本来ならヴァンラーレ八戸-カターレ富山が開催されとって、この日の記事はマッチレビューを書く予定やったがいど、急遽中止になってしまったがで、ちょっこし最近気になっとることを書いておくちゃ。
フェミニストはWEリーグ見んが?
最近のネット空間やったり、マスメディアではよぉ、よく「フェミニズム」「ジェンダー平等」が叫ばれる世の中になってきとるちゃね。
そういうこともあって、今から半年近く前に当時のJOCの会長やった森喜朗さんによる「女性蔑視と取れる発言」が問題になって、辞任まで追い込まれたのは記憶に新しいところやちゃね。それだけにジェンダーに関わる問題については、今はかなりデリゲートになってきていると言えるやろう。
そういう世の中の流れに合わせてか、日本の女子サッカーも新しくプロサッカーリーグとして「WEリーグ」が設立されたがやね。そんでリーグの理念は「ジェンダー平等」を掲げているわけやちゃ。これは今のご時世の流れに合わせているものやし、どうしてもジェンダーの格差が大きいスポーツの状況を改善していこう…という狙いとしては、良い志を持っているとは思うちゃ。
ただよぉ、WEリーグが開幕したにも関わらず、話題にしているのは、普段からなでしこリーグ、Jリーグを観戦しているフットボールファンであって、それ以外の層にはあまり興味を持たれているような感じはせんがやね。
標榜していることは夢のある話だけに、こういうのがフットボールファンだけの盛り上がりになっているのちゃ、どうなんかと気になるところではあるちゃ。
以前の記事で「政治的な正しさでは客寄せできん」と言ったがいど、正直言うと、本気でジェンダー平等の世の中にしていきたい…と思う人やったら、もっと積極的に関わっていって当然やないかと、オラは考えとんがやね。
普段からジェンダー平等の声を上げる割には、他者の女性の活躍には冷淡やと感じさせられるがやね。
一部の政治家が反応しとるくらいやのう…
こういう状況で目立った動きをしている政治家といっちゃ、自民党総裁候補の一人である野田聖子さんくらいながやね。野田さんは「女子プロサッカーリーグ(WEリーグ)を応援する議員連盟」を設立して、超党派で支援していくという表明をされとんがやね。
まあ、野田聖子さんに関しちゃ、いろいろ疑惑は上がっとる人やけど、女性アスリートの地位向上を考慮したら、政治家が支援する動きは見せてもらいたいところやろう。
そもそもWEリーグのために議員連盟を作る必要さえなくて「全国フェミニスト議員連盟」みたいな、女性の地位向上を標榜している団体が、野田聖子さんよりも積極的に動いていておかしくないと、オラは思うちゃね。
今のフェミニズムちゃ、熱意だけで中身がない
そういうことを思っていたら、あるnoteが目に入ってきたがやね。
いわゆる「ツイフェミ」など言われる、現代のフェミニズムの正体がどういったものかと分析されている記事ながいちゃね。そこで目に入ったワードがこれやったがやね。
『現代フェミニズムの正体』は、未だ終わっていない第二波フェミニズムの残滓であり、しかもその「価値観」だけを受け継ぎ「知識」は継承されていない……『ハリボテ・フェミニズム』です。
いろいろ思うところはあるがいど、頻繁に発生するフェミニズム関連の炎上騒動とか見ていたら、賛否はともかくとして、いつも「熱意はすごい人達ながやね」という感じで見ていたりすんがやね。
オラみたいのは、あんまし関係ないもんやったら、「自分には合わない」という程度に抑えて、サバサバとしてしまうもんやけど、Twitterのフェミニストというのちゃ、「よく怒れるねえ」みたいに思えてしまうがやね。
特にそれを感じたのは、2年前に美大生が描いたタピオカ風刺アートやったがいど、一個人の作品でも構わずカーっと来てしまうがやね。
なんていうか、フェミニストを名乗っている人達は、主観的に「女性が馬鹿にされた」「男に媚びている」と思ったらカーっとくるがやし、同時に「他人の内心を勝手に決めつける」といった感じになって、ブレーキが壊れたダンプカー如くに、人の話も聞けなくなってしまって、突っ走ってしまうがやね。
オラはすべてがそういったもんやないと思いたかったところやけど、ここ数日騒がれている、VTuberの戸定梨香さんと千葉県警察の交通安全コラボを、全国フェミニスト議員連盟が「性犯罪を助長する」と圧力をかけた件を見て、オラは「日本でフェミニズムの主流=ツイフェミ」と考えるようになったじゃ。
Twitterならまだしも、政治家までこれながけぇ…
オラとしてはガックシくるところではあるがいど、日本でフェミニストを名乗っている人達ちゃ、パッションだけが先行していて、知識とか理屈とかがきっちりしとらん…というのちゃ、神崎さんのコラムを読んで納得したところではあるがやね。
WEリーグは「フェミニズム」として認識されてない
話はWEリーグに戻るちゃ。
岡嶋チェアマンがよぉ、しきりに「ジェンダー平等」を謳っているのは、それ自体は素晴らしいことやし、「女性の活躍」を目指すフェミニズムそのものと言っていいやろう。
ただ、現状やとメディアが積極的に取り上げているわけやなくて、普段からフェミニズムを謳う人達に見向きもされていないと言えるがやね。
WEリーグが成功していくことを考慮したらよぉ、すでにJリーグや海外のチームを応援している既存のフットボールファンやなくて、WEリーグを一番に追ってくれるような熱心なファンを呼び込む必要はあるがで、やはり「フットボールの外にいる新規顧客を獲得する」というのが大切になってくるちゃね。そういうのを考慮したら、やはりオラとしては「女性の活躍を応援したい人」こそ、新規の顧客になってもらいたいと思うがいちゃ。
そういうのを率先して動くには、まさに「全国フェミニスト議員連盟」といった、「全国」であり、女性の活躍を応援する「フェミニスト」であり、国民・市民から選ばれた「議員」である立場の方々こそ動くべきことかと思うがいど、そういう人達は、アニメやVTuberのキャラクターを「性的対象物」と決めつけて、抗議することばかりに夢中になっとんがやね。
Twitterだけやなくて、議員でさえこんな状況やったら、いくら「ジェンダー平等」を謳おうが、WEリーグ自体が目に入ってこない状況かと思ったじゃ。
つまり日本のフェミニストを名乗っている人にとっては、WEリーグというのは、フェミニズムとして認識されていないと言えるやろう。いくら女性活躍を標榜したところで、パッションだけで中身のない日本のフェミニストは、いくら理屈を並べたところで、応援してくれるわけがないがやね。
日本のフェミニズムを試されているちゃね
ただよぉ、日本のジェンダーギャップを是正していことを考慮していったら、完全に男性が優位になっているスポーツこそ、改善していくべきところであるがいど、
なんか政治家にしても、活動家にしても、市井のフェミニストにしてもよぉ、スポーツにおける「ジェンダー平等」というのは、本当に後回しにしていると言っても過言やないやろう。政治的な正しさだけでは、議員もさえ動かないのが現状やからのう。
WEリーグで活躍する選手には、なでしこジャパンとして、日本を背負ってプレーしている選手も多い状況ながいど、日本を背負っているからには、やはり女子選手の待遇も改善していってよぉ、他のスポーツも兼任することなく、競技に専念できる環境を作ってあげるとか、そういうのを応援する…というのは考えていかんちゃね。
そういうのを考えたら、WEリーグは「ジェンダー平等」を掲げる以上は、本来はWEリーグの運営だけやなくて、日本のフェミニズム全体にも関わる話やと思うちゃ。つまり「WEリーグの成功は日本のフェミニズムを試されている」と言えるちゃね。
ただ、現状はフェミの人を頼らずに、「ジェンダー平等」などの政治的な正しさよりも、もっと「かわいい」「かっこいい」といったところで、選手やチームなどをもっと商品として売り出していくのが、一番いいやろうのう。
モナゲ(tipmona)ってなに?
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