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奈良クラブ観客数水増し論点整理

とれぱん・わーるどふっとぼーる 奈良クラブ

奈良クラブの観客数水増しに関して、いろいろツイートしてきたがで、論点整理するちゃね。

目次

何回も見に行っとるちゃ

Twitterでもずーっと書いてきとるがいど、おそらく最近オラのことを知った人にとっちゃ、「とれぱん先生ちゃ、なんで奈良クラブのネタにこんなに食いついとるがやろう？」と思うかもしれんのう。

答えは単純で2013年から3年くらいの間で、関西へ行くことが多くてよぉ、そのたびに奈良クラブの試合を見に行っていたことがあったがやぜ。その時は岡山一成はおったし、ユニフォームはおもっしいし、サポーターさんとも仲良くやっとる…とか様々な理由があったがで、本当に楽しくさせてもらったがいちゃ。オラには良い思い出があるがよ。1年だけソシオにも入ったしのう。

今はなかなか関西へ行くことも少なくなってきとるがやし、行ってもタイミングが悪かったりして、もう4年くらい見に行ってないがやけど、今も気にしたりしとるちゃね。

ただ、国内サッカーはカターレにほとんど集中しとる状態やし、JFLの結果を毎週確認しとるわけでもなくて、実際に見に行けているわけでもないがで、あんまし詳しいことは知らんし、今のオラは「第三者」に過ぎないのが正直なとこやちゃね。

ほんじゃから、今回の出来事は、確かに良くないことやけど、正義感で動くよりは、現地の方々を尊重するがで、若干「遠目」のポジションやし、グイグイ行くのもどうかなあ…と思っていたりすんがやね。それに「よく分かってないもんをガーガー言う」のちゃ、誰から見ても非常識やしのう。

なんで水増しはダメなが？

この件はいろいろあるがいど、まずは「水増しがダメなとこ」からやちゃ。

単純な話、J3の参入条件が「1試合平均入場者数が2000人」を超え、かつ3000人に達するように努力しとることが入っとるがいど、そこを嘘の観客数で入ろうとしたことに尽きるやろう。

「条件に観客数も入れるのが適切か」とか「観客数の虚実報告はスポンサーの裏切り」とかいろいろ話は上がってくるがいど、前者はまた別枠で議論すりゃいい話であって、後者は奈良クラブ内部の問題ながで、正直この辺りの話は論点でも何もなく、別枠で考えていけばいいだけかと思うちゃ。

Twitterやとほとんどの人は言いたがりながで「関係ない話」「現段階で論じる必要のない話」など、情報量だけがやたら多くなって、建設的に考えようとしてもよぉ、全然まとまらんかったりするもんやちゃ。論点整理にはあらゆるものを盛り込むよりは「削ぎ落とす」ことの方が大切やし、「これからどうするのか？」を考える上には議論は必要やけど、当然「ずれた話をしない」「建設的な視野を持って話す」など制約がある中で行われんとダメやろう。

ほんじゃから、ルール自体に懐疑的なところがあろうとしても、まずは「ルールの徹底」が全てやちゃね。正義感で人は動くところはあるがいど、それらで裁くことは「私刑」にしかならんがで、やっぱし存在する「ルール」をベースで考えんなんがよ。それが法治国家のあるべき姿やろう。

要は「偽りの動員数で参入条件を満たそうとした」だけで十分ながいちゃ。

発表のタイミングはどいが？

次はJ1最終節の試合中での発表についてやちゃ。

14時17分での発表についてやけど、これはいらんことしたと言えるやろう。

「水増し」は確かにJリーグの規定を欺く行為ながで許されるものやないがやけど、オラが思うに「所詮JFLの出来事」「零細チームのやらかし」というくらいであって、日本のサッカーにおいては小さなことやし、世間的には空気に等しいかなと思うがいちゃ。NHK関西のニュースでも言われていたがいど、街頭の人に聞いてみたら「奈良クラブを知らない」という人が多いがやけど、世間的に知られない存在が何かをやったところで、誰の関係もしないし、興味すら持たれないもんやないかのう？

水増しするがにしても、単純に人を集められんからに過ぎんがやけど、人を集めるには「興味を持ってもらう」ことが大切ながやね。現実問題、興味を持ってもらっても、必ず来るとは限らんもんやけど、「興味がない人は絶対来ない」のは間違いないわけでのう。

ほんじゃから、ニュースバリューなんて元々低いネタに違いないちゃ。

 

ただよぉ、日本の多くの人がサッカーに集中しとられるだろう、Jリーグの最終節やと、試合中に発表しようもんなら、逆に多くのサッカーファンの目に入ってしまうんやないかと思うちゃね。「隠すつもりでやったのでは？」という声は多いがやけど、オラには「逆に目立つためにやっている」ように見えてしまうちゃね。何も良いことないちゃ。

それにリリース自体が変なタイミングでやろうもんなら、「水増しは良くないね」で済むところが「タイミングがおかしい」という話にもなるちゃ。前日や午前中に発表したら、Twitterで「変なタイミングだ…」という人は、何も言わなかったかもしれんちゃ。自ら誰かに反応する理由を作ってどうする…ということやのう。

そこにはJリーグ、JFLとの兼ね合いとかもあったかもしれんし、どういう原因があるのか分からんがいど、まあ印象は良いものではないちゃね。あのタイミングやなかったら、この辺りの文章は全部書くこともなかったわけやしのう。

なんせ、リリースとかもとりあえず普通にしてれば良かったと思うちゃね。

ペナルティはどいがけ？

最後にペナルティについてやちゃね。

これには「ライセンス剥奪」「地域リーグ強制降格」「クラブ解散」なんて声が上がっていたりするちゃね。

ただよぉ、これに関しちゃ「正義感」で動いているがか知らんがやけど、不祥事に対する罰則規定にそういうのが書いてあったがかのう？はっきし言ってしまったらよぉ、私人が勝手に制裁を加える「私刑」になるやろう。こういうのは今決められている「Jリーグのライセンス規約」「JFL規約」から照らし合わせて考えるべきやろう。

この上から考察してみたら、「1年間資格停止」辺りが妥当…とオラは思うちゃね。

ただ、いかんせんJリーグも罰則規定までは不明瞭なところが多くて、ネットで勝手に罰則を決めてしまうような人が湧いてくるように思えるちゃね。それにJリーグが自治体にスタジアムの改装などを要望したことを考慮に入れたら、「水増ししたからさよなら」も自治体の立場を考えたら、かなり厳しく感じられるのう。オラとしては上記が良いかと思うがいど、実際あらゆる角度で考えた場合、クラブ単体やなくて自治体にまで影響があるやろうから、ペナルティが無しで厳重注意でもオラとしては不思議でもない気はするのう。

ルールの不備などはJリーグはしっかり修正した方がいいと思うがやけど、今は今のルールで奈良クラブにどう制裁を加えるかを考えるしかないちゃ。ルーズなところがあっても、基本は法治主義に従うべきやろう。とにかく規定云々はまた別枠で考えるのが良いやろう。それに人や団体を裁くのは、正義感や道徳心やなくて、あくまでも法や規約であるべきやろう。

最後に

こんな感じで書いてみたがやけど、結構ざっくりとした論点整理やと思うちゃ。他の方がやるとまた別の形になるやろう。

本当はいろいろ語っていたいとこはあるやろう。ただよぉ、論点整理とはむしろ前向きに物事を進めるために、核心を的確に突くことが大切ながで、感情論とか関係ない話とかは、とりあえず別枠に分けたり、削ぎ落とす方向で考えていかんならんちゃ。

正直言っちゃ、告発することを良しとして、あまりにも苛烈な発言をする人が目につく話題ながで、そういう人を見ると「本当にクラブを思って行動しとるのかのう？」と感じるがやね。「普段のストレスをぶつけて溜飲を下げる対象を探しとるがやないか？」とか「奈良クラブをよく思っていない潰れてしまえ」とか思っているから、ああいうのが出てくるがかと思えてしまうもんやしのう。日本は法治国家ながに、なぜ人治主義的な発言で通そうとするのか？…とか、いろいろあるにか。

ましてや意見の違うサポーターにまで攻撃するもんがおっては、果たしてそういうチームを見たいと思うのか？…という疑問さえ湧いてくるがで、告発するがにしても「最低限のマナー」は守られるべきやろう。いくら社長が憎い人物やろうが、選手の背番号をユニフォームをアイコンにしといて、「クズ」とか言ってしまうような人に、物事を解決する力などあるとは到底思えんしのう。辞任を訴えるのは簡単やけど、辞任がベストかどうかはケース・バイ・ケースやろう。

どうしても解決したいと思うがなら、感情をそのままぶつけるがやなくて「これからの奈良クラブ」を意識して、クラブが良い方向に導くような議論を展開するべきやろう。水増ししたからといって、必要以上に状況を難しくするもんやないちゃ。

奈良のために、効果的な方向へ行くため、とにかく頭を働かせていくのみ…やちゃね！

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