Twitterで面白い絵が話題になっとるちゃね。
空洞のセーラー服
これは面白い絵やと思ったのう。
セーラー服だけが描かれているがいど、中身が描かれてないがいちゃね。しかもアングルは下から見上げとるとも取れるちゃね。
誰も描かれていないところが面白いところでよぉ、これは中身が女子高生とは限らんがやね。もしかしたらセーラー服を着ることを趣味としているおっさんかもしれんしのう。もしくは人すらいないだけのただの服…とも捉えられるやろう。
人間が描かれていない以上は「ただの布」ことには違いないがやけど、作品を見る側の人によっては、描かれていない部分の人物像を勝手に想像したりしてしまうがやね。
これは面白いちゃね…。
中国の絵師さんながやと
この絵師さんは、中国人の方で「IdentityV 第五人格」の公式のイラストレーターながいちゃ。Twitterでは普段はあらゆる作品をアップし続けとるがいちゃ。
なんていうかセンスの塊やちゃね…。
オラも自分でお絵描きする立場になったら尚更思ってしまうがやけど、何を考えたらこういう絵を描けるようになるがやろうか?こういうセンスを持っている方ちゃ、羨ましくも思えるがやし、これだからアートとは面白いもんやと感じさせられるもんやちゃ。
反応が面白いちゃね
反応がまとめられていたがいど、オラはかなり面白いと思ったじゃ。
「女子高生を性的消費している!」
「子供の着る服をエロ記号化している」
「日本の男の脳内って感じ」
「女性でなくガワに興奮してるんだね」
「日本の女=エロとしたいのか!」
「性犯罪の共犯者!」
「日本の男によって世界に撒き散らされた女性ヘイト」
この絵に関しては、さっきも書いたように「ただの布」であるがやし、そもそも着ている人自体が誰なのかも決まってもない絵ながいど、怒っている人達の大半は中身が女性であることを勝手に決めつけた上で怒っているのが面白いちゃね。
そこでよぉ、この絵師さんは下着を追加した絵を投稿したがいちゃ。
怒っている人達を更に挑発していこうとする姿勢は、まさにアーティスト…という感じやちゃね。しかし、下着を描いたとしても、相変わらず人間は描かれとらんがで、中身は誰ながか分からんがやね。
すっごい強靭なメンタル…というか、これぞアーティストらしいちゃね。
女子高生やなくて、おっさんかもしれんがやし、マネキンかもしれんがやし、ただの発泡スチロールかもしれんし、そもそも中身すらない…のかもしれんしのう。
芸術は鑑賞者があって仕上がる
ただ一つ言えることちゃ、鑑賞している人達によって、ある意味、一つの作品が完成している…と言えるちゃね。
「ただの布」
「おっさんが入ってるかもしれない」
「女子高生がいると思ってグヘヘと感じちゃう」
「そのグヘヘと思っている人がいるのを想像してキレちゃう」
「パンツ履いてない??」
…などいろいろ感じることはあるやろう。
ただよぉ、これは絵師さんが敢えて描かないことによって、こういう奇妙な状況を作れてしまうと言えるやろう。
オラの家から近いところにある、入善町の下山芸術の森発電所美術館でよぉ、よく個展が開かれているがで、初日とかに行けば、実際にアーティストの方々と会話することもできたりするがいど、アーティストさんは「見た人の感性に任せます」という方が多いがやね。
オラはこの作品を見てよぉ、そのアーティストさんから聞いた言葉を思い出したがやね。
この絵を見ての感想なんて、人それぞれながいど、大体はその人が見た主観でしか過ぎんことやし、その主観があってこそ、「グヘヘ」だったり「キエー!」だったり「ワハハ」だったり、いろんな反応があるわけやちゃ。
要するによぉ、この絵を見て思ったことが、その人自身の写し鏡となっていることやろう。
性的なイメージを印象づいたもんは、それだけセーラー服に対して、エッチな妄想を抱いていることになるしよぉ、そもそも性的やと思っていない人にとっては「ただの布」としか思っていなかったりもするがやね。
これはどっちが正解で、どっちが間違いでもないやろう。
見た人が決めることやからのう…。実に面白いちゃ。
強烈な皮肉やちゃね
後日、イラストレーターの花噎菜さんはコメントを書いているちゃね。
翻訳するとこんな感じやちゃね。
「制服は未成年しか着ん服でよぉ、制服を描いただけながに、児童ポルノになるなんて、オラ知らんかったじゃ!そいがなら学園モノのAVに出とった女優も制服着とんがやから未成年ながやね!おっかねえじゃ!AVは全世界に謝罪せんなんじゃ!」
これは皮肉が効いているじゃ。
怒っている人をおちょくり回しとるがで、とても図太い神経しとられると、オラは楽しませてもらったじゃ。
モナゲ(tipmona)ってなに?
そもそもMonacoinってなに?
コメント