ、ロングスローやセットプレーの連続で、岐阜からしたら、えらいズッシリ来るような展開になっていたのう。そんでも岐阜は踏ん張っていたがいど、前半ラストのプレーでよぉ、GK松本拓也がキャッチ損ねたボールを、岐阜のDFがオウンゴールしてしまって、秋田が先制点を奪ったがいちゃ。

後半に入ってからは、開始早々のスローインからのプレーで、千田海斗がゴールを決めて、その後に前に出てくる松本拓也の特徴を逆手に取って、江口直生がロングシュートを日本決めてしまうがやね。「ゴールが見えたら容赦なく打つ」というところは、秋田のおっかないとこやちゃね。

そんで山田尚幸のクロス→中村亮太の折返し→田中直基のボレーで5点目やちゃ。本当に恐ろしいちゃ…。

岐阜は一矢報いようと、途中から川西翔太を投入して、ゴール前の混戦から元日本代表の前田遼一が惜しいシュートを放ったりと、結構頑張っていたがいど、結局この試合でもブラウブリッツ秋田は無失点で終わって、結局5-0で大勝ながやね…。

岐阜は弱いチームやないし、よく頑張っていたと思うし、前半のクロスバーを当てたシュート次第では展開は違っていたのかもしれんちゃ。

ただ、精度が高いアーリークロス、ロングスロー、プレースキックを次々と襲いかかってくるような展開は地獄やし、後ろから繋ごうとしてもガッシリした齋藤恵太と田中直基の2トップが、ジリジリとプレスしてくるのは地獄やし、GK田中雄大にボールが渡ったら、相手GKまで届きそうなキックとFW陣のスピードで、ゴールに近いところまで迫ったくるのは、これまた地獄ながやね…。

岐阜サポーターにとっては「何も見たくない」気分にならんまいか。

「14ゾーン」

この試合を見とって思ったのは、ブラウブリッツ秋田は「14ゾーン」を徹底的に締めたサッカーを展開しとるがやね。

「14ゾーン」というのは、日本で言われる「バイタルエリア」のことやけど、イングランドではこう言われとるがやね。敵味方陣地の両方に縦横の線を2本ずつ入れて、自陣の上から数えていくと「バイタルエリア」に当たるところが「14ゾーン」と言われるながいちゃ。

統計上は9割のゴールちゃ、この「14ゾーン」を通過するらしいがやと。そのこともあって、攻撃ではこのゾーンを上手く使っていくことと、守備ではこのゾーンを通過させないことを頭に入れて、戦術など組み立てていくがいちゃ。

「14ゾーン」を塞いで網をかけるちゃ

そんでブラウブリッツ秋田で当てはめたらよぉ、まずこのゾーンに圧縮するチームながやね。「通過させない」どころか「通過してくるボールをインターセプトする」とこに貫いとるがやね。

じゃあサイドはどうなるか…といったら、ブラウとしては「蹴らせておいていい」という感じながやね。サイドに蹴らせておいても、全員でスライドして圧縮してしまうがいちゃ。

サイドに追い込んでボールを奪えれば、もちろんそのまま速攻やけど、タッチラインに割っても、守備陣形を整えて繰り返しながやね…。マイボールでのスローインになったら、タッチラインギリギリのところにロングスローを入れて、少しずつ前にボールを進めていくちゃ。

囮を使って「14ゾーン」を剥がす

そんでボールを奪った後は、ブラウが得意としとるカウンターに持っていくがいど、スピードとフィジカルがある2トップのコンビがよぉ、サイドに流れていって、ボールの受け手になっていくがいちゃ。

特に齋藤恵太が強烈で、ガンガン突き進んでいくがいど、J3の多くのサイドバックは、ほとんどがサイズで勝てんがで、どうしてもCBが対応する場面が多いがいちゃ。

そうなっていくと、CBはセンターラインから剥がされてしまってよぉ、そこを他の選手がガンガン突き進んで行くがやね。

セットプレー無限地獄

ただよぉ、このチームは「14ゾーン」にこだわらなくても、得点を狙っていけるパターンがあるがで、そこが強烈なところやちゃね…。リーグ屈指のセットプレーがあるからのう。

その一つが、ロングスローと江口直生の強烈なキックが大きな武器やけど、このチームは全体的に言えるがいど、フィジカルの仕上がりが凄いがやね。特に千田海斗と韓浩康の2人のCBが上がってくるのは、本当にきついちゃね…。一度彼らにポジションを取られてしまったら、ゲームオーバーと言わんばかりのものがあるのう。

それだけやなくて、ブラウのセットプレーやクロスのおっかないところは、相手DFの視野の外へ飛び込んでいく選手が必ずいることやちゃね。そんでファーサイドに高速クロスを常に撃っていけるように、サイドの選手が相当鍛えられとるちゃ…。

千田と韓浩康のコンビを見ているだけやと防げんがで、ファーサイドにいるような選手も警戒していかんなんがいど、これが完全にしのげるチームが、今のところはごく僅かしかいないのがおっかないとこやろう。

裏の選択肢は「14ゾーン」へのカットイン

あと、このチームは両サイドは突破力ある選手が揃っていることもあって、クロスだけやなくて、カットインという選択肢も持っとるがやね。

ほんじゃから、クロスボールを警戒して、上ばっかり見ているわけにはいかんしよぉ、地上戦も警戒していかんのが、結構きついところやちゃね…。

ボールを支配せず試合を支配する

得点の9割が何かと関与されるという「14ゾーン」を塞ぎ込んで、自分たちの攻撃は「14ゾーン」を開かせる仕込みを入れつつも、大外から勝負できる武器も持っとるがいちゃ。こうすることで「ボールを支配せずに試合を支配する」ことができるのかもしれんじゃ。

相手チームとしては、統計通りに「14ゾーン」を使っていく攻撃をしていきたいとこながに、そのゾーンはブラウブリッツ秋田にとっちゃ、網にかけるポイントであって、即カウンターに持っていけてしまうがいちゃ。「使いたいゾーンのはずが、相手のトラップが仕込まれている」という状況下は、相手としても頭は痛くなってくるんやなかろうか?

どんな鍛え方しとんがやろうか?

J3において、フィジカルには絶対的な自信を持っているチームやけど、その彼らの鍛えた抜いた身体ちゃ、セットプレーや球際では非常に優位に立っているがやし、岐阜が相手であっても、コンタクト勝負には引け目なところはあったじゃ。

ただそれだけやなくて、総合的に言えるのは、中長距離のキックの鋭さと精度が良いところやちゃね。下半身の筋肉も凄いがやけど、強くて正確なボールを常に撃っていくところが、他とは明らかに違うのう。あとはボールを受ける側も衝撃に押されるような感もあんまし感じられんがよ。

それでもって、身体は動けるがいど、本当にどういう鍛え方しとんがやろうか?本当に気になるチームやちゃね…。

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-とれぱん・わーるどふっとぼーる, ブラウブリッツ秋田
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