J3の選手は本当に極貧なのか検証するちゃ

最近よぉ、こういうツイートを見たがやね。

目次

実際に極貧の事実はあるちゃ

まず最初にやけど「J3は貧しくてバイトしながらの選手がいる」というのが本当かどうか…という話やちゃね。

那須大亮さんのYouTuberに過去に取り上げられていたがやけど、これに関しては「本当」やちゃね。

それもアルバイトしながらプレーしている選手も実際いるちゃね。それもメディアに出てきて仕事をしながらプレーしていた事実を話している選手も時々おるくらいやしのう。

夢与える「街クラブ」に | カナロコ
https://www.kanaloco.jp/sports/entry-69953.html

2018年の神奈川新聞のメディア「カナロコ」の記事によるとよぉ、プロ契約が8人で平均年収が240万でよぉ、あとの選手はアマチュア契約でアルバイトなどしながらプレーしとるがいちゃね。そういうことを考慮に入れたら、確かに「J3は極貧」というイメージはあながち間違ってもいないやろう。

チーム人件費から見てみるちゃ

ただよぉ、近年のJ3に関しては、長らくJ2以上で戦ってきていた松本山雅、FC岐阜、愛媛FCなどがしのぎを削っとるように、J3の面々も様変わりしてきとるちゃね。こういう降格してきたクラブがよぉ、J3に降格してしまったがやから、バイトしなければいけないくらいまでの人件費を削るかと言っちゃ、さすがに違うやろう。そうやなかったら、全員プロ契約のカターレ富山はどうなるんだ…ということになるちゃね。

…ということでよぉ、Jリーグから出ている「チーム人件費」を見てみることにするちゃ。

このデータは、全選手とトップチームのスタッフを合わせた人件費ながいちゃ。この数字を見ていればよぉ、所属している選手がどれだけの給料をもらっているかの大体の目安が分かってくるちゃ。

ちなみに2018年時点でプロ契約が8人だけやったYSCCは、J3で人件費が最も安いチームやちゃね。

そんでよぉ、2022年度のデータから見ると、J3平均のチーム人件費は「2.15億円」という数字が出ているちゃね。あと、どこのチームも大体は選手は30〜35人くらいで、監督・コーチ陣で5〜7人くらいやと考えると、だいたい40人いると考えられるやろう。それでチーム人件費からトップチームの人数を割ってみると、それなりの数字が分かってくるちゃ。

2.15億円(人件費)÷40人(選手・スタッフ数)=537万円

つまりよぉ、だいたい「1人あたり500万円前後」くらい貰っていると考えられるちゃね。

最近、カターレを中心にJ3の試合を見ていても、髪型見るだけで「美容室で切ってもらっとるやろげ?」と思えるしよぉ、練習場へ行けば、そこそこ良い車に乗っているのは分かるもんやし、それにInstagramなどのSNSでアップされる写真とか見ていても「回らない寿司屋で食べてるんやないけ?」と思えるもんがあったりするくらいやから、世間が持っているイメージよりは全然いい給料でプレーしているのは想像ができるところやろう。

極端な事例やちゃ

現在は日本の20代の平均年収は330万円程度と言われているがやけど、それに比べたら、J3の選手は極貧どころか、むしろ同世代の中では貰っている方…と考えられるやろう。

J3平均のチーム人件費が2.15億円やから、1人あたりの平均年俸は500万円程度やけど、出場機会が少ない選手になってくると、年俸480万円以下のB契約、C契約の範疇に入ってくるがやけど、その辺りの選手ちゃ、同世代の新入社員とあまり変わらない金額ではないかと考えられるやろう。

サラリーマンと違って、プロサッカー選手は翌年の契約が保証されとらんがで、同世代の社会人よりは同額以上は貰っていないと、さすがに将来は不安になるやろう。

スポスルマガジン|様々なスポーツ...
J3のサッカー選手の年俸はいくら?月収などの給料事情を調査! - スポスルマガジン|様々なスポーツ情報を... 億単位、十億単位の年俸となることもあるプロスポーツ業界。 サッカー少年の夢であるJリーグもそのひとつです。 と

実際、J3の年俸について検索しとると、こういう「J3はほとんどがアマチュア」などと書いてある記事が何個かヒットしとるがやけど、それはあまりにも極端であることが考えられるちゃ。記事を書いている人は、各チームの財務諸表とか、チーム人件費がいくらかなど、全く見てもないし、計算すらもしないと考えられるちゃ。

10年で様変わりしとるちゃね

そんでよぉ、カターレがJ3に降格した2015年のJ3のチーム人件費はこんな感じやちゃね。

J3に所属しているチームもえらい様変わりしてきとるがやけど、J3のチーム人件費を比べたらよぉ、この10年近くでよぉ、3倍くらい人件費が変わってきとるがいちゃ。

今年のJ3なんて、ちょっこし前にJ1で戦っていた松本山雅を始めに、FC岐阜、愛媛FC、ギラヴァンツ北九州などがおるわけで、こういうチームがJ3に落ちたからと言って、YSCCと同規模まで縮小するかと言ったら、まずそうなるわけもないちゃ。それにJ3初年度から参加しているクラブにおいても、年々スポンサー収入などは増やしてきてきとるちゃ。

そもそも全員プロ契約で、日本の平均年収以上を支払っているくらいではないと、J2昇格するのは現実的ではないと考えられるちゃね。

極端な事例だけを引っ張り出して、それをあたかも「J3全体」とまで言ってしまうような人はおったりするもんやけど、実際チーム人件費から計算したらそうではないがで、ちゃんと確認することが大切やと改めて思ったじゃ。

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