ガードオブオナー論点整理

Twitterでいろいろ呟いたがで、ブログで更新することにするちゃね。

J1優勝した川崎フロンターレに対してよぉ、清水エスパルスが入場時に「ガードオブオナー」をやったことについてやちゃね。なんかいろんな反応があるみたいやから、オラもいろいろツイートしたがで、ブログに書くことにしたじゃ。

ガードオブオナーちゃ、何け?

「ガードオブオナー(Guard Of Honor)」ちゃ、軍隊とかであるような「栄誉列」ながやね。勲章を受賞された人に対してよぉ、他の兵士らが列を作って祝福する…という感じながやね。軍隊でよくやるようなもんやけど、結婚式などのお祝い事でもこういうのをやる文化があるちゃね。

スポーツの世界やと、イングランドのスポーツの慣わしでよぉ、優勝したチームに対して、対戦相手の選手が花道を作って、優勝を讃えることやちゃね。イングランド・プレミアリーグやと優勝が決定した次の試合の相手がやるのが風習となっとるちゃ。

日本初の「ガードオブオナー」

日本は今までそういったことはやっとらんかったがいど、清水エスパルスの平岡監督とフロントの方々の計らいでよぉ、ガードオブオナーが行われたがやね。

日本でも最もフットボール文化が根付いとる静岡県やし、イングランド人のスティーブ・ペリマンが監督やった頃が、清水の最盛期やったこともあるがやろうか「日本で馴染みがなくてもやってみよう」など思ったのかもしれんちゃね。

オラはこのことに関しちゃ、日本にこういう伝統がない中で「やってみよう」と思ったところは、素直に「立派な行動」やと思ったがやね。今季は悔しいシーズンを送っているはずの清水ながに、そういう気持ちを押し殺してやるのは、なかなかできたことやないと思うちゃ。

家長が照れくさそうにしとったのは、まあおもっしとこかのう。

賛否を論じる意味はないちゃ

今回の出来事に関してちゃ、まあいろんな反応はあるやろう。

ただよぉ、オラが思うには、清水エスパルスが自主的にやった行動やから、そこについては「清水サポでない人が賛否を論じる意味がない」というところに尽きると思っとるがいちゃ。

「降格圏やったらやったがけ?」
「相手が磐田やったらやったがけ?」
「川崎以外にもやるがやろうね?」

…まあそういった言葉がいろいろ出てきとるがいど、オラからしたら、そういったことを考えることさえ無駄なことやし、別に「清水がやりたいからやった」だけに過ぎないかと思えるのう。

要は「降格圏でもやれ」「磐田が相手でもやれ」とか、人様に整合性を求めたところで、本当に意味のないことながやね。そんなもんそれぞれのクラブが「やりたければやればいい」わけやし、無理に「やりたくなければやらんでもいいんやないけ?」…ということしかないわけやちゃ。

そう考えたらよぉ、当事者である川崎フロンターレと清水エスパルスのサポーター以外の人からしたら、賛否以前に「そういうことあったがやねー」ぐらいが一番の模範解答のように思えるちゃね…。

ということながで、もし今回の清水のような立場になるようなことがあったとしたらよぉ、そんなのはそれぞれが自由に決めて、自由に判断されたら良いと思うがいちゃ。

結局それぞれの自己判断が全てながで、「やらないところを批判する」みたいな同調圧力は、Jリーグではなってほしくはないかな…とは思うのう。

外野はなぜ食いついてしまうがやろう?

「Goal Japan」のツイートのとこのリプライ欄とか、引用リツイートとか見とるとよぉ、ちょこちょこと批判しとるもんが見えたりすんがやね。

まあ、そういったことも当然「言論の自由」やから、それはそれで認めるべきことながいど、同時に言ったらよぉ、川崎フロンターレや清水エスパルスのサポーターである人間ならまだしも、それ以外の他サポが噛み付いてしまうのちゃ、オラからしたら「不思議な人達」に見えてくるちゃね。

ほんじゃって、上にも書いたがやけど、他の人が言うこと自体が「意味がない」としか言いようがないからのう。

これをリーグとして「義務化」するという話になってきたら、そりゃ抗議したらいいと思うし、オラもそれは反対やちゃ。ほんじゃけど、清水が自主的にやったことながで、こんなのはオラからしたら「嫌な人は見なければいい」「合わないからといって主張しなければいけないわけやない」と思ってしまうがやね。

「うちでやるのはちょっとなあ」ぐらいがちょうど良いちゃね。

ガードオブオナーに関しちゃ、仮にカターレ富山がやったとしても、オラはそれはそれでいいと思うし、やらんかったとしても批判する…ということもないがで、そういうオラからしたら「オラが自分とこで起きてもどうとでも思わんことを、他所の出来事で噴き上がる人もおるのは、本当に不思議」と思ってしまうがいちゃ。

ブーメラン現象

松本山雅のサポーターに対してよぉ、何かと不祥事を訴える人に対して「松本山雅警察」なんて言われたりもしとったことあるがいど、それを口に出す人の方が「より人を監視する」傾向にあるがいど、それに近いのかもしれんちゃ。

「ガードオブオナー」に噛み付く人にとっては、こういう「試合に集中せんなんやろ」という感じの人はおるちゃね。

ただ、他のクラブの出来事で噛み付いてしまっとることは、その人自身が「自分のクラブに集中していない」ことになってしまうがいちゃ。

それはただの「ブーメラン」ながやけど。

感情に理由をつけてしまうがやろうか?

清水が自主的にやったことながやから、結局外野は「指を咥えて見るしかない」くらいにしか過ぎんがやけど、そうであってもJリーグで見慣れないもんやと、なんとなく感情が沸いてくる…というのも分からんでもないがいちゃ。

まあ、いろいろまっとうなことを言う人もおるかもしれんがやけど、自分が関与するようなとこやないがに、口を出してしまう心理ちゃ、↑のような心理状況に近いのかな…と思ってしまうちゃね。

「清水エスパルスがガードオブオナーをやったのは協会の陰謀だ!協会は川崎フロンターレに忖度している!」

…とか、なんとなく想像しながら書いてみたがいど、何かムカつくチームに対してよぉ、何かと自分の正当性を主張したい人ちゃ、どうしてもオラでも例文を書けるくらい、主張がパターン化しやすいのかと思ってしまうがいちゃ。

ほんじゃけど、こういう反応というのは、生産性の上がるものは、ほとんどないもんかと思うちゃ。

都合よく海外サッカーを利用するメンタリティ

これはサッカーに限った話やないがやけど、よく「海外を見習え」みたいに言う人がよぉ、その人が思うところとは別の「海外から持ってきたもの」を取り入れたときによぉ、反発的になってしまうことはあるちゃね。

べらどまちゃ、普段から「海外では」とか言ってきとんがに、いざ海外から持ってきたらよぉ、えらい反発しとんがやけど、しゃーどいことけ?

…という話になってくんがやけど、オラも本当に気をつけんなんことやと思うちゃね。ほんじゃって、自分が「海外がー」と言ってきたことがよぉ、結局「自分の主観」やというのがバレバレになってしまうからのう。

どうしても日本のように「言語的に孤立しとる」ようなところで、海外の情報も言語よりもビジュアル的なところばかりで伝わりやすい環境下におったら、海外から取り入れてくるもんも、「見かけだけ」になりがちやし、そこにある「精神性」「論理性」「成り立ち」などまで理解されていないことは多いがやね。そういうのは、本当に落とし穴になりやすいかとオラは思うちゃ。

「反転可能性テスト」

オラも意地悪な性格やから「反転可能性テスト」を考えてみたじゃ。

「Goal Japan」のアカウントに食いついとった人のつぶやきとか、今のうちにスクショなり取るなりしてみてよぉ、その人が応援するクラブがよぉ、同じシーンに出くわしたときに、どういう反応するのか、気になるちゃね。

もし「ガードオブオナー」に反発するがなら、自分たちのクラブがやってもらったときによぉ、ブーイングするなり、同じく反発する姿勢を見せておかんと、言動の整合性は取れんがになってくるちゃね。

それで言わなければ「ガードオブオナー自体に反発しとった癖に、自分がやってもらったら素直に喜んどるにか!?あんた二枚舌やにか?」…ということになるちゃ。

…まあ、優勝する頃には、そういう発言をしたもんは、過去のことは忘れてそうやけどのう。

発言の責任を取れら?

またもや長々と書いてしまったわけやけど、これらの指摘の数々についてちゃ、特定のチームのことを指す意味は、特にないちゃね。

サポーターの数が多くないカターレであってもよぉ、いろんな意見の人はおるし、オラとは相容れないような人やっておるやろう。それにオラ自身が自認しとることやけど、オラは人に比べたら、自己主張が多い人ながで、オラ自身の発言で「カターレサポが〜」と言われるのは、不本意やちゃね。

そう考えたら、どこのサポーターであっても、やっぱし「○○(チーム名)がー」やなくて、発言した個人が自分自身で責任を取るのは当然と考えるしよぉ、同時に全体を批判するのちゃ、慎重にならんなんちゃね。

フェミ系とかヴィーガン系には、自分がそのカテゴリーを代表するような発言をする人はよくいたりするがいど、これはサッカーについても言えるやろう。

ただ、それはカテゴリーや団体を「隠れ蓑」にしているも同然といえるちゃね。

言動が全部自分に跳ね返ってくるようなもんなら、人は言動にも慎重な姿勢を取るようになるやろうし、もう少し考えるようになるのかもしれんちゃ。

最後はガードオブオナーと関係ない話になったがいど、この辺りで締めておくちゃね。

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