J3第13節 カターレ富山 – ヴァンラーレ八戸 / 実はドツボにハマってないかのう?

今月全然更新できてないがで、昨日の試合について軽く書くちゃね。

目次

スターティングメンバー

カターレは4-4-2で、ヴァンラーレ八戸は3-1-4-2やちゃね。昇格チームの八戸やけど、攻撃力が魅力的なチームで、谷尾がおっかないちゃね。ちょっこし前までサウルコス福井のメンバーとして、遠征で日医工スポーツアカデミーでプレーしとった谷尾を「怖い選手」と言えてしまうのが、なんか不思議な感じやちゃね。本当のことやけど。

逆転負けやちゃ

試合結果は後半に入って、71分に敵陣でボールを奪ったカターレはよぉ、途中交代の白石の突破からの折返しに、ヨージが押し込んで先制したがいちゃね。

ただよぉ、73分に右サイドでフリーキックのチャンスを得たヴァンラーレ八戸がよぉ、新井山祥智のキックに、近石哲平が頭で押し込んで同点に追いつかれたがよ。

そんで85分やけど、カターレの縦パスを自陣でカットされてよぉ、佐藤和樹のロビングボールから、裏に抜け出した谷尾がよぉ、エノテツさんのパンチングよりも先にボールに触れて、これがゴールに吸い込まれて、ヴァンラーレ八戸が逆転ながよ。

これでカターレは3敗目で7位転落やちゃね。

堅守とハイプレスを両方使う八戸

試合展開としちゃ、終始カターレがボールポゼッション高いサッカーしとって、細かいパス回しからサイドを崩して、折り返してゴールを奪おうとしとったがやね。

それに対して八戸は、普段やってるサッカーかどうかは別として、やることは結構シンプルながやね。両サイドでボールを散らしながらよぉ、空いたレーンから突破を図ったり、2トップの谷尾と秋吉にシンプルに蹴っていかっしゃる感じながよ。ゴール前に関しちゃ、味方選手の上がりとか関係なしに、基本はアタッカー陣の個の勝負でゴールを狙う感じやちゃね。

ポゼッションは大方カターレが上回っとったがやし、大半は相手陣地で試合をしとったがいど、守備時の八戸ちゃ、5-4-1に近いフォーメーションで固いブロックを形成しとったがいちゃ。自陣まで入ってこられたら、無理にボールを奪いに行こうとせんと、ボックス内まで引いておいて、我慢強く跳ね返すという、割り切った戦い方を演じとんがよ。

ただ、決勝点がショートカウンターから決めたこともあってか、勝負どころは相手陣地にボールが入ったときに、最終ラインを一気に上げて、人数掛けて上手く網に掛けてインターセプトを狙おうとしとったがいちゃね。

大石監督のチームやし、もうちょっこし繋げてくるチームかと思っとったとこやけど、この試合に関しちゃ、結構割り切った戦い方やし、逆にカターレのポゼッションの高さを逆に利用して、スペースができたとこを上手く攻めてた感じやちゃね。自分達の戦い方に溺れることなく「相手と噛み合わせながら勝利に繋げた」に尽きるやろう。

本当に「あとは決定力」なが?

よくツイッターでも「チャンスメークできとらーに決定力ないにか?あともうちょっこしやにか」…と聞いたりするちゃね。

これ、カターレは何年も言われてきとることやちゃね。カターレにとっちゃ、忌まわしき試合である、2015年の天皇杯富山県大会決勝の富山新庄クラブ戦でも、散々攻めといて、結局PKで負けてたりするがいど、その後に監督が何人もやってきとんがやけど、あの頃と言ってることが全く変わっていないと感じるちゃね。

ということで、今までのJ3の1位、2位とカターレの1試合ごとの得点率を出しとくちゃ

2014年
1 金沢 1.69点(33試合56得点)
2 長野 1.75点(33試合58得点)

2015年
1 山口 2.66点(36試合96得点)
2 町田 1.44点(36試合56得点)
5 富山 1.02点(36試合37得点)

2016年
1 大分 1.66点(30試合50得点)
2 栃木 1.26点(30試合38得点)
6 富山 1.23点(30試合37得点)

2017年
1 秋田 1.65点(32試合53得点)
2 栃木 1.37点(32試合44得点)
8 富山 1.15点(32試合37得点)

2018年
1 琉球 2.18点(32試合70得点)
2 鹿児島 1.43点(32試合46得点)
11 富山 1.28点(32試合41得点)
※浮氣監督時は1.00点(10試合10得点)
※安達監督時は1.40点(22試合31得点)

2019
1 熊本 1.61(13試合21得点)
2 北九州 1.15(13試合15得点)
7 富山 1.23(13試合16得点)

これまでの優勝チームは、1.6点以上と考えるとよぉ、カターレは全然やちゃね。これまでの2位にしても、1.2点やと昇格したクラブは未だになかったりするしのう。

内容的によぉ、今季のサッカーを評価する声は大きいがいど、実は得点率はかなり下がっているのが現実やったりすんがいちゃ。特に去年は安達さんが監督になってからは、えらい得点数は増えてきとって、監督交代後の得点率は昇格した鹿児島に引けを取らんかったりするほどながいど、今年はかなり落ちているのは、データから見ても明らかやろう。

確かに今季ちゃ、ペナルティエリアを崩してよぉ、あと一歩の局面を作っていたりするがで、見た目的には「内容がいい」と言えるものにはなってきとるかもしれんちゃ。

ほんじゃけど、悲しいことに現実は反比例しとんがやね。

今のままやと得点力不足は解消せんちゃ

本当は図を用意して解説したいとこやけど、カターレちゃ、ショートパスを多用して、相手のペナルティエリアを攻略していこうとしとんがやけど、相手選手を剥がすことまでできとるわけやないがで、いくらゴール前にボールが入ったとこで、相手選手が間に合ってしまうがよ。

何度も試合見てりゃ、「どっちみちサイドから抉って折り返すがやろ?」というのが透けて見えるわけやし、相手もそれを分かってりゃ、コースを限定して、ブロックを作れば防げるわけやから、それをカターレが愚直に繰り返していようが、ゴールが決まる確率自体は高くなるわけではないちゃね。

ましてや、連携で崩していこうとする意識ちゃ、カターレはあんまりにも強すぎるがやね。それもショートパスで繋ぎ倒そうとするもんやから、選手同士の距離も狭くなっていくわけやから、ピッチを広く使えるわけではないがよ。たくさんの人間を経由していこうとするたびに、みんなボールに寄っていくばっかしで、肝心のゴール前でポジションを取る選手とか、全然おらんがになっていったりするちゃねえ。

つまり、パス回しに参加する人数が増えれば増えるほど、ゴール前で準備する選手が減ると考えたら良いちゃね。

アタッキングサードを崩していくのちゃ、チームでやっていくがに、最後の詰めのとこは、個人の技量に投げっぱなしながいちゃ。どんだけパスを回そうが、相手のポジションを動かせないようやったら…得点は無理やろうし、決まってもラッキーとしか言いようがないちゃ。

カターレは「遅い」チーム

この試合が終わった後よぉ、相手のヴァンラーレ八戸のサポーターさんの知り合いと会ってよぉ、駅まで送ってあげたがいど、そのときに話しとって、いろいろ気付かされたがいちゃ。

八戸ちゃ、スピードでぶち抜いてくるタイプがどうも苦手でよぉ、そういうとこで勝負してこないで、ひたすらパスで崩しにかかろうとしとったカターレはやりやすかったらしいがよ。

そりゃそうやろうのう。ほんじゃって、カターレちゃ、得意なパターンでしかできることがないのが正直なとこで、せっかく高い位置でボール奪ったとこで、味方の上がりを待ってばっかしながで、相手としちゃ、ゴールまでの最短コースを取ってこん「遅い攻めしかせん」がで結構やりやすいもんやろう。八戸の谷尾みたいがに、難しい状況でも積極果敢にゴリゴリっと攻めていく、単独で崩していく選択肢がないがなら、尚更やちゃね。

この辺りのことは、もうちょっこし掘り下げて、また違う機会にでも更新していきたいとこやけど、相手のサポーターさんと話しとると、正直頭の痛い問題があるのは気付かされたとこではあるちゃね。

カターレは自分達のサッカーをヤリきろうとするのは悪いとはいわんがやけど、もっと相手を意識することは大切やろうのう。結局は同じことしかできんがになっとると感じるしのう。

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