第9節 ガイナーレ鳥取 – カターレ富山 / 再現可能のゴールパターン確立やちゃ

中編ではよぉ、今季のカターレの守備について触れていったがいど、後編は攻撃について少しだけ触れていくちゃね。

後半も連動した良い守備からよぉ、頻繁にカウンターを仕掛けて、良い感じにゲームを進めていったカターレやけどよぉ、そろそろ2点目が欲しい時間帯になってきたがいちゃね。

インナーラップで誘き寄せるちゃ

57分になったらよぉ、カターレが左サイドからサイドチェンジでよぉ、右WBの音泉翔眞がボールを持つ展開になったがいちゃ。

音泉が前を向いてよぉ、仕掛ける体勢になったところで、3バックの右CBのヤギがハーフスペースからペナルティエリア内に侵入していったら、椎名の対面にいた鳥取の可児がペナルティエリア内におびき寄せることによってよぉ、椎名がフリーの状況になったがいちゃ。

シュートレンジやけど…

そんでよぉ、ペナルティエリア手前の右ハーフスペースで椎名がフリーでボールを受けられるような状況になったじゃ。この位置は過去に何度もミドルを決めているように、椎名が得意なゾーンであることは、カターレのサポーターもご存知やろう。そこで鳥取も椎名のとこに目線が釘付けになってくるがいちゃ。

視界の外から安藤が侵入するちゃ

ところがよぉ、椎名が選んだ選択肢ちゃ、ミドルシュートでもなくて、ボールを受けに来た花井へのパスでもなくて、FWの足下にも入るボールやなくてよぉ、ファーサイドへのクロスを選択したがやね。

そのファーサイドへ走ってきたのは、ちょっこし前に左のタッチライン際にいた安藤由翔が侵入してきたがいちゃ。

そんでファーサイドの安藤が折り返したところ、最後は高橋駿太がダイビングヘッドで貴重な2点目を決めることになるがやね。

これ、実は前節の沼津戦の高橋駿太のゴールとほぼ同じパターンながやね。前回の場合は、安藤のクロスから音泉が折り返して、最後は高橋駿太が決めた「左から右へ行って中央で決める」というパターンやったがいど、今度は右から決めとんがやね。

実はこのパターン、かなり効果的でよぉ、相手の目線を左やら中央やら足下やら右やらと、やたらと動かさせるだけに、相手も対応するのが難しくなってくるがいちゃ。目線を動かさせることによって、必ず死角は生まれてくるもんやし、そこを上手く突いた攻撃を実践できれば、人がたくさんおったとしても、先にカターレの選手のほうが先に触れる状況を作れたりするちゃね。

サッカーちゃ、監督やなくて選手がピッチ上に立ってプレーするだけによぉ、ピッチ上にいる選手達のイマジネーションとか考え方が重要になってくるもんやけど、それだけでサッカーをするには、同じような得点パターンを確立してくのは難しいといえるやろう。やはりチーム全体として強力なパターンを確立していくことの大切さちゃ、2点目にこそ現れているんやないかと感じたじゃ。

3点目が美しいちゃ

そんで72分には、カターレ史上でもトップクラスに入る、見事なゴールが決まったのう。

これも余裕があったら図解したいところやったがいど、次の試合までに余裕があったら「おまけ編」としてやることにするちゃ。

ボールに絡んでいる選手、そうやない選手を含めて、チームで決めたゴールやったのう。最終ラインからよぉ、ゴールまでの道筋がキッチリと見えている見事なゴールやったじゃ。

充実のカターレ、次は浦和に挑戦やちゃ

試合は3-0でカターレの勝利やちゃ。

5月に入ってからのカターレのサッカーちゃ、えらい充実してきとるちゃね。特に守備の連動性については、一気に練度が上がってきているのは目に見えてくるもんやし、選手達も石﨑さんの用意したシステムにきっちり対応してきとるのが素晴らしいことやちゃね。

この試合でよぉ、Jリーグで唯一の700試合達成した石﨑信弘監督やけど、20年以上に渡って、トップチームの監督をし続けられているのちゃ、現代のサッカーの流れに合わせたり、日々進歩しているサッカーの戦術について、きっちり吸収していって、監督自身も進化していく志を持っているからやないかと感じさせられるちゃね。それがピッチ内でのパフォーマンスに現れてきとるしのう。

ただ、3点目を奪った後のカターレちゃ、鳥取の諦めない姿勢に対して、若干緩さを見せていたこともあるがやし、まだまだ課題はあるのは確かやろう。これからも1つ2つ上のレベルへ進化していくことを楽しみにしとるちゃ。

Monacoinを投げる
モナゲ(tipmona)ってなに?
そもそもMonacoinってなに?



よかったらシェアしてくりゃっせま
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

コメント

コメントする

目次