J3第5節 カターレ富山 – FC岐阜 / 早くも昇格黄色信号やちゃ

いろいろため息が出てしまうところやけど、レビュー書くちゃね。

目次

フォーメーション

カターレのスタメンは前節とはGKの西部洋平が戻った以外は、全く変わってないちゃね。頑なにシステムも選手もいじらんがやね…石崎さん…。

岐阜はかなりメンバーが変わっとるちゃね。前節は新型コロナウイルスに感染した選手が結構いたことから、試合が流れてしまった影響があるがか、スタメンの半分くらいは変わってしまっとるのう。開幕から右SBで起用されとった山内寛史がセンターフォワードやっとって、元カターレの舩津徹也が右SBに入っとんがやね。そんでキャプテンの柏木陽介が今季初スタメンながやと。

姫野のミドルで先制やちゃ

前半の試合運びはそれなりにいい感じやったじゃ。

基本的に岐阜がボールを持って、カターレがプレスをかけていく展開には、前回のホーム戦の北九州戦と一緒ながいど、中盤で上手く引っ掛けさせて、ショートカウンターを狙っていけるシーンを作っとったじゃ。こちらがボールを運ぶ側になると、ややプレスに手こずるところがあって、マテウスにボールを蹴っていくシーンは多かったもんやけど、実際試合内容としてはそんなに印象悪くないちゃね

パット見、ティキタカやちゃね。このゴールは大畑のブロックから始まってて、椎名→林堂と繋いだ後の展開やちゃね。バックパスを繰り返して、相手の守備陣を前へおびき寄せたらよぉ、鎌田→大畑→末木→松本と繋いでって、松本がループパスを入れたらよぉ、川西がフリックで落として、マテウスの足元に入るがよ。そんでマテウスがタメを作ってから中央にボールを送ったら、フリーで姫野がボールを受けて、相手DFを躱してから冷静にシュートを決めて、カターレが先制点を決めたがやね。

これは見事なファインゴールやちゃね。岐阜の守備陣を動かしつつもよぉ、最終的にはバイタルエリアでスペースを作り出して、最後は姫野がそこのスペースを作っていく…という感じで、よくできたゴールやちゃね。岐阜のスペース管理の甘さはあったがいど、それでもよくできたゴールやちゃね。

守備陣のミスが響いたじゃ

前半の試合運びはまあまあいい感じやったし、先制点を奪ったままよぉ、後半に行きたいところやったがいど、アディショナルタイムにまさかの事態になったがやね。

岐阜の右SBの舩津徹也のアーリークロスが入ったらよぉ、この日はセンターフォワードで出場しとった山内寛史の頭に入ってきたがいど、山内と競っていた大畑とGKの西部洋平が重なるような形になってしまったがいちゃ。山内の頭に当たったボールはよぉ、西部洋平の頭上を抜けて、ループシュートのようにゴールに吸い込まれてしまったじゃ。

これは本当に勿体ない失点やったじゃ。西部が中途半端に出てしまったことがよぉ、運悪くゴールに吸い込まれてしまう事態になってしまったじゃ。ゴールライン上にポジションを取っていれば、難なく防げるものやったがいど、ゴールラインから前に出過ぎた上に、西部さんのプレジャンプが大きいことが影響しとるのか、バックステップする余裕すらなくなっていた感じやのう。

ほとんど岐阜にチャンスを作らせてなかった前半ながいど、これで1-1で折り返すことになったがいちゃ。

後半立ち上がりで2失点で万事休すながよ

後半の立ち上がりはよぉ、前半アディショナルタイムの同点の流れのまま、岐阜がペースを掴むことになるちゃ。柏木陽介と庄司悦大がボールを回しつつ、両サイドの攻略を図ったがいちゃ。これに対してよぉ、カターレは5バックのまま、完全に受け身になってしまったもんやちゃ。

そしたらよぉ、岐阜にコーナーキックのチャンスになって、ストーンにいたマテウスをちょうど超えたところにボールを狙っていって、それを山内寛史に合わせられてしまって、カターレが逆転を喫したがいちゃ。

そんでそのダメージを引っ張ったまま、今度は右ウイングバックの松本雄真が菊池大介の突破を許してしまってクロスを入れるとよぉ、最後はファーサイドでプリーで待っていた窪田稜に押し込まれてしまって、3失点目を食らったじゃ。ルーキーの松本雄真の対人守備の脆さを突かれてしまった感じやちゃね。

この後は、カターレは大野耀平、高橋駿太、大山武蔵、松岡大智と次々と攻撃の選手を起用していったがいど、4-4のブロックで堅陣を構える岐阜の守備陣を全く崩すことができんかったじゃ。ほとんど惜しいチャンスを作ることができないまま、試合は1-3で敗戦やちゃね…。

ディテールの見直しが大切やちゃ

ゲームの総評としては、正直言うと、岐阜のチームの完成度自体があまり高くないこともあって、この試合で最も勝利する確率が高いと思っとったがやね。それに岐阜も特段いい試合をしていたかというとそうとは言い難い状況やろう。

ただ、それ以上にカターレのチーム状況の悪さが浮き彫りになった試合とも言えるやろう。前半の流れからしたら、本来ならば2得点を奪って、後半も流れをキープしたまま、2-0か3-1ぐらいで勝利を掴んでいく…と考えられる試合ながいど、前半アディショナルタイムの安い失点で勝手に崩れていってしまって、後半にそのまま引きずったまま負けた…という試合やちゃね。

戦術面が悪いかと言うと、オラとしてはそうとは思っているわけやないがやけど、それ以上にコーナーキックで何度も同じパターンでやられるところとか、相手の枠内シュートがたった4本に関わらず、3失点を食らってしまうとことか見ると、クロス対応やら守備陣の連携が十分に取れとらんがで、この点ではかなり致命的になってきとると感じるのう。全体的に悪いというよりも、むしろ「致命的な穴がある」というのがオラの感想やちゃね。

[3-5-2]は適切ながけ?

あと、クロスでの失点が非常に多かったり、バイタルでミドルを決められたりするとことか見ていると、現在のカターレが採用している[3-5-2(5-3-2)]ならではの弱点を露呈しているところは否めないもんやちゃね。

もうちょっこし時間があったら、図を作って解説しておきたいところやったがいど、カターレの今のシステムはいろいろ穴が大きいのは問題視せざるを得ないところやちゃね。クロスからの失点が2試合連続喫しているわけやけど、WBの選手の対人守備の脆さが出てしまっていることもあって、サイドを広範囲でカバーできるサイドの人材が足りていないかと思えるちゃ。安藤由翔はまだしも、ルーキーの松本雄真には右WBは守備面で高負担を強いられているのは否めないところやちゃ。

あと、サイドは基本的にWB一人で任される以上、ある程度はクロスを放たれるのは覚悟をしておかなければいけないところやけど、今のカターレの3バックやと、180cmの大畑隆也が最長身と考慮したら、クロス対応はかなり厳しくて、GKの負担が大きくなっていると言わざるを得ないところやろう。そこらあたりの編成を考えたらよぉ、3バックの人選に関しては、単純にボールを跳ね返す力が強い、力強いセンターバックは起用していった方が良いのかと感じられるところやのう。

いろいろ思うところはあるがいど、高さはあった戸根一誓、上下動が激しくて守備も粘り強かった音泉翔眞が引き抜かれた時点で、システムも再考するべき状況やないかと感じさせられるちゃ。

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